No.120 最近よく言われる「自己肯定感」って、高いとほんとにトク?
質問者:最近、日本人の「自己肯定感」の低さが問題とされることが多いと思います。
たしかに、自分も自己肯定感が低く、それをなんとかしたいと感じている20代女子。
Q:先生、「自己肯定感」を高くするにはどうすればよいのでしょうか?
A:実は「自己肯定感」は、ムリに上げようとしなくてもよいのです。
なぜか? その理由をお話しましょう。
「自己肯定感」とは、私の定義では、「苦しいときにも、きっと自分ならやり遂げられる、と思える感覚」と考えます。
そういう「自己肯定感」なら、あった方がいい。
ただし、今の使い方をみると、ありのままの自分でいい、変化の必要はない、ととらえている人が多いようです。
それでは、変化や成長の可能性をみすみす手放していることになる。
人は、生きている限り、成長を続けることができ、その結果、もっと楽しく、もっと充実して生きられる可能性があります。
それなのに、現状維持させようとする「自己肯定感」に、意味があるでしょうか?
重要なことは、自分を肯定することよりも、その時々に必要な行動をすばやくとることです。
その時点の自分にとらわれるよりも、未来のために、やった方がよいことをとにかくやってみる。
そうすれば、結果的に「自己肯定感」が高くなっているはずです。
質問者からひとこと:
たしかに、なるほどです。「自己肯定感」の高さを気にするよりも、できることを探してやった方がお得、と気づけました。
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