見出し画像

フランス語を学ぶと、その先に何が待っているかという話


「もしあなたがフランス語をしゃべれるようになったら、どんな未来が待っていると思いますか?」

これからフランス語を学びはじめようと思っている方、もしくは今現在すでに勉強中の方も、何が待っているかを想像したことがありますか?


わたしは、こう答えます。

『新しい世界、人との交流、未知の喜びが待っている。
予想もしなかった趣味ができるかも。日常に素敵な出来事や、「好き」が増えて、自分で自分の機嫌をとれるようになる』 と。

今回は、なぜこのような答えを導くことができるのか? そして、フランスってそもそも何が魅力なのか、あとフランスの少し良くない側面についても書きたいと思います。


自分の身に起きること

何度かnoteに書いていますが、フランス語を学ぶ動機や進みたい方向性は人それぞれです。
だからその学び方においてもこれが唯一正しいというものはありません。

しかし、フランスの何かに惹かれて、フランス語を勉強しようと思ってる人や今現在勉強中の人にとって、実は唯一等しく起きる<事象>は存在します。

それは、「刺激」です。


刺激というと、感情が大きく揺さぶられるような何か強いイメージが湧くかもしれませんが、わたしが言いたいのはそういう激情的な意味ではありません。

わたしの言う刺激とは、「自分の中にある知性や感性への刺激」を意味します。


例えば、フランス語を勉強しはじめようとする時。
多くの人が、まずネットでフランス語について、もしくは、語学学校のことなどリサーチするのではないでしょうか。
そして、おそらく次に(もしくは同時に)インスタやXなどでフランス関連のアカウントを探して、フォローをします。

YouTubeでフランス語チャンネルを探してみては、予期せず良い先生を見つけられたり。

本屋でたまたま出会ったフランスの本一冊に、自分の人生観が変えられてしまうなんてこともあるかも。

こうやって自分がどんどんフランスに関連するものに目が向いていき、新しい世界や交流、未知の喜びに近づいていきます。

そしてその過程で、自分にフックする何か<知性や感性を刺激するもの>  を見つけます。

なぜ「見つける」と言い切れるのか?

それは、そもそもフランス語をはじめる(はじめた) 根底に、「好き」が存在しているからです。

何がきっかけで(好きで)フランス語をやるのかは、冒頭で言ったように人それぞれです。

でも「好き」は、一様に新たな「好き」を探してきます。そして今ある「好き」を、大きくしようとするのも好きの特性です。(人の常です。)

それは自分の日常に少しずつ色を付けていく行為ともいえます。カラフルにしてみたり、もしくは自分の好きな色やトーンのみで飾ってみたり。
そういう色をほどこす日常はとても楽しいものになります。感性を豊かにする穏やかな刺激です。

また、その刺激から派生したものが、自分の大きな趣味に変わることもあります。

わたしは昔、蔵元から直買いしたシャンパンを飲む機会があって、当時それを飲んだらもう卒倒するほど美味しくて、それからシャンパンにはまり、そのままワインのことを勉強し始め、ワインスクールにも通って、ワイン検定を受けてみたり、ワインセミナーに参加したりなどしました。
それ以前はワインって「たまに何かの機会があれば飲むもの」という立ち位置だったのに、予期せず自分の大きな趣味に変わっていったのです。

(『今日はどんなワインを買って帰ろうかな』と思う時がほんと至福なんですよね…)


さて、わたしの言う「刺激」は、こうやって日常に何気なく溶け込んでいるものを指しています。
もしかしたら刺激に気づけないという方がいるかもしれません。

穏やかな知的刺激も刺激ですし、小さなうれしいとかを感じる時とかもそうです。


先日投稿した蔦屋書店に行った時のnoteがあるのですが、そこでとても面白そうなフランスの食に関するエッセイ本を見つけました。


直感で「これいいな。」と思い購入し、読んでみると、知らなかったフランスの世界や景色、食べ物のことが書いてあって、知的好奇心がくすぐられました。

この小さな喜び、これが刺激です。

「そんなことが刺激なの?」
と思われるかもしれません。

そうですよね、
わかります小さいので 笑

でも、そういう日常でつらつらと過ぎていって気がつかないような小さな刺激は、ばかにできないのです。
なぜなら、そんな小さな刺激が、いつも小さな幸せを呼んでくるからです。

そして、その小さな幸せを大切に少しずつ集めていくと最終的に「自分の機嫌を自分でとれるようになる」んです。ドヤッ。

何ドヤなんだ?笑、って感じですが、
これは本当なんです。

楽ですよ、モヤモヤしなくなりますから。笑


なによりそういう小さな刺激や幸せは、生きる上でどれだけ貴重なのかということもよくわかっているつもりでいます。


結論、フランス語を学ぶと、その先に何が待っているのか?という冒頭の質問に対して、わたしが思うまとめは、

【小さな刺激ができる→それが小さな幸せを連れてくる→それを集めてみる→人生が楽しくなる=自分の機嫌を自分でとれるようになる】

となります。

なんか公式みたいですけど。笑


フランスの良くない側面

フランスの良いことばかりよくnoteに書いてるので、広告みたいな嘘っぽく聞こえるかもしれないので、あえて言いますが、フランスにも悪い側面はもちろんあります。日本でもフランスでもどこの国でもそうです。

