No.53 違いは、能動と受動だったのか…
質問者:就職してから、早いもので、3年。
最初はたいして差なんてないと思っていたら、同期は、責任ある仕事を任されて、楽しそうにどんどん仕事をしている。
一方、自分はあまり変わり映えがしなくて、だんだんあせってきた20代女子。
Q:先生、入社時には大差はなかったはずなのに、ある人は期待されて活躍でき、そうでない人もいます。
このような差は、どこでついてしまうのでしょうか。
A:いい質問ですね! では、お答えしましょう。
仕事への取り組み方から見た場合、受け身の100点は、能動の30点に負けてしまうのです。
どういうことかというと、能動の人は、最初、30点だったとしても、次には40点になります。
次は、さらに点が上がります。
そうやって、積極的に仕事をしているうちに、どんどん力をつけていきます。
すると、仕事を任せる側は、言われたことだけをそつなくこなす100点の人よりも、最初は30点だったけど、伸びしろのある能動の人に、仕事やチャンスを与えるようになります。
それが長年のうちに、どれだけの差を生むか、想像できるでしょうか?
実は、目上の人が見ているのは、今、仕事ができるかどうか、とか、もともとの能力が高いかどうか、よりも、仕事や人生に対する積極性です。
それを知っておいて損はないでしょう。
質問者からひとこと:
うーーん、そうだったのか。
確かに私は、まじめに努力する、いわゆる優等生タイプかもしれません。
失敗が苦手なので、冒険や挑戦は、決してしないです。
そういうタイプは、期待されにくい…
耳が痛いけど、このまま終わるのも、しゃくな感じ。
自分にできそうなことがあるかどうか、考えてみます。