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【シーズン22/23】パリ・オペラ座バレエ団バレエ公演一覧

皆さん、こんにちは。起業家バレリーナのHarukaです!

パリ・オペラ座バレエ団のシーズン22/23公演が4月2日に公開されました!

バレエにおける「シーズン22/23」というのは2022年〜2023年の間に行われるバレエ公演のことを指します。

パリ・オペラ座バレエ団はパリ国立オペラ(Opéra National de Paris)の一部であり、毎年のシーズン公演発表時にはバレエ公演だけでなく、オペラやコンサートの公演も公開されます。

今回の記事ではシーズン22/23のバレエ公演を紹介していきます。

▼シーズン公開のリプレイ動画(仏語)はこちらからご覧いただけます▼



2022年バレエ公演


【NEW!】 Alan Lucien Øyen

アラン・ルシアン・オーエンはノルウェー出身の振付家・演出家・映像作家です。この多才な振付家はパリ・オペラ座バレエ団に初めて招かれ、真実と幻想が交錯するシナリオを展開し、人間の知覚を弄ぶ演出が得意とされています。


Mayerling

Mayerlingは日本では「うたかたの恋」という名前で知られています。このバレエは1978年にロンドンのロイヤル・バレエ団で初演され、「マノン」と並んでケネス・マクミランの代表的なバレエ作品です。ケネス・マクミランは、1889年に起きた「マイヤーリング事件」を題材にしており、社会的、政治的、個人的な圧力を見事に表現しています。


【NEW!】 Kontakthof

1997年の「春の祭典」、2005年の「オルフェウスとエウリディケ」に続き、パリ・オペラ座バレエ団のレパートリーに加わったピナ・バウシュのバレエ、「Kontakthof」。この作品には、愛、苦悩、暴力、欲望、悲しみ、ユーモアなど、このドイツの振付家の特徴的な要素がすべて含まれています。


Démonstrations de l'École de Danse

世界最高峰のバレエ学校とも呼ばれているパリ・オペラ座バレエ団付属のパリ・オペラ座バレエ学校。その生徒たちが年に一度、普段の練習の成果をパリ・ガルニエ宮で披露します。一生徒からどんどんプロのバレエダンサーになっていく姿はとても刺激的です。


Swan Lake

チャイコフスキーの3大バレエ(眠れる森の美女・くるみ割り人形・白鳥の湖)の一つである「白鳥の湖」。オリジナルの振り付けはマリウス・プティパによるもの。その振付をパリ・オペラ座バレエ団の芸術監督であったルドルフ・ヌレエフがアレンジし現在の形になりました。さすが、3大バレエと言われているだけあり、何度見ても飽きません。


2023年バレエ公演

George Balanchine

1970年にニューヨーク・シティ・バレエ団によって創作された「Who cares?」の中でジョージ・バランシンは「クラシック・ダンスを通してガーシュウィンの楽曲の天才的な音楽性と旋律美を見せたい」と考えたそうです。ジョージ・バランシンはこの作品で、マリウス・プティパのスタイルとアカデミックバレエの技術的な妙技を見事に讃えています。


Hommage à Patrick Dupond

1980年にエトワールに任命され、1990年から1995年までパリ・オペラ座の芸術監督を務めたパトリック・デュポン。2021年に他界したパトリック・デュポンへのオマージュとして、あらゆる大陸でバレエ団の顔を体現したアーティストを称えるバレエになっています。


【NEW!】 Bobbi Jene Smith

ボビイジーン・スミスはアメリカの若手振付家。彼女は初めてパリ・オペラ座に招かれ、官能的で演劇的なスタイルの作品を創作しました。ドラマチックなアプローチと人間の動きの追求により、男性性と女性性を探求し、身体で感動的な物語を語る登場人物を描かれたバレエです。


Spectacle de l'École de Danse

パリ・オペラ座バレエ団元エトワールのエリザベット・プラテル率いるパリ・オペラ座バレエ学校。パリ・オペラ座バレエ学校は2023年に2つの記念日を迎えます。パリ・オペラ座バレエ学校元校長のクロード・ベッシーの90歳の誕生日と30年前に亡くなったルドルフ・ヌレエフ。2つ記念日にどんなバレエを魅せてくれるのかとても楽しみです。


Maurice Béjart

モーリス・ベジャールとパリ・オペラ座のパートナーシップは40年以上続き、これまで20以上の作品をパリ・オペラ座に提供しました。15年前に亡くなったこの振付家に捧げるオマージュとして、パリ・オペラ座バレエ団は、70年代に創作された、振付的にも音楽的にも強烈な輝きを放つ3つの作品。「火の鳥」「ボレロ」「Le Chant du compagnon errant」を紹介します。


【NEW!】 The Dante Project

2021年12月にロンドンで初演された「ダンテ・プロジェクト」が、本日よりパリ・オペラ座のレパートリーに加わりました。音、動き、光が神秘的で変化する星座の実体となる物語の弧を再構築し、観客をノンストップの旅に誘うの幻想的で革新的なバレエです。


Peeping Tom

2000年に設立されたピーピング・トムは、ベルギーのダンスシアター・カンパニーで、ダンサーを幻想的かつ物悲しい世界の中に配置し、極限の振付言語、優れた技術が融合しています。独創的な振付、効果音による不穏な空気、人間心理の深層を探るシナリオによって、登場人物たちの記憶の中に誘い込み、彼らの内なるドラマを覗き見するような感覚を味わうことができます。


Signes

1997年にパリ・オペラ座バレエ団のために制作されたこの作品は、画家オリヴィエ・ドブレが、原初的な記号である微笑を想起させる抽象的な絵画のシリーズを描きたいと考えたことから生まれました。パリ・オペラ座のカルト的な作品となったこのバレエは、絵画、音楽、ダンスのつながりを体現し、舞台の上でも展開しています。


L'Histoire de Manon

ケネス・マクミランの代表的なバレエである「マノン」。18世紀の有名な小説の筋書きに忠実に、ケネス・マクミラン官能的でありながら独創的な人物の悲劇的な物語を再現しています。「マノン」のバレエでは混雑した舞踏会のシーンから、崇高なパ・ド・ドゥを経て、バレエは悲劇的な結末を迎えます。


まとめ

いかがでしたか?
今回はパリ・オペラ座バレエ団のシーズン22/23のバレエ公演、15公演を紹介しました。

パリ・オペラ座バレエ団の元エトワールであったオーレリ・デュポンが芸術監督に就任してから、古典のバレエ作品はもちろん、海外の振付師を招いたコンテンポラリーの作品や現代バレエも増えてきた気がします。

今回発表されたバレエ公演は全部で15公演。その中の4公演がパリ・オペラ座バレエ団では初公演のレパートリーです。また新しいパリ・オペラ座バレエ団を見ることができそうでワクワクします!

最後までお読みいただきありがとうございました!