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2024年8月お盆休み③~フランス映画「しあわせの雨傘」を観て(2024.8.15) 附:私のフランス映画ベスト5

 Amazonプライムビデオで、フランス映画「しあわせの雨傘」(原題:Potiche※「飾り壺」という意味。作品中何度も出てくる言葉です。)を観ました。カトリーヌ・ドヌーブ主演、フランソワ・オゾン監督作品です。
邦題は、カトリーヌ・ドヌーブ→シェルブールの雨傘・・・を意識させるものになっています(実際、雨傘工場が出てきます。)。

 冒頭、カトリーヌ・ドヌーブさんのジャージ姿が出てきます。彼女の映画出演数から考えれば、日本で言えば吉永小百合さんみたいな存在ですが、体形の変化とかを考慮すれば、松坂慶子さんが一番近いイメージなのかな、などと思ってしまいました。

 あらすじはこんな感じです。

(引用)
 スザンヌ・ピュジョルは朝のジョギングを日課とする幸せなブルジョワ主婦。彼女の夫・ロベールは雨傘工場の経営者で、亭主関白。ある日、ロベールが倒れ、スザンヌが工場を運営することに。彼女ならではの感性で、傾きかけていた工場は大盛況となるが…。

https://filmarks.com/movies/32074

 時代は1970年代終わり頃。夫や子ども(といっても、成人済)たちから、「飾り壺」と見下げられていた女性が、夫の経営する工場で手腕をふるい、ついには工場を盛り立てていき、経営権を手にする寸前までいきます。
 しかし・・・(ここからはネタばれになるので以下省略)

 まあまあ面白い作品だと思いました。主演がカトリーヌ・ドヌーブさんだからこそ、最後まで観てみよう、と思えた作品かもしれません。

 ところで、私はフランス映画にそれほど詳しい訳ではありませんが、今まで観た中で、私のフランス映画ベスト5を考えてみました。
(古くは、ジャン・ギャバン主演の「望郷」とか、「禁じられた遊び」、「恐怖の報酬」など・・・)

1位
シェルブールの雨傘

 全部のセリフがすべて歌になっています。ミュージカルよりは、オペラに近い作品かもしれません。なぜか映画館で2回観ています。愛の美しさと儚さに最後は胸を刺されるようです・・・
 フランス語って、なんと美しいのだろう・・・と思ってしまいます。

2位
アメリ

 訳がわからないところがあっても、楽しく観れてしまうところがステキです。

3位
Taxi(シリーズ)

シリーズ4作目までは、理屈抜きで楽しむことができる快作です。
(リブート版やアメリカ版は観ていません。)

4位
ロバと王女

 結構メチャクチャな映画で、ぶっとんだ面白さがあります。
 特にラスト・・・(ネタバレになるので書きませんが)
 絶対ありえない展開でした!
 音楽は「シェルブールの雨傘」と同じ、ミシェル・ルグランです。音楽がとてもステキです。
 主演はカトリーヌ・ドヌーブ
 この作品を初めて知ったのは、NHKEテレの料理番組「グレーテルのかまど」によってです。
参考

5位
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション

 シティーハンターの原作をとてもリスペクトしたキャラで、舞台がフランスになっている以外は、マンガがそのまま飛び出して実写になったかのような印象さえ受けました。

参考になれば幸いです。

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