見出し画像

37.≪夫婦の幸せこそが、無上の・・・≫

『人と人が一緒に仲良く暮らす』、こんな単純なことが、今の世の中出来ないのです。人には優しさも思いやりもあり、並外れた高度な知性を持つ動物なのに、です。

 

人は、人と仲良くし、楽しくなければ、人生、絶対楽しくは無いのです。人の人生は夫婦で決まります、夫婦、仲良くなくて人生楽しいはずはありません。

現状、喧嘩ばかりの夫婦、片方が威張り散らす夫婦、お互いに我慢し合っているが嫌で嫌で仕方ない夫婦。

 

主義主張も知識も経験も趣味も関心事も好き嫌いも感じ方も考え方も、みんな違うのに一緒に暮らして、軋轢が起こらないことの方が可笑しいと思いませんか。これまで違う世界で暮らしてきた人たちが、縁あって一緒に暮らす、それも仲良く暮らす、そんなことが可能なんでしょうか、甘いと思いませんか!

 

じゃあ、どうやってうまく、仲良く、そして楽しく暮らせるように工夫をしているのでしょうか?

 

何もやっていない?なんかおかしくないですか?

 

でもね、人間は元々違う生活の人々が一緒に暮らすようになる動物なんです、折角、好き同士、愛し合う同士巡り合えたんですから。お互い知性を持つ高等な動物、人間同士なんですから。

 

人は小さい頃から、個人個人で頑張る、競争して一人で周囲と戦う世界で生きてきています。それゆえ、仲良くする世界を知りません。人は本来の自然界の人間社会の基本、つまり、仲良くする世界を知るべきなんです。

人間は一人では生きて行けない、この世は一人で生きる世界では無い、ことを理解するべきです。基本は夫婦、そして、その子供達なんです。

その家族が仲良くする方法です。二人で一人前なんです。決して完璧な人間同士ではないはずです。まずは、批判、非難、皮肉、軽口含めネガティブ感情は全て捨て去る、です、『相手と仲良く、相手を大事に』一色です。そうすれば、仲良く、楽しく暮らすことができるんです。それこそが本来人間の住むべき社会なんです。人は心で思って行動する唯一の動物なんですから。

 

人としての苦労をし、幾多の未知の情報、知識、常識、ルール、慣習等々を覚え、一人前の社会人、人間社会の民として育って行くのです。夫婦も同じです。片方の未熟な意地を押し付けて上手く行く訳がないと知るべきです。最初から完璧な夫婦が居る訳がないと思いませんか。

 

二人で一人前、だから協力し合って行こう、です。だって、一緒になって初めて男と女、それぞれの違いに直面するんですから。まぁ、恋人時代、同棲時代が有ってもお互いに分からないことが多いのです。男と女を超えて、人間とは、に直面するのです、思い知ることになるんです。上手く行かないことが多いのです。

でもね、基本は『相手と仲良く、相手を大事に』の思いだけです。この思いさえあれば、数々の違いは乗り越えられます。感情の激昂も言葉の怒気も禍害語も無く、『相手を大事にする』思い、ぶれずにこの思いをしっかりと双方が共有することです。

 

夫婦は、共同生活者です。我がまま勝手、非難合戦の場ではない、苦楽を共にし世界で一番幸せな暮らしをする場なんです。心を持つ人間同士がくつろげる、安心できる、人と人の信頼と安寧の場なんです。夫婦は、男と女のカップルで、二人で一人前なんです。あの夫婦は仲が悪い、とかあの夫婦はいつも仲良しで、笑顔で羨ましい、とか、夫婦は、一括りで言われるんです。夫婦は、他と切り離された特別な一組、特別な世界です。

 

