【仕事】立食パーティーに放り込まれたときの対処法
(このnoteは3分で読めます。約2,300文字)
皆さんは、周りの方が知らない方ばかりの立食パーティーに放り込まれたことはありますか?自分のコミュニケーション能力に自信がない方にとっては、そんなシチュエーションは想像しただけで立ち眩みが起きてしまいそうです。
先日、とあるシンポジウムに参加したときのことです。講演後、夕食を含めた立食パーティーがありました。私は、仕事でそのシンポジウムに上司と共に参加していました。講演会と立食パーティーは事前チケット制でした。上司から事前に『講演会と立食パーティーのチケットを購入しておくように。』と言われていた私は、ちゃんと2つのチケットを購入していました。
講演会が終わり、『○○さん(上司)、では立食パーティーの会場に向かいますか。より多くの方と名刺交換して、関係を広げるのが目的ですよね?』と聞くと、上司から衝撃的な言葉が返ってきました。
『○○君(私)、実はチケット購入できていないんだよね。でも、忘れていたわけじゃないんだ。申し込みが開始されてから数日後に購入しようとしたら、既に完売していたんだよね。』
と、よく分からない言い訳と共に、知り合いが誰もいない立食パーティーにソロで放り込まれることになりました。皆さんならこんな時どうしますか?『夕食を食べに行くんだ。』と割り切って参加しますか?
このnoteでは、ソロで立食パーティーに放り込まれたときの私が実施した対処法について書きます。
✅1、まずは同じソロを見つける
さて、立食パーティーでは必ずと言っていいほど主賓が簡単なスピーチと共に乾杯の挨拶をします。乾杯をしたらまずは腹ごしらえをしましょう。たいていの場合は、ブッフェ形式だと思います。取り皿をとり自分の好きな食べ物を盛りつけましょう。
ここからがポイントです。乾杯した元のテーブルには戻らずに周りを見渡してください。同じようにソロで参加している方が必ずいます。同じソロの方を見つけたら、その方のテーブルまで移動します。そして、横まで来たら『ここのスペースいただいてもいいですか?お皿を置くところがなくて。』と言って話しかけます。
大抵の場合は『もちろんです。どうぞ。』と言ってもらえます。そしたらすかさず、『あ、すみません、名乗るのを忘れていました。○○と申します。宜しくお願いします。』と自己紹介を始めます。そうすると、相手も同じように自己紹介をしてくれます。
ソロの方を見つけるというのがポイントです。既にグループができている中に入ろうとすると、そのグループの会話を止めてしまったり、そのグループの会話をキャッチアップしなくてはいけません。かなり高度で疲れるプレイであるため、グループに無理やり入っていくのではなく、ソロの方を見つけるのがオススメです。
大抵の場合、ソロの方は話しかけられるのを待っています。当然です。立食パーティーに参加しているのですから、『誰かと話さなければならない。』と焦りすら感じているかもしれません。自分から話かけるのではなく相手から話かけてくれるのですから、あなたに話かけられたソロの方は『救いの手を差しのべられた。』と思ってくれるかもしれません。
✅2、他己紹介をする
ソロの方と一通りの会話を済ませたら、もう一人ソロの方を巻き込みましょう。もし、他のソロの方を見つけることができなければ、タイミングよく通り過ぎた方でも構いません。『こんにちは。』と話しかけてみてください。
3人のグループを作ることができたら、ここからがポイントです。新たに加わった方に対して、もう一人の方を他己紹介してあげてください。本人に自己紹介させるのではなく、先ほどの会話から得た情報をこちらから話すことがポイントです。
そうすると、他己紹介された側は『あ、この方は私の話をしっかり聞いてくれたんだ。』とこちらに対して信頼を持ってくれます。また、他己紹介する自分自身は、その方の情報を思い出しながら話すことでより記憶に残りやすくなり『結局、あの人の名前何だったっけ?』という事態を避けられます。
また、新たに加わった方に対しても、既に2人の関係ができあがっていることをアピールすることができます。『2人は互いを知っている』『もう1人は知らない』という状況を作り出すことができ、情報の非対称性が生まれて一種の優位性を取ることもできます。
✅3、出身地を聞いてオススメのお店を聞く
では『3人で何を話すか』ということですが、私のオススメは『出身地を聞いてから、その地域のオススメのお店を聞く』ことです。まずは『どちら出身なんですか?』と聞いてから、『もしそこへ行くなら、どこのお店がオススメですか?』と話を展開させましょう。
旅行した際に訪れる場所の候補が増えるため、シンプルに有益な情報を得ることができます。オススメの場所を言われたら即座にGoogle Mapを開き、ピンを立てましょう。
『ちゃんと私の話を聞いてくれているし、本当に行く気があるんだ。』と思ってもらうことができます。相手がノッてくれると、どんどんオススメのお店を教えてもらえますし、地元民しか知らないようなオススメの場所も教えてくれるので有用です。
✅4、まとめ
上司に対しては、『なんでソロで立食パーティー行かせるんだよ』と若干キレてしまいそうですが、何とか『まずは同じソロを見つける』→『他己紹介をする』→『出身地を聞いてオススメのお店を聞く』で乗り越えることができました。
パーティーでの人脈作りや会話の続け方に不安を感じる方に少しでも役立つと嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。