オンラインレッスンをしているみなさんは、多分すでにご存知の国際交流基金の「いろどり」以前にフランス語版についてもnoteに書きましたが、今回は私がトライアルレッスンに使っている課を紹介します。これからオンラインレッスンで日本語を教えてみたい、トライアルレッスンをやりたいのだけど何を使ったらいいか?という先生に見てもらえると嬉しいです。 「いろどり」をトライアルレッスンで使用する大きな理由は、やはり「無料」であることだと思います。これは、他の教材にはない大きな利点で、先生にと
今年は夏に1人だけN5を受験して合格した学習者さんがいます。以前に購入したN2とN3のテキストのまとめを書きましたが、今回はN5をまとめておきます。 「JLPT ポイント&プラクティス」シリーズ。気に入っていてN5~N3まで多分ほとんどもっています。(N5の聴解とN2の聴解はないかも)ただN5は文法がないんですよね。残念。それと電子書籍もなかったと思います。っていうかスリーエーさんはJLPT関係で電子書籍を見かけない気がするのは気のせいでしょうか・・ 読解はどのレベルのも
私はPFなどを使わず、個人でレッスンをしていますが、その流れを簡単に書いておきます。これから自分自身で学習者さんを探してレッスンをしたい方の参考になればいいのですが、私の場合はフランス在住なので、その点はどうかご考慮願います。ただ、自国で学習者さんを見つけたい場合は近い流れになるのではないかと思います。 どうやって学習者さんを見つけるか 日本語学習者さんの見つけ方ですが、私の場合は自分でサイトを立ち上げているのでそこからの問い合わせがメインです。SNS(インスタグラム・T
最近気に入って使っている「マスターテクストアプローチ」の教材をまとめてみました。マスターテクストアプローチとは、選ばれたテキスト(マスターテクスト)を使い多角的に学習するもので、テーマを中心とした言語学習活動(自己表現活動)です。特徴的なのは3人の人物がそれぞれのテーマについて話しをしており、学習者はそれを読みながらそのモデルにそって自分の話をする、できるようになることを学びます。詳しいことは調べていただければわかると思いますので今回はそのマスターテクストアプローチの教材をま
先日Xで投稿したポストにいいねをかなりもらったので、Xをやっていない方のためにこちらにも書いておきます。 私は少し前までJLPTのレッスンをほとんどしていなかったのですが、去年くらいから増え始め、現在ではN5~N2までの学習者さんがいます。ただ、みなさん全員仕事のためとか、日本に行くために必要とかではなく、モチベーション維持のためというのが理由です。以前に私のnoteの記事でもN2用に購入したものと、N3用に購入した本の記事を書きましたが(忘れていたので近いうちにN4も書き
この間ふと、オンラインレッスンをする時ってプラットフォームに登録して教えるタイプと、個人で集客するタイプがあるけど、この2つの違いってまるで住居みたいだなぁって思ったので簡単にそのメモを書いておきます。 まずプラットフォームはいわゆるマンション。高層でたくさんの人が住んでいるメージ。管理費を払えば共有スペースの掃除もいらないし、とても楽。もしかしてお隣さんは英語の先生かもしれないし、住民同士で情報交換もできる。不審者が来たら管理人に言えばいい。でもそこを訪れるにはまず建物に
これは昔書いた記事ですが、もう4年前になるのですね・・・早い! 最初に簡単に書きますと、私は現在50代後半で、オンラインのみで日本語を教えています。わけあって50歳近くなって突然この仕事を始めました。フランスに住み、仏語話者にしか教えていません。今ではオンラインレッスンはPFが主流で、自分がどこの国に住んでいようが関係ありませんし、生徒がどこに住んでいても同じく関係ない時代になりました。それでも私は今後も仏語話者にしか教えないつもりでいるので、今回はそれについて加筆修正のよ
タイトルそのままなのですが、来月から値上げを考えていてメールをしたところ、1人からしぶい返信をいただいたので、それについて少しまとめました。もし自分の生徒さんに値上げの連絡をしようと考えている方の参考になればと思います。(特にならないかもしれませんが)最初に言っておきますが、私のレッスン代金はフランスでは特に高いほうではありません。割と平均だと思います。 どうして値上げをするのか 物価があがっている世の中、自分のサービスであるレッスンを値上げすることはごく当たり前で、どの