第一に、物理的現実社会の仕事の分担、共同作業者。食事、洗濯、掃除を始めとして、ごみ捨て、子育てや教育、貯蓄や日々の収入や支出等の経済、仕事、親戚付き合い、冠婚葬祭、保険、医療管理、介護、住居、実家、ご近所付き合い、趣味、旅行や娯楽等々。日々暮らしてゆく上での日常的にやるべきことが無数にあります。知識や能力の優劣の世界では無い、みんな同じ人間なんです。偏見や変な主義に囚われ、この共同作業ができない夫婦が多い。これらを分担しお互いが助け合い協力し合って一家としての一つの仕事を為す。双方が仲良く楽しく共同生活をトラブル少なく遂行することが夫婦の重要な仕事。

 

第二に、感情的信頼関係とゆとりの癒しのリラックス空間の創出の共同構築者

心を持つ人間は、心の安寧がその幸せを大きく左右する、一人でこの空間を創出できる訳はなく、心の安心空間の創出こそが二人、つまり夫婦の主たる使命です。多くの夫婦はこの空間が創出できていません。心を持つ人間であることを忘れています。お互いが相手のために生きる、そうすると相手もそれに応える、です。それが相手と共に生きる、です。心を持つ人間の夫婦は、野生動物の夫婦とは異なるのです、イヤ、変に意地の悪い人間同士より野生動物の方がまだ幸せかも。もっと原始的な素直な心に還りましょう、です。ここは、双方の心身の健康を左右する重要ポイントでもあります。

 

第三に、人は、生まれてきて良かった、楽しかったと言える人生を生きる、です。楽しくなくて何のための人生ぞ、です。楽しく生きる方策を二人で生きるのです。それは第一の経済的成功、地位名誉の獲得、趣味や特技等々でも良いし、第二の幸せな空間で本人たちが楽しかったと思えれば、それでも可、二人の人生を楽しむ、です。

 

人間の夫婦に必要なのは、この三つです。だれもが、第一だけに汲々として、本来あるべき第二、第三を全く軽視、無視しています。幸せな生き方をしないで、生きることを苦しいだとか、辛いだとか嘆くのは、明らかにオカシイのです。本来の心ある人間の夫婦を生きていないのです。言い過ぎでしょうか?

 

でもね、毎日仲良く笑顔で楽しく暮らしている夫婦も実際に、本当にいるんです。夫婦が仲良く楽しく暮らす家庭は、リラックス、安心、安寧、癒される空気なんです。

外では『比較、競争、戦い』の人間組織社会でも、家に帰れば『リラックスし、癒し癒される』自然界の穏やかな人間社会なんです。強烈な交感神経が、穏やかな癒しの副交感神経優位に切り替わるのです。ここで心も身体も自律神経のバランスが取れるのです。そして心身の不調も吹き飛んで行くのです、こういう世界に幸せはやって来ます。(誰でもとは言いません、が、)或る種の人々には意外と簡単なんです。

 

人は勘違いしています。これまでの一人の暮らしの延長線での幸せを思うのです。しかし、夫婦になって初めてこの世の幸せと言うものと真剣に向き合うことになるのです。本当の幸せは人と人の間に有るのです。他人と一緒に暮らすようになって初めて人間としての暮らしを体験するのです。初めて人間と言う生命体に生まれ変わるのです。そして初めて、他人とも、己とも向き合うことになるのです。そこでどうしてよいか分からずに右往左往し、悲嘆にくれるのです。

 

それまでは一人で何をしようがたったひとりの世界でした、価値観の違う人と一緒になって初めて人間というものを知るのです。他人と一緒に暮らすことの大変さ、そして大切さ、その先に、一人では決して得られることのなかった大きな素晴らしい幸せを知るのです。生まれてきて良かった、一緒になって良かった、こんなに楽しい素晴らしい人生があったのか、と、そこでやっと気が付くことになるんです。
自然界の本来の空間は一歩踏み出す勇気が有れば現実になります。折角の二度と無い人生、仲良く楽しく幸せに生きましょう(H/P 書窓けやき通り)

いいなと思ったら応援しよう!