バレエダンサーにとって最適な間食について考えてみた
Bonjour !
フランスバレエアカデミーのHarukaです。
私が日本でバレエを習っていた頃は、太らないように「食べ過ぎ禁止!」「間食禁止!」「お菓子はダメ!」など食事に関する制限がたくさんあったように思います。一般的にバレエダンサーに対して、このような「食べてはいけない」という印象を持たれている方も多いかもしれません。
しかしフランスに行ってビックリ!意外と食べるんです!もちろん、ポテト1袋!とか板チョコ1枚!といった「好きなものを好きなだけ」ではなく、節度を持って、食べていました。
ということで、今回はバレエダンサーにとって一番最適な「間食」は何なのか?ということについて書いていきたいと思います!
1. そもそも間食は必要なのか?
まずはそもそも論から。
そもそもバレエダンサーに間食は必要なのか?ということですが、答えは「イエス」です。なぜか?その理由はダンサーが日々どれぐらい踊っているかを見ると分かりやすいと思います。
一般的なバレエレッスンは1時間30分。バレエ学校などでは、1時間30分のレッスンが2つ・3つと連続で続くことも。プロのダンサーになれば全幕もののバレエ公演は約2時間から3時間以上。その舞台準備のために毎日4〜5時間のリハーサルをこなします。
日々これだけの時間踊っていれば、朝ごはん・昼ごはんの2食では当然エネルギー不足になってしまいます。よって、安全に踊り続けるためには、間食によるエネルギー補充が必要ということになります。
2. 間食をすることのメリット
間食をすることのメリットは主に3つあります。
集中力が向上する
☞ 人間の身体は何かを食べると、血糖値が上がります。血糖値が上がれば、脳が活性化し、踊ることに対する集中力が向上します。栄養を補給する
☞ 間食で食べるものに食事では取れない/取りづらい栄養素や栄養分を取り入れることで栄養をこまめに補給することができます。ドカ食いを防ぐ
☞胃に何も入っていない空腹の状態だと食欲にストッパーが効きにくくなります。ちょこちょこ食べをすることで「ちょうど良い胃の状態」をキープし、夕飯時のドカ食いを防ぐことができます。
レッスン中やレッスンの合間、「ちょっとお腹が空いたな」と思ったら我慢をせず、間食をすることで、エネルギーを補充し続けることができます。
3. 最適な間食の条件
バレエダンサーにも間食は必要!間食をするメリットも分かった!
じゃあポテチとチョコレート、買ってきます!とはなりません(笑)
間食だから何でもOK!というわけではなく、バレエのパフォーマンスに影響を与えない、長期的にみてもバレエダンサーとしての体型を維持できる最適な間食の条件というものがあります。間食の条件の例をいくつか挙げると …
脂分・糖分が少ないもの → カロリーを抑え、脂肪になりづらいです。
栄養分があるもの → 普段の食事+αで栄養を補充することができます。
低GIのもの → 血糖値の上昇が緩やかなため、眠気に悩まされません。
※ GI = グリセミック・インデックスの略で、血糖値の上昇度を示す指標
などなど。条件を挙げはじめればキリがありませんが、この3つを満たしているものであればひとまず安心です。
4. レッスン前でもOK!オススメの間食
では最後に、具体的に何を食べれば良いのでしょうか?条件が分かっても、しれを満たす食べ物を探すのは少し手間がかかります。なので!私がフランスでのレッスンやリハーサルの合間に食べていた間食の一部を紹介します。
ナッツ類
カロリーが低めのピーナッツ・カシューナッツ・アーモンドあたりが最適です。無塩タイプのものを選ぶことと、食べ過ぎには注意です。
フルーツ・野菜
フルーツの中でも糖度の低いベリー系(いちご・ラズベリーなど)や柑橘系(グレープフルーツ・オレンジなど)などがオススメです。
チョコレート
ミルクチョコレートやホワイトチョコレートなどはNG!間食にぴったりのチョコレートはカカオ85%以上のものです!
どれもすぐに手に入れることができるも&調理や加工もほとんどいらないので、ぜひ取り入れてみてください!ドリンクにも注意してくださいね!隠れ糖分が恐ろしいジュースやスポーツ・栄養ドリンクはNGです!
5. まとめ
いかがでしたか?
間食の効果や食べてOKなものについて少し知っておくだけで、無闇に食べることを我慢しなくて良くなり、食事と上手に付き合えるようになります。間食を上手く取り入れながら豊かなバレエライフを送ってください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、À Bientôt !