そのケア労働は誰が担うんだ?〜意思決定層での多様性が必要と再認識した話

こんにちは!今日は夫の職場の勤務日カレンダーを見て思ったこと、特に祝日のