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Fが考えた霊感商法に著名な考古学者たちが洗脳されたに等しい

 家永三郎が霊感商法で悪名高い統一教会と関係が深かった筑波大学当局を猛批判していたことを私は前に書いた。

 翻って考えてみると遺跡ねつ造事件当事者Fの考古学でやったねつ造事件は統一教会の霊感商法のようなものではなかったのか?と思う。

 初めは日本に原人など存在しないと考えていた芹沢長介

 私の卒業した東北福祉大学は残念ながら遺跡ねつ造事件に関して大いに関与した大学であり、今も事件に関しての批判が継続している大学でもある。

 東北福祉大学や東北大学の考古学教授たちとFは関係を持ち、特に日本の旧石器時代の権威だった芹沢長介とFは関係を強くしていった。

 芹沢長介に関していえば日本に旧石器時代が存在しないと学会で批判が絶えない時代に相沢忠洋と一緒に考古学の発掘調査を繰り返し、群馬県の岩宿遺跡で日本に旧石器時代があったことを証明したパイオニアでもあった。

 芹沢長介に関していえば初めは岩宿遺跡で後期旧石器の石器を発見していたので、もしかしたら前期旧石器の石器が見つかるのではないか?と考えていたという。

 しかし、芹沢長介自身もあくまで当初は後期旧石器の石器を発見するために発掘調査をしていたわけであり、Fがねつ造して大宣伝していた日本に原人がいて、東北地方に優れた文明が存在していて、実は日本が世界の文明の中心地であるとは全く考えていたわけではなかったという。

 あくまで芹沢長介は日本に原人など存在しないし、昔、明石原人という日本原人が存在したが、あくまでそれは戦前の考えであって単に弥生時代に日本に住んでいた日本人の骨でしかない、と日本原人説に否定的だったという。

 芹沢長介も人類の起源はアフリカ大陸のキリマンジャロ山近くのホモ・サピエンスが世界中に広まっていったというオーソドックスなグレート・ジャーニー説に賛同していたわけであり、Fがねつ造した日本原人の文明起源説など全く信じていなかった。

 しかし、芹沢長介もFの考古学版霊感商法にじわじわと洗脳されていき、いつの間にか単に日本に前期旧石器時代は存在するが、原人はいないという考古学上の客観的な研究の初心を忘れてしまったのだろう。

 いつの間にか日本に原人がいて実は原人が高度な文明を持っていて縄文文化につながっていったというFのねつ造を裏付ける学説に傾斜してしまい、冷静な視点を一気に失ってしまった。

 Fが霊感商法のようにねつ造した石器に考古学教授がどんどんと洗脳されていった悲劇

 Fは考古学のねつ造に関して1970年代から始めていたというが、Fの遺跡ねつ造に関しては用意周到な計画性があったとしか思えない位、手が込んでいた。3つめの遺跡からFはねつ造を始めていたというのだから、魔が差したというのは真っ赤な嘘でしかない。

 悪名高い統一教会の壺とか多宝塔とか印鑑を法外な値段で販売する霊感商法のようにFは考古学の知識を悪用して、ねつ造に邁進していたのではないか?

 統一教会の霊感商法も初めはどうもうさん臭い?と思っているが、繰り返し統一教会の販売員に接触しているうちにだんだんと壺や印鑑や多宝塔は本物であり、購入すれば悪霊を追い出せると信じてしまうような仕組みになっている。

 同じような理由で『原理講論』という統一教会の経典もキリストが韓国に再臨して、メシアは文鮮明だと信者は初めは信じられないが、統一原理のセミナーに参加しているとメシアは文鮮明であって人類の救済を約束してくれる宗教が統一教会であると確信するようになり、信者は霊感商法を好んで実践するようになる。

 Fの実践した遺跡のねつ造であるが、それこそ統一教会関係者が霊感商法で大理石の壺や多宝塔を多額の金額で販売していくような考古学会の霊感商法のようなものではなかったのか?と私は思うことがある。

 Fも悪名高い統一教会の霊感商法のような考古学のねつ造を20年も繰り返し、統一教会が有名大学の保守系教授の権威を利用して文鮮明はメシアとして認められたと宣伝するように東北大学や東北福祉大学の教授を利用してきたのではないか?

 Fのねつ造はどう考えても初めから計画的で統一教会の霊感商法のように何らかの考えがあって初めから考古学の教授の権威を利用して、ねつ造に邁進するような考えだったのではないか?と私は思う。

 省みてFの事件は日本考古学会の霊感商法のようなものだったと思う。

 遺跡ねつ造事件のFの続けたねつ造事件に関して今も全貌が分かったわけではない。今もFのねつ造事件に関しては真相が一部しか分かっていない。

 事件から20年近くが経過しているが、今も事件は未解決のままだ。

 Fのねつ造事件に関して社会的な衝撃が大きく、日本の考古学に対する信頼を大きく破壊したのは確かであり、Fを長年、持ち上げてきたくせに今も謝罪も大してしていない私のいた東北福祉大学に対して批判は今も継続している。

 Fの続けたねつ造に関しては残念ながら韓国のカルト宗教の統一教会の霊感商法のようなものであって、到底、許されるようなことではない、といわれても当然だろう。

 実際、地元の宮城県ではFのやらかした遺跡ねつ造事件を統一教会の霊感商法と同じような手口であると猛批判している人も多い。

 Fは偽物の土器・石器をねつ造して、統一教会が保守系の教授を利用して統一教会の『原理講論』がアカデミズムで支持されて信者が有頂天になっているような態度にも近いといえば近い。

 Fがで悪名高い統一教会の霊感商法のように旧石器時代の土器・石器をねつ造し、保守系の教授が多かった東北福祉大学の教授の権威を利用して、自分のねつ造を正当化して20年も継続したとなれば社会的批判が集中することは当然である。

 Fの考古学版霊感商法を見抜けなった東北福祉大学は残念ながら大学の役割としては最低というしかない。Fのねつ造という霊感商法に手を貸していたのと同じだ。

 統一教会と癒着して周囲から批判を浴びても開き直って事件に対して卑劣な沈黙を繰り返し、良識派から批判を浴び続けた筑波大学のような態度で東北福祉大学は恥さらしの烏合の集と猛批判を浴びても仕方がないだろう。

 東北福祉大学も事件に関して何らかの積極的な反省が必要だと私は思うが、いかがなものか?

 東北福祉大関係者はFの考古学のねつ造事件で残念ながら霊感商法に関与して社会的信用を大いに貶めたと反省して、事件の真相を今後も公表してほしい、と思う。

 Fの事件は考古学会の霊感商法もようなもので、Fを持ち上げてきた東北福祉大学は統一教会のような振る舞いだったのに謝罪すらしないのか!と批判されれば、まじめに通学したOBだって東北福祉大学に絶縁状を突き付けるのは当然のことである。


 

 

 

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