オンラインで日本語を教えているみなさんに人気のプラットフォーム(PF)たくさんの方が登録していると思います。自分で学習者を探さなくてもいいし、スタートするときのハードルが低いのも人気の理由だと思います。私も昨年登録してみたのですが、今回、そこをやめたのでそれについて書きたいと思います。始めたい人が多い中、やめる話にはあまり興味がないと思うのですが、まぁそんな人間もいるということで・・・ただ、やめると言っても、私の場合は最初から個人集客していて、その中でお試しにPFという過程な
以前にN2用のテキストの記事を書きましたが、今回はN3用のテキストについてです。現在3名ほどしかN3文法のレッスンをしている学習者さんはいませんが、なんせずっとN5やN4ばかりで(別にそれも多くはないんですが)N3以降を教えた経験がほとんどなく、自分の勉強のために色々購入したので覚書のために購入した本をご紹介します。これから日本語を教えてみたい方などの参考になれば嬉しいです。 ①JLPT文法N3 ポイント&プラクティス まず、今回はじめて買ってみてよかったのが、スリーエー
ふだんお世話になっているので、書こう、書こうと思いつつずいぶん時間がたってしまいました。多くの日本語教師に利用されている日本語教材「いろどり」は様々な言語で公開されていますが、仏語話者に教えている私としてはフランス語があればいいなぁとずっと思っていました。A1に関しては自作スライドにフランス語を自分でつけていましたが、やはりプロのがほしい・・・待ち望んでいた中、去年の秋にとうとうフランス語バージョンが公開されたのです。仏語圏で日本語を教えている先生にとっては正に朗報。1月には
自分に競合はいるのか あなたは自分の競合相手が誰かを考えたことがありますか?もしいないなら、それはラッキーです!どうかそのまま突っ走ってください。 でも、普通はなんらかの競合相手というのはいるものです。日本語教師だって、お金をもらって日本語を教えている以上、それはビジネスになり、ビジネスということは他にもあなたと同じことをしている人がいて、その人たちは必然的にあなたの競合になります。 自分が住んでいる都市や町で教えてる場合は(教室や個人の対面レッスン)近くに住んでいる
はい、もうこの話題ずっと何年も定期的にあがってくるので聞き飽きたネタだと思いますが、2024年の年明け、しつこく書いてみたいと思います。なぜかというとSNS、ネット上で今だに時々「私はオンライン日本語教師で〇〇万円の収入があります。あなたもオンラインで稼いでみませんか!」などの記事を見かけるからです。今さら古いですけどね、正直。でもこれから日本語をオンラインで教えてみたいと思っていらっしゃる方に、何かひっかかるといいなぁと思ってこのテーマにしました。 今回私が書きたいことは
フランスに住んで早いもので10年以上になります。田舎なので日本人は周りにほとんどいません。というかフランス人の友達すらいません(こわっ) 幸い、日本語を教えているので毎日話してはいますが、それでも新しい言葉やら表現に疎くなってますし、日本に住み日本人と話しているよりは圧倒的にその量も少ないため、自分の日本語力、表現力が心配になることだってあります。 考えたら私は学生の頃から国語が得意ではありませんでした。本を読むのが大好きで小さい頃から学校の図書室やら、地元の図書館に通っ
今回は、私がやっているオンラインレッスン+課題コースについて少し書きたいと思います。どんなことしてるの?学習者さん側、そして教える側は普通のレッスンとどう違うの?そんなことをまとめてみました。 オンラインレッスン+課題コースってなに? これは元々週に1回レッスンしていた学習者さんが、忙しくてレッスンの継続ができなくなったけど、勉強はしたい、でも時間がない、さらに1人だと途中で投げ出しそう・・・と言われたのがきっかけです。月に2回ならレッスン時間が確保できそうというので、そ
この夏、私の学習者さんがJLPTのN3に合格し、次はN2を目指したいと言われました。忙しい学習者さんなので、夏までは週に1回レッスンをしていましたが、秋以降は2週間に1回に。急いで受験するのではなく、ゆっくりペースで取り組みたいということで、内心こちらもホッとしました。 というのも、実は私は今までN2受験希望者に日本語を教えたことがなく、この学習者さんがはじめてなのです。長いこと知っている間柄なので、私も正直に伝えたところ「いっしょにがんばりましょう」と言われました・・・。