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離婚判決証の修正依頼@フランス

あまり覚えていませんが、8年ぶりぐらいでしょうか、離婚裁判以来、再び家庭裁判所に行ってまいりました。当時はみずぼらしい建物でしたが、ずいぶん立派になっていて、思わず年月を感じてしまいました。

なぜそのようなところへ?というと、離婚裁判時にでた判決書の修正をしてもらうためです。(大使館の訳だとJugement de divorceは『離婚判決謄本』というそうです)

フランスの離婚の流れ(裁判)はざっくりいうと(2019年あたりに少し書いてますのでよかったらそっちも見てください)『申請だして弁護士と一緒に家庭裁判所に出向く→離婚裁判が行われる→そのあとの判決時には弁護士だけが赴く→結果を弁護士を通してうけとる→控訴猶予が1ヶ月あるのでそこで何もなければ最終判決証明書がでる』という感じです。これで2年くらい。

でも、問題はそのあとです。当然ですが、どうしても生活に変化があったり、環境が変わるとその判決証通りにいかないことがでてきます。1番多いのは例えば養育費を払わないといけないのだが、仕事が変わり決められた金額が払えないので減額希望、またはその反対の増額、または子供の預かりについて変更してほしいなどなど。

その場合どうするかというと、修正依頼証というものを離婚した裁判所に送らないとなりません。ただしこれは年に1回のみ。私の例でいくと、我が家は離婚時から子供たちは「garde alternée」と呼ばれる1週間ごとに両親の家を行ったり来たり、学校の休みも半々で暮らしていました。

父親に関しては、子供の面倒だけは見てましたが養育費・慰謝料も明記されていたのにそれらを払わず、のらりくらり。そのうち、1年以上前にフランスを去り国外に行ってしまったので子供は私と一緒に住んでおり判決証通りではないのが現状です。未払い養育費に関してはCAFというところが肩代わりして払ってくれているのですが、まぁこれも書くと長いので割愛。

それで、ちょうど1年前に、とにかく今は私が100%子供の面倒をみてるのだから、判決証の内容を変えてほしいと修正希望をだしたのです。これもどうしてかというと、例えば子供の学校関係で、両親そろって何かを提出しないといけないとき(1番多いのは確定申告の税証明など)フランスでは親子の証明書以外に、親が離婚してる場合は離婚判決証または離婚証明書の提出が求められます。ただそれが古いままだと、父親側の書類も求められ、それが提出できないことにより大変な思いをしたので、正式に私が養育権を持っている証明書が必要だったのです。

この修正希望は双方が合意してれば同じく一緒に記入、サインして送るだけでいいのですが、なんせ私は1人でやるのですから、指定された色々な書類(謄本の法廷翻訳、収入証明やらとにかくもろもろ)を送り、そのあと半年前に今回の呼び出し状を受け取りました。つまり依頼書類を送ってから1年かかったということになります。呼び出しは当然両方ですが、もちろん相手は来ていません。弁護士つけてもいいとありましたけど、必要ないと思ったので1人で行きました。

結果からいうとかなりハードルが高そうです。本当でしたら双方の話を裁判官(といってもおばちゃん)が聞き判断するのですが、なんせ相手がいないわけですから。これに関してはまた続きを書きます。

とにかくフランスは相手が国外にいる場合はかなり大変だいうことがつくづくわかりました(弁護士やら調停人やら、もう様々なところで言われました)

また、離婚を考えてる方は判決証の内容は修正できるけど時間がかかるということを覚えておいたほうがいいです。でも逆に言うと、一度決まったものでも、それが今の生活に見合ったものでなければ変更のチャンスはあるということになります。

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