クリスマスの音楽
幼少のころからクリスマスの音楽が好きだった。
今でこそカトリック教会に籍を置いているが、幼稚園は寺が経営するところに通った。思い出せばそこでもクリスマスのお祝いをしていた。
クリスマスの音楽は華やかでいい。
まだ時代そのものが貧しかった頃、角は一流デパートの赤木屋、黒木屋、白木屋にこの時期に行くとエンドレスでクリスマスの音楽が流れ、紅白粉つけたおねいさんにください、ちょうだいとお願いして、年に一度の贅沢をしたものだ。
一番好きなクリスマスの音楽は「そりすべり（Sleigh Ride）」。
多くの歌手やオーケストラが演奏しているが、最も最高に一番好きなのはこれ。
三大テノールの歌もいいが、このウイーン交響楽団を指揮するSteven Mercurio（スティーブン・マーキュリオ）が私のハートを射抜いた。
実は、数年前に初めてこの動画を見た時から恋をしていた。でも、少ない手がかりしか無く、彼の名前すらわからなかった。そこで今年、本気になって調べてようやく名前と経歴がわかった。
彼はジュリアード音楽院で修士号を取り、数々の有名なオーケストラで指揮をし、音楽監督を務めた。今はチェコ国立交響楽団の主任指揮者として活躍している。
彼の指揮を見ていると、幸せな気分になる。音楽が好きでそれを身体中から発信している。それは歌手や演奏家にも伝搬して素晴らしいハーモニーが生まれる。
もうひとつ好きなのは、ナット・キング・コールが歌う「The Christmas Song」。
多くの人が歌う定番の曲だが、彼の歌が最も最上に最高だ。
もうすぐクリスマス。大切な人と過ごしたい。私は愛息ライカ（明け4歳）と一緒にお祝いしたい。
