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調子が悪い日の過ごし方
毎日、調子が良い日の自分だったらいいのになぁ、と思います。
朝起きて、服を着るみたいに「調子が良い自分」にパッとなれたら良いのに。
アイディアが湧いてきて、前向きで、仕事がスムーズに片付いて、帰りに屋上庭園のテラスで本を読みながら「今日は良い日だなあ〜」と独り言を言えるような日。
そんな風に思うのは、調子の悪い日の存在が大きいからです。
朝起きて、頭がズンと重かったり、身体の調子は良いのに心だけが置いてきぼりで全然ついてこない日や、やる気だけが空回りする日。
というわけで、真面目に「調子が悪い日はどう過ごしたらいいか」考えてみました。
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普段通り過ぎていた言葉に出会えるチャンス
読書は自発的な行為なので本当は元気でないと読み進めるのが難しいと思うのですが、あえて調子が悪いときは哀しい文章や難しい文章を読む日にすることにしました。
日にもよりますが、調子が悪いとひたすら心が内向きになっています。だから、素敵な言葉に出会える確率が高い気がします。
「これも頑張ろう」「次はあれをやりたい!」と気分が上がっていて外に向いている日に同じ文章を読むのとは、自分の中に入ってくる重みが違うような気がするのです。
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今、自分の中にあることをとにかく書き出す
内向きな自分になっているからこそ、言葉がどんどん湧いてくるような気がします。調子が良い日は何とも思わないことが、調子が悪い日はとっても大きなことのように思えたりするからです。
悲観的になっているとも言えますが、調子の良い日に無視して通り過ぎたことを、じっくり見直すチャンスと捉えれば、良い文章か良い言葉かという部分はさておき大事な機会だと思うのです。
そして元気な日に見返すと、勢いだけで進みそうなときに自分にブレーキをかける材料になります。「ちょっと待って、本当にそれで大丈夫?」と自分で自分に言えるようになれたらいいな、と思います。
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エンジンをかけてみる
朝起きてなんか調子悪そうだな、と思ったら「この人と話したら(挨拶したら)元気出る」という人と話すと、意外とエンジンがかかったりします。
よく行くカフェの店員さん、ビルの受付の方、人によっては動画の中のアイドルかもしれないし、Skype英会話かもしれない。
前職では、絶対朝早く出社する先輩がいました。とても前向きで話すとパワーをもらえる方だったので、私も早く出社してその方と会話をするようにしていました。そうするとどんなに疲れていても「よし、今日も一日始められる。」と思えていました。
でもこれ、相手も人間なので毎回頼れるわけでもないし、そもそも「もう無理、本気で今日は人と話したくない」みたいな日もたまにありますよね。
そんなときは、手帳に貼ってある写真や書いてある好きな言葉たちを見て、テンション上げるまでとはいかなくても、「大丈夫、はい、とりあえず今日も一日はじまるよ」って思って一度外に出てしまえば、意外と何とかなったり。
そして究極は、「好きな言葉たち」を脳内でナレーションのように流して歩き出してみます(笑)。
例えば、雨が嫌すぎて外に出たくないけれどもどうしても外出しなくてはいけない日、私は映画「ミッドナイトインパリ」(雨のパリの風景がとっても魅力的に映されている)のBGMを流しながら「どんな小説も絵画も交響曲もパリにはかなわないよ。だってこの街は、どの路地も大通りも芸術品だから・・・以下略」と頭の中でリピートしたり……変態ですみません。でも、調子が悪い日って、そういうのがたまらなく楽しく思えたりするから、不思議です。
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調子が悪い日も必要な時間と捉えて、今そのときにしかできないこと、そのときにしか見えないものと出会えますように。
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