わたしは2回のフランス留学経験があり、長期留学生活では、フランスの悪い面も色々見てきています。

行政の対応の遅さとか、サービスの悪さはよくあることです。
自己中に主張を強く押してくるときもあります。
治安的に怖かったこともありました。

でもそれは、なんというか、それなりにいろんな人の住む国ですからね。
そもそも海外ですし、当然なのです。

あと、フランスあるあるだなぁとよく思うことが、
フランス暮らしを経験した方の多くが、フランスに対する文句をけっこう言います。笑

SNSなどで、フランス生活について書かれているものをたまに見たり、読んだりしますが、『フランスのあんなところがイヤ』『意外とみんなの憧れるパリはこんなもんよ』などの愚痴のようなものが、ちらほらあります。

でも、かならず最後には、「でもフランスが好きだ」と認めています。

それがフランス、いやそうやってフランスにほだされるのです。わたしも実際に体験としてそう感じました。

でも、なんでもそうなんですが、悪い点に焦点を当てても、楽しくないですよね。

留学やフランスに行って悪いとこばかりに注目しても時間がもったいないですからね。なので良いことに注目していきましょう。


では、フランスの良いところ、世界の多くの人を魅了する理由、そもそも代表して何が魅力的なのか?について書きます。


フランスってそもそも何が魅力?

フランスは、未知の刺激がどっさり溢れています。
ほんと「どっさり」って言葉が合う国。
おそらく誰も使ってないと思いますけど、この言い方。(なんでこんなダサい言い方しか思い浮かばないんだ。笑)

はい、では代表する魅力をだだだっーと、書き並べていきたいと思います。(急に乱暴ですみません。)
長文をすでに書いたので、ここからは箇条書き風でいきます!


・観光
フランスは泣く子も黙る観光大国。観光資源は山ほどあります。訪仏外国人観光者数は2023年で約4750万人超え。2024年はオリンピックもあり、1億人を超えるとも言われています。
(ちなみに日本は2023年、約2500万人)


・美食文化
2010年に世界無形文化遺産登録された美食文化があります。レストラン、ビストロ、カフェ、個性豊かな郷土料理。フランスを代表する美食は日本でも有名なものが多いです。

フレンチレストランはもとより、ワイン、チーズ、バゲット、ブイヤベース、ラタトゥイユ、カスレ、ガレット、ブッフ・ブルギニョン・・など書ききれません。

余談ですが、フランスの美味しいを詳しく知りたい方は、上記にリンクを載せた菖本幸子さんの「ボナペティ!おいしいフランス巡り」という食旅エッセイ本をおすすめします。

先月創刊されたばかりで、こちらの本、読んでいてお腹が減りつづける本です。笑 フランスを観光している気分にも浸れますよ。


・芸術、ファッション
フランスは美術館が多く存在し、その保有している芸術作品の数は世界最大級です。
ファッションに関しては、フランスのハイブランドを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、わたしは一斉ソールドで安く買い物するのが楽しみでした。

・歴史的建造物
フランスは各都市に歴史的建造物が多いです。
教会、修道院、宮殿、お城、凱旋門、、など。

わたしが好きな建造物は、オペラ座、あとは留学時代よくサクレクール寺院に行きましたが、とても素晴らしいのは建物だけではなく、そこから見えるパリの景色も最高でした。

・文化
フランスには豊かで多彩な文化があります。
異国の文化にふれること、これは自分の人生への大きな刺激になります。

言葉はもとより、生活習慣、思想、フランス発祥のものや、フランス人が愛するものなど、それらを知ると多くの学びがありますし、異国の文化を知ることで、国際感覚を身に着けることもできます。

又ホームステイをすると、一般家庭のフランス文化を知ることもできて日本との違いを知るのも楽しいと思います。以前にホームステイについて書いたnoteがありますので、もしよろしければご覧ください。

・主義思想
フランス人と一言でいっても、多民族国家なので、
(この言い方合ってるかな?)日本のように一律同じ感じ、同じ流行を追って、同調主義だったり、などということはなく、また簡単に「フランス人とは」と一括りにはできません。

あと、フランス人は「個人主義」とよく聞くと思います。それに対する憧れを持つこともあるかと思います。しかし、わたしは、それはやはり多民族国家だからこそ養われる精神のような気がしています(あくまで個人的主観です)。
又、自由を愛するがゆえでもあるでしょう、
そしてフランス革命も彼らの礎(受け継がれるDNA)になっていることは確かだと思います。その思想を学ぶことも有意義だと思います。



最後に

今回はフランス語を学ぶとその先に何が待っているのかと、フランスの魅力や少し良くない面などについて書きましたが、いかがでしたでしょうか?

フランス語を学ぶとその先に何が待っているかの~仕事編~についても記事がありますので、よろしければご覧ください。


ではでは長文にお付き合いいただきありがとうございました。
また次回のnoteでお会いしましょう!

À bientôt !!

Eva


※当noteの情報を転載、複製、改変等は禁止いたします。著作権はサイト管理者または各権利所有者が保有しており、許可なく無断利用(転載、複製、譲渡、二次利用等)することを禁止します。コンテンツの内容を変形・変更・加筆修正することも一切認めておりません。

いいなと思ったら応援しよう!