【ドイツ暮らし】クリスマスツリーの回収日がある!?
ドイツでは、年に一度、一日だけ、”クリスマスツリーの回収日”というのがあります。環境やリサイクルに敏感で、関心も高いドイツのゴミの分別システムは複雑で、生ごみ、プラスティック、紙、産業廃棄物ゴミ、家庭内用品ゴミなど様々なゴミ分別の決まり事があるのですが、その中に、”クリスマスツリー”というのが項目としてあるのです。
年に一回、大体1月10日過ぎに設定されることが多いようです。この日は、各家庭の軒先、あるいは、近所のある一地域に、立派に役目を果たしたクリスマスの生木が出されて、自治体の回収車が来るのを待ちます。大小さまざまな、クリスマスツリーが軒先に置いてありますので、「この家はお金持ちなんだろうなあ」とか、「この家は老夫婦の二人暮らしなのかな?」とか「この家は大家族なんだろうなあ」とか、回収日の朝に、色々な想像を働かせながらご近所を散歩するのも楽しいです。
ただ、年に一回なので、出し忘れると大変なことに。なので、この時期になると、ドイツの多くの家庭では、入念に自治体発行のゴミ出し予定を確認し、ご近所さんの動向を見守るのです。