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令和六年 三月
白山比咩神社
鎌倉の白山神社を訪れてから
白山比咩神社のことが気になっていた。
年始に能登の震災もあったので
夜明けに銭洗弁天で洗ったピカピカの五円玉を
白山比咩神社さんにお届けしたかった。
気になっていた宿は、2名からしか予約が取れず
どこか他に気になる宿はないかなぁ…。
と探し当てた宿に、連泊することにした。
人生初の石川県へ。
(結果的に、この宿が好きすぎて、以降度々訪れることになる)
鶴来駅に降り立ち、金劔宮と白山比咩神社にお参り。
他にすることもないので、のんびりお参りをするだけ。
ピカピカの五円玉を無事白山比咩神社へ奉納した。
雪が降り積もり空気は澄み渡る。大好きな地となった。
本殿の御祭神は、くくり姫さま、伊弉諾伊奘冉さま。
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俳句結社「澤」へ入る
降り積もる雪を、宿の窓から眺めながら
「澤」のサイトをみていた。
SNS上で、澤に入られている俳人の方々の投稿を拝見しながら
いいなぁいいなぁ。と思いながらも
尻込みをしていたところ
後に俳句の先輩となる方々が、親切に声を掛けて下さり
あれよあれよと言う間にトントン拍子に入会することに。
住まいからも遠く離れ、初めて訪れる地で
どんどん物事が進み、軽やかに運ばれていく。
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座敷童さんのこと
白山でお世話になった宿はすばらしくて、すっかり宿のファンに。
宿中に、大女将が生けた生花がたっぷりと飾られていて
避難者の受け入れもされていた。
古い建物なので、あちこち経年劣化はあるものの
丁寧に手入れされていて
女将さんはじめ皆さまとてもやさしく、清潔✨
お風呂は、広大ではないが一人で入るには充分な広さで
湧水をアツアツに沸かしていらっしゃる。
このお風呂が大好きで、連泊中何度も入浴したが
いつも貸切状態だった。
お食事もおいしくて、なんて気持ちがよく、うつくしい宿だろう💭と終始リラックスした滞在だった。
泊まったお部屋は、期せずして座敷童さんがいらっしゃる部屋だったようで、連泊した二日目の丑満時。
夢枕に現れた。
灯りが消え、ものすごい突風が吹いたかと思うと
着物姿に前髪を切り揃えたロングヘアの女の子が
朱色の何かを撒き始めた。
どんどん撒いていって、一面が一色に行き渡ると
ふっと目が覚めた。
夜中で、まだ真っ暗
普段、夢をみても寝汗などかかないが
びっしょり汗だくになっていた。
あの撒いてたのは何だろう?と検索すると
インドでは「ホーリー祭」という色粉を塗ったり色水を撒く祭があるらしい。
邪を祓い五穀豊穣を祈る祭だ。
毎年ヒンズー教の暦によるファルグン月の満月の日(2月下旬から3月上旬)に開催されるという。
時期は、重なっていた。
祈年祭の種蒔きということか。
龍隠庵
戻ってきてから鎌倉へ御礼参りへ。
円覚寺に寄ると、猫がいた。
ついていくと、境内の外れに小径がある。
その先に龍隠庵があった。鱗紋だ。
何故か引き込まれてしまった。
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篠島 御嶽と鯨浜
以前、伊勢でひとりのおじさまに出会った。
参拝するようになった経緯について
偶然雑談をする機会があり
私は能楽を観はじめたことから、色々な場所やその地の神さま、既に他界した人、または人ならざるものに関わりが生まれた事がきっかけで。
と話をしたところ…
その方は、孫が生まれ
古事記を買って読み聞かせをするうちに
自分も不思議と参拝をするようになったのだと仰っていた。
孫に古事記を読み聞かせようという発想がすてき。
今は図書館でも、読み聞かせをされているとのこと。
愛知の離島にお住まいで農家をされており
向かいのお家のお婆さまが、神宮に糸をお納めされているとのことだった。
その方がご高齢のため、ご近所のよしみでお手伝いはしていたが、これまでは伊勢に来ることがあっても、旅行のような遊びとしての訪問だったのだけど
古事記を読み聞かせるようになってから、それが一変したのだと仰っていた。
その経緯を伺って、感銘を受けた。
私は、愛知の離島について全く知識がなかったので
へぇーあそこに島があるのかぁ💭くらいに思っていたが
…
伊勢に参る予定を控えた、ある日の朝
浜に打ち上げられた大きな白い鯨の夢をみた。
入江のような場所で、その鯨は亡くなっており
たくさんの人が綱を持ち、周りに立っていた。
唐突に現れた鯨の夢に驚いた。
海のない地で生まれ育ち
生きてきた中で鯨とは何の接点もなかったので
ポカン😮としてしまった。
そして、伊勢に行くにあたり今回はどこをお参りしよう。と思った時に愛知の離島を思い出し
あ。篠島に行ってみたい。
と急に思い立った。
(伊勢で出会ったおじさまは別の島)
急遽、一泊で宿をとり、向かう。
その日は、一日中雨だった。
島は、まるで時が止まったようで
陰陽どちらもなく、ゼロ。そんな不思議な感覚。
ここでは、神宮の鯛が調製されている。
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島では、こんこんと水が流れていた。
通りという通り、木の幹、翁の謡を思い出した。
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この地では、お正月に八王子社の神霊オジンジキサマを、神明社にお迎えするオワタリサマの神事が行なわれるらしい。
灯りを消し、一歩も外に出てへならない。
その姿を決してみてはならない。
息を潜めるのだ。
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島の地図を片手に
木花咲耶姫の元へ向かった。
が…そこに待っていたのは
薮だった。
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看板があり
木花咲耶姫こちら。という感じで矢印がある。
立ち入っても良いようだが、どう考えても薮しかない。
(この時は、知る由もなかったが、これは御嶽である)
せっかく来たし…と
恐る恐る薮に一歩一歩足を踏み入れた。
そこは、胎内のようだった。
外観とは裏腹に、中はぽっかりと小さな空間があり
日の光が差し込む。
地面は掃き清められ、さし木が何本も植えられていて
生命力に溢れていた。
地域の方が丁寧にお祀りされていることが伝わる。
正しく神聖な場所だった。
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(場所が場所なので、この先の写真は差し控えます🙏)
しばらく、その場にて祈る。
さて、夕暮れが近づき
さらに進む。
曇ってはいたが、うつくしい夕暮れだった。
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翌朝
夜明けをみてからチェックアウト。
ふと、地図をみると鯨浜とある…。
鯨…。
行ってみた。
入江といい、夢でみた通りの場所にみえた。
古代の人の暮らしに想いを馳せた朝だった。
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篠島でも人が訪れることが少なく静かで砂浜が美しく広がる浜。この浜の中央付近から弥生時代の遺跡が発見されたこともあります。かつて、篠島周辺で捕鯨の行なわれていた頃に、この浜へクジラが陸揚げされていたことから「鯨浜」の名前がついたと言われています。
篠島での一泊は、何故か煌めく夜空に飛ぶ黒龍さまの夢だった。
篠島を後にして
初めての伊勢湾フェリーで伊勢へ向かった。
不思議な島だった。
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