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1人でいる大切さ

私はひとりでいる時間が大好きだ。

昔からそう。

合わない人と友達でいるより、ひとりでいる方がずっと幸せ。

ひとりが好きだというのは、自分を持っていて、自我が確立されているということだから、とても良いことだと私は思っている。繋がりよりも、繋がらない方が幸せで自分らしくいられる人もたくさんいるのだ。

ひとりでいるときこそ、思想は深まっていく。

そんな私も、いまはパートナーや娘と住んでいるけど、彼らも割とひとり時間が好きな人たち。

でも、歳をとってから、なぜか友達や知り合いが増えた。

ひとりは相変わらず大好きだけど、ひとりかどうか気にならなくなってから、会話が楽しい仲間は増えた。

この理由ははっきりしている。

愛する仕事に43歳で出会えたから。

大学院に入り直して、大学教員のはしくれをしている私は、文章を書いたり、分析や批評が大好き。

いまはそれがそのまま仕事になり、お金ももらえるようになった。

好きなことを仕事にすると、収入も増え、とにかく毎日幸せを感じる。

結局、どんなことでも、やりたいことをまっすぐやるのが、幸せへの近道だ。

もしいま、生きるのが辛い、幸せを感じたい人がいるなら、批評家であり、随筆家でもある若松英輔さんの著作をお薦めしたい。NHKの番組『100分で名著』や『こころの時代』にも不定期で出演されている。

苦悩の果てに、人間が何を思うのか、優しい言葉で思想として探求されている若松さんの言葉に、私は何度も癒された。

個人でゼミも開講しておられます。ある特定の本を題材に、読書会をされています。

知的な欲求を持て余しながら、考える意欲を失いかけている方に、若松英輔さんの言葉は優しくしみわたります。

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