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No.19 年齢を重ねることに、醍醐味がある?

質問者:最近、見た目も体力も記憶力も、なにもかもが一気に下降線をたどっているのを感じて、かなり落ち込みます。

何歳まで生きるかわかりませんが、今からこういうことで、厳しい高齢化社会を乗り切っていけるのか? とても不安に感じる50代女性。

Q:フランク先生は、いつ見ても、お元気そうで、楽しそう。

ですが、私は先生よりも若いのに、先行きに希望が持てず、暗い気持ちになりがちです。

先生のような年齢の重ね方って、どうすればできるのでしょうか?

A:それについては、私がお世話になっていた先生のことをお話ししましょう。

その先生はかなりのご高齢で、高い技術をお持ちなのに、少しも偉ぶったところがなかった。

話し方やたたずまいも素晴らしく、圧倒的な信頼感を得ておられました。

私が、この先生のところに行くときは、決まって体調が悪い時だったのですが、いつもこう思っていました。


この人のそばにいられるだけで幸せ。

身体がどんなにつらくても、先生のお顔を見るのは、楽しみだった。

この人のところに行けばラクになる、という安心感があったので。


確かに、年齢を重ねることを、肯定的にとらえるのは、難しいことが多いです。


ですが、過ぎ行く時間とともに、人に安心感を与えられる、そばにいるだけで幸せ、と感じてもらえる存在になれる。

年齢を重ねることに「醍醐味」のようなものがあるとすれば、それは、この先生のような存在になれることだと思います。

答えを聞いて、質問者からひとこと:

蓄積がある方の言葉は、とても含蓄が深く、心に響きました。

そばにいるだけで、人に安心感を与えられるくらいの自分になるには?

自分の目指すものに向かって進んでいく時間の積み重ねだと思えば、年を重ねることも怖くない。むしろ、肯定的にとらえられますね!




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