わたしがフランス語をはじめた理由
わたしはこのnoteで、仏検やフランス語関連、フランス雑記などについての投稿をしながら、ときに深いフランス愛についても語っています。
noteを開設してからは2ヶ月が過ぎ、
『書くのが板につくのはいつになるのかな..』
と思いながら、パソコンに向かい文章を書いてる時はいつも楽しいです。
さて、こんなフランス偏愛なEvaとは何者なの?
と疑問を抱かれる方がいるかもしれません。
ま、いないかもしれませんが。笑
わたしが以前に書いた「暗黒さんとの15年」を読んでいただければわたしが、どうしてこう偏愛しているのかの片鱗はわかっていただけるかと思いますが、
しかし、その偏愛フランス語が何きっかけではじまっているかについては今まで書いたことがありませんでした。
なので、今回のテーマは、『わたしがフランス語をはじめた理由』です。
わたしがフランス語をはじめた理由
わたしかフランス語をはじめたきっかけは、高校時までさかのぼります。
高校生のわたしは将来何者になるかを考えるよりも、
毎日の部活に励むことだけがただ楽しいという人生を過ごしていて、将来のことなんて何も考えていませんでした。
しかし、そんな楽しい部活も3年になると、大学受験の準備ということで強制的に終わりを迎え、わたしのまわりは受験モード一色になりました。
「まわりがみんな進学するからわたしも大学受験しよう」という未来への意思なんて何もない受験生活へとわたしは移行します。
当時の大学受験の試験科目といえば(文系です)、英語、歴史、国語の3科目が一般的でした。(今でも同じでしょうか?)そこでわたしは一つ気づくことになります。
英語が全然できない と。
歴史、国語はなんとか勉強できそうでした。
でも、なんか分からないけど英語がまったくできない。『何年やった?中高合わせてもう6年目か。
単語も文法もなんかよく覚えられないし、頭に入らないし、身に付かない。でも英語は絶対に必須だからどうすりゃいいのー!』と嘆きます。
ある医師
『この前やったアレルギー検査の結果が出まして、
Evaさんは・・ 英語アレルギー ですね』
わたし
『あぁやっぱりそうなんですね.. そうかなぁとは思ってたんですけど、これからは、ちゃんと勉強成分見るようにして、誤って食べたりしないようします』
って。
って、じゃない!笑
まぁでもほんとに見事にできないんです。
こんな会話を妄想できるくらいできないんです。
理由はよくわかりません。
英語が足をひっぱり絶対に試験に落ちると思ったわたしは、歴史の試験が、日本史か世界史かを選べるように、外国語試験も英語ではなく、フランス語やドイツ語など他言語を選択できることを知ります。
『6年もやってきて、これだけできないんだから
わたしの英語にもう未来はない。いっそのこと、ゼロから覚えて積み上げられる他の新しい外国語の方が、英語より絶対イケんじゃないの?』
という根拠のない自信と勢いで、なんと英語をやめてしまいます。学校では英語の授業しかないうえに、フランス語をどこで学べばいいのかもわかってないのに、です。(若いってすごいですよね 笑)
なんの興味もなく、なんの前知識もなく、英語ができないからという理由だけで「フランス語をやろう」と選択しました。
そうです。今のわたしのフランス偏愛さからすると、考えられないような、なんともしょうもない理由、これがフランス語をはじめるきっかけでした。
「フランスの〇〇を見てとても感動して、いつかフランス行きたいと思ってフランス語を勉強しはじめました」
「フランス映画が大好きで、いつかパリの映画館で色んな映画を堪能してきたいです」
というような、素敵な憧れ感は微塵もありません。
そもそも当時のわたしはフランス自体よく知りもせずに生きていました。
しかし、
人生って不思議なものですね
(美空ひばりさんの「愛燦燦」風に言ってます)
何の気もなくはじめたフランス語が、その後のわたしの人生を大きく変えていきます。
(ちなみに、わたしの通っていた高校は英語の授業しかなく、ネットがある時代でもなかったので、当時フランス語を受験用として学べるところ、教えてくれる人を探すのは困難を極めました。
なのでフランス語の本格的勉強をはじめられた時には、うろおぼえですが、もうすでに大学受験まで残り10か月もなかったかと思います。ほんと無謀ですね。笑)
フランス語にとりかかってみると、不思議とすぐに惹かれました。なんか英語とは全然違う、、なんで?
もっとわかりたいし、頭に入れてきたいし、知りたい。はまっていく・・なんなんだこの気持ちは!フランス語学ぶのおもしろい。楽しい!
わたしはたちまちフランス語の沼に落ちます。これは本当に信じられない出来事でした。
学校での英語歴6年あっても英語は全然できなかったのに、フランス語だと、どんどん頭に入ります、もっと覚えたくなります。同じアルファベット同士なのになぜこんな違う。説明不能状態です。
そして、フランス語を学ぶにつれ、わたしは自然とこう思うようになりました。
『自分の将来をフランス語にかけたいな』
具体的にフランス語で何をするかまでは、当時のわたしはわかっていませんでしたが、漠然と、フランス語を使って働こうとは思っていました。
そして、フランス語がおそらく将来もずっと自分の人生と共にあるだろうとも感じていました。
試験の方はというと、結果的に、フランス語のレベルが高3時では全然受験には間に合わず、フランス語で大学受験はしたのですが、入学できたのは1年後の(一浪して)の話となりました。
その後のわたしのフランス語人生は、2回の留学をし、帰国後はフランス語を使う仕事にも就きました。
しょうもない理由から飛躍したフランス語人生。
わたしの人生の基盤はフランス語中心になりました。
もしこのときフランス語に出会っていなかったら、と思うと、自分の人生ずっと何もなかったんじゃないかと少しこわくなります。
なぜならフランス語が本当に人生を彩り、豊かにしてくれている実感があるからです。
だから、しょうもない理由でもいいから、人生なんでもやってみることは悪くないことかもしれません。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございます。
さきほど文中でもちょっと言ったのですが、これを書いている間ずっと美空ひばりさんの「愛燦燦」が頭の中で流れていて、なんかグッとくるので、このまま歌を聞きにいこうと思います。(動画でね)
それにしても、ゼロフランス語からのフランス語大学受験はとてもハードルが高いものでした。
しかし、ある先生との出会いで、最終的には合格を得ることができました。「はじめてのフランス語学習、どうやって勉強していったか?」についてもいずれ書きたいと思っています。
ではでは、また次回のnoteでお会いしましょう!
 bientôt !
Eva
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