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なぜサロンだったのか。

2021年8月13日
私は決してマッサージマニアでもなく、肩こりが酷すぎて整体や、ボディケアを受けに通いつめたわけでもない。


たまに利用することはあったけど、セラピストを指名して毎週行くとか、リピートすることもなく、ふと思い立ってサロンを予約、ふらっと立ち寄る、そんな感覚で利用していた私がセラピストになる。


だから、ぶっちゃけ、コリや身体の辛さに共感や、寄り添いができなかった。

心ここにあらずの状態で、「金」のため、生活のための仕事としてやっていたな、と今思えば。

なぜセラピストなのか。

なぜセラピストじゃなきゃいけなかったのか。


会社員脱サラして、転職、他の仕事でも良かったはず。


それなのに、なぜ。


私は3回目の育休中、ベビーマッサージを受講していた。


ベビーマッサージの資格を取ることができた。


この3回目の育休で、私は会社を辞めようと思っていた。私の中で「戻る」という選択がなかった。


きっと辞める意思はもっと前からあった。

なぜなら私は新しいことを始めたいと思っていたから。

「企業勤務、正社員16年」というステータスより、違うことがしたかった。

しかも、会社員ではなく、自分で何かやりたかった。


転職も考えたけど、「新しい会社で働く」私が想像つかなかった。


会社員が向いている人、そうじゃない人がいる。その中で私は向いてない社会不適合な人間だった。


単に合わなかった。


仕事は出来たけど、会社に貢献、社会に貢献、生きがいを感じる私ではなかった。


このままだと、「ヤバイ」。

何がヤバいのかは全く分からないけど、私の何かが、ヤバいだった。


私の周りは会社が好きな人もいるし、仕事好きだし、生きがいを感じてるし、そんな人を見るのはすごくカッコいいなと素直に思ってたし、かといって私は違った。


話が戻るけど、私の中で「会社を辞める」意思はあったから、育休中、何をしようかずっと考えていた。


ベビーマッサージの資格とって、ベビーやママ向けに講師・・・・。

テンション高い私が想像つかなかった。

(勝手にベビーマッサージの先生ってイベントに参加したり、みんなの前で楽しくお話しできたり、テンション高くないと出来ないと思っている)


ベビーマッサージの先生は私にはハードルが高かった。


私が受講した、ベビーマッサージの先生は他にリフレクソロジーの資格も持っていて、受講可能だった。


リフレクソロジー!?!?


私はリフレクソロジーってなんとなくしか知らなかった。

でも。

リフレクソロジーって、老若男女、言葉関係なくみんなに施術できるじゃん。


誰にでも簡単にしてあげられる、そして喜ばれる、リラックスできるもの。


私は子供達や、家族にしてあげたいと思った。

気持ちいいって思ってくれると嬉しいなと思った。

子供達がもし、今後何か悩みや、言いにくいこと、抱えていることがあれば、話を聞いてあげたい。その時に使えるのではと思った。


小さい頃は、ギュッと抱っこできる子供達もだんだんと少しずつスキンシップがしづらい年齢になってきた時にいきなりハグは正直気持ち悪い。

でも、足裏を小さい頃から触っていたら、抵抗感なく子供に触れられる。

私の中でスキンシップするにはちょうどいい距離感と、この習慣さえあればお互いの温もりを感じられる、母の愛を感じてもらえる方法だと思った。

なんてったって、足裏って気持ちいいから、リラックスしてくれる。

リラックスしている時って心が開きやすいと思っているから、リラックスした状態の子供は素直に話ができるのではないかと思った。


子供達に本音を出しやすくするためのツールとしていいのでは。


私の直感で「これだ」。


他にも選択肢はあったはずだけど、私の中ではすでにリフレクソロジーでした。


リフレクソロジーの資格を取って、家族にやってあげよう、が最初のきっかけ。


その資格を活かして他の人にもしてあげたい。そしてサロンをオープンする、いずれ講師としてリフレクソロジーを伝える人になる!!

という目標ができました。


「サロンを開業する」


私は会社を辞めて新しいことを始めるということが嬉しくて、乳児抱えながら、おんぶしながら先生とマンツーマンで練習。


足裏の反射区を覚えたり、技術を覚えるのに必死だったり、久々に勉強をしました。

でもそれも楽しかった。

結構体のことを知るのは好きなんだと私自身を知ることができました。


福島県で開催する試験に向けて、母に上京してもらい、家族全員に協力してもらったのを覚えています。


そもそも私はサロンオープンしたきっかけは、自分の不調や、マッサージマニアでもなく、「相手の本音を聞き出す」でした。


改めて私は相手の本音にこだわっていたんだなと、気づいたことでした。


だから、ぶっちゃけ、技術、反射区、体への影響、知識よりも、「本音を出してもらうため」のツールでしかなかった。

そこにしかこだわってなかったということ。


私はただ、「本当の自分」でいる人たちを増やしたい。

本当の自分でいる、ということは、本音でいるってこと。感情に蓋をしたまんまだと、自分に嘘ついているから、本当の自分ではないってこと。


だから、本音でいられる環境が必要で、ここは安全な場所だよと、居場所が必要だと思っていて、家族にとっては、家(私)が居場所、お客様にとってはサロン(私)が居場所になればいいと思っていること。


ブログを書きながら、私が何のためにサロンなのか、こだわりを思い出せて良かった。

子供中心の写真と共に私の呟き付きでInstagramにて日々更新中



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