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仏検2級を受けて合格した私の二次・面接試験当日リポート!


今回は2022年度仏検2級を受験した当時の私の様子を書きつづります。

面接時に実際にされた質問群と私の回答(日本語訳で記載)、そして会場までの環境や当日の会場の様子、最後には私の二次試験で得た得点も載せてあります。

また、ひとつ前のnoteでは、二次試験対策に関する記事もあげていますのでよろしければこちらもご覧ください。


※試験の点数に関しては、これぐらいの回答でこれくらいの点数なんだ、という、あくまでも参考になるかもしれないなと思い記載しています。
しかし、試験では、会話上でのフランス語の的確さ、文法力、語彙力、発音、など色々加味されてジャッジされますので、ここに書く私の実際の試験での回答が、イコール合格への回答では決してありませんので、そちらはご了承ください。



面接当日

私は東京会場を選択しました。東京会場は受験者全員「アテネ・フランセ」が面接会場となります。
アテネ・フランセは東京都千代田区にあるフランス教育機関として超有名、とても歴史のあるフランス語学校です。

「最終試験地がここなんて、うれしぃー!」

普段あまり味わえないフランスな雰囲気の中で自分が試されるなんて・・
こわいけどうれしい、といった気持ちでした。

ちなみにアテネ・フランセは水道橋駅から徒歩6分ほどです。
遠くもなく、かと言って駅近くのごちゃごちゃした雑踏の中にあるという訳でもない、なんかちょうどいい立地だなぁ、という印象でした。

そして、皆さんご存じですか?
アテネ・フランセって・・素敵すぎるんですけど!

ピンク色の可愛いビル、こんな配色あり?って驚きでした。
オフィス街にこんなポップでおしゃれなビルがあって、大都会にあまり縁のない私には感動でした。

ちなみに私は、面接終了後、ビルの前で写真撮りまくりです。笑

さて、私は面接予定時刻より1時間ほど前には現地駅に着きました。
急な電車遅延が起きたら焦りますからね。
そして、一度携帯のマップで大体の場所の検討をつけた後に、駅からほど近いカフェに入りました。

私の記憶では、アテネ・フランセの直近にはカフェはおそらくなかったと思います。
(あるのに緊張で見逃してたらすみません!)
なので面接前にカフェで一杯お茶して心を落ち着けてから行こうかな、と思っている方は、駅側近辺で探すことをおすすめします。


いざ会場へ

集合時間から逆算して、行く時間となり、実際に会場へ向かいます。
坂を上っていると、坂を下りてくる、おそらく面接帰りっぽい方たちが来ます。
『いいなぁー私も早く解放されたいわー』と横目で見ながらアテネ・フランセに無事到着しました。

集合場所は全員、地下1Fの待機室です。
明るいカフェテリアといった学生ホールで、地下なのに一方の壁はすべて窓があり、そこから明るい日差しがさして、とても開放的な雰囲気でした。
これから面接だぞーという圧迫的な雰囲気はまったくありませんでした。

ベンチに座り待っていると、スタッフの方より、受験番号で一定人数が窓側の方に呼ばれていきます。番号によって立ち位置、というか並び順があってそれに従い並びます。
そして、一定人数ごとにスタッフの方についていき、実際の面接場(教室)まで歩きます。

ここで、一つ、驚く私。

会場になっている教室はおそらく2~4階でしょうか。
2階はいいです。でも3階以上は・・ エレベーターがありません!
いや、あるのかもしれませんが、みんな階段をのぼって進みます。
かなり上階なら面接前に私息が切れて、はぁはぁしちゃうよ~って思いました。
でも歩くしかありません。歩きました。

そして連れていかれた教室前に設置された椅子にまず座ります。
どうやって呼ばれるのかと思っていたら、さらにその後、教室に入るドアの真横の直近の席に移動させられました。
『あ、いよいよ私が次に呼ばれるんだな』とその時わかりました。

『緊張するーーーーーっ!
あーでも、もういいや!
もうなるようになれーー』

と、なぜか最後は急に吹っ切りはじめようとしたところで、中にどうぞ、とスタッフの方に促され、いざ入室となりました。


入室

Bonjour!
ドアをあけて、明るい声を出す私。

面接官は、日本人1名、フランス人1名の構成で、ちなみにお二人とも男性でした。

そこにどうぞと椅子を指されたので、そこまで移動し、リュックをおろしながら、よいこいしょ座ろうか、という矢先!

「~~~~~~~~~~?」(←フランス語)

え?えええーーー!もうスタートなの!いやまだ私座ってもないし!
と思った瞬間、私の出た言葉はなんとこれでした・・

 「へ?」

日本語で、「へ」です。

フランス語の試験だっていうのに、へ?はないですよね。笑

そしたら面接官のフランス人の方が本当にお優しい方で、
「JYU、KEN、HYO~!」って言われました。


単に「受験票をこっちに持ってきて見せてください」と言われただけだったんです。
名前確認をしたかったんだと思います。

「あぁ、受験票~!」
ってさらに私言いました、追加の日本語です。笑

そして無事受験票を面接官の方に見せまして、試験がいよいよスタートです。


面接開始

仏検の赤本や、傾向と対策本などでは、
よく簡単な自己紹介をはじめにうながされる場合があるので、名前や住んでいるところなど簡潔に述べましょう、という記載があったのですが、
私の場合は、ありませんでした。
この受験票事件があったからでしょうか?笑

(皆さんは、あるかもしれないので、一応簡単に準備はしておきましょう)

試験スタートしてからの、質問はお二人より交互に行われました。
以下が当時の質問と私の回答です。
日本語訳で記載します。

面「動物は好きですか?」
私「はい大好きです。私は猫を多数飼っています。彼らはとってもかわいいです。うちの猫たちはみんな雑種です。」

面「この夏のバカンスの予定は何かありますか?」
私「夏の予定はまだたてていません。でも山梨に行きたいと思っています。」

面「なぜ山梨に行きたいのですか?」
私「山梨はワインで有名な産地です。私はワインが好きなので、バカンスで山梨のワイナリーを訪れたいなと思っています。」

面「どんなワインが好きなんですか?種類とか?」
私「赤ワインより白ワインが好きです。フランスのワインをよく飲みます。」

面「あなたはきょうだはいますか?」
私「はい、兄が一人います。兄は保険会社で働いています。」

面「ケーキは普段よく食べますか?」
私「いいえ、食べません。私は甘いものが苦手なんです。」

面「図書館はよく利用しますか?」
私「図書館には全く行きません。本はタブレットで読むことが多いです。」

面「普段、新聞は読みますか?」
私「新聞は全く読みません。しかし、毎日ネットでニュースはチェックします。」

面「なんで新聞を読まないんですか?」
私「ネットの方が手軽にニュースを読めるからです。」

面「どのネットニュースをあなたは読んでいるんですか?」
私「ヤフーニュースを携帯でよく見ています」

(ヤフーニュースってなんかちょっと今思うと恥ずかしいです・・。
日経デジタルです。とか言いたかったな~読んでないから言えないけど。。笑)

質問は他にも何個か確かされました。ここに書いたものが全てではなく、緊張していたせいか、いくつかの小さな質問が思い出せないものがあります。
そこはすみませんがご了承ください。

でもほんと思ったより矢継ぎ早にころころ変わる、さまざまな質問が飛びかいました。

そして質疑応答は途切れなく進み佳境に入ると、
トントン!とドアのノック音が聞こえました。
タイムアップの合図です。


フランス人面接官の方より、
「これで以上です。」(フランス語で)
との言葉を聞いた時は、本当にうれしかった。

解放~~~!!


面接を終えて

以上が当時の私の面接リポートです。
皆さんいかがでしたでしょうか?
少しでも何かしらのポイントが、皆さんのお役にたてたらうれしいです。

そして、私の二次試験のスコアを参考までに記します。上記のような回答をして、得点は30点満点中、23点でした。
しかし、また重ねて言いますが、
面接官はわれわれのフランス語の文法力や発音、答えの的確さや流暢さ、瞬発力など、もろもろを試験として見ています。
私の点数は (+ 私の実際に面接で言った上記回答は) あくまでも、参考として捉えてください。


最後に

仏検二次試験は、緊張あり(試験前)、感動あり(アテネ・フランセって素敵だなぁ)、ズッコケあり(受験票事件 笑)と、感情は当日ジェットコースターでした。

そして、仏検2級は、私にとって正直簡単ではありませんでした。
過去問をやってたときは点数も伸びず、長文もけっこう苦手で、受験勉強中は、私受からないかもしれないなぁ、とほんとよく思っていました。

しかし、もし当時受からなかったとしても、たくさんのフランス語の基礎を2級で勉強できてよかったと思っていました。
2級はフランス語中級者の基礎の確立ができる試験という感じがします。

自身の成長も楽しめた受験勉強だったので、私の今のフランス語の新たなる礎になったことは言うまでもありません。

仏検を受けてほんと良かったな、と思っています。とても有意義でした。


ではでは、皆さん面接がんばってください!
応援しています。


Bon courage!!

Eva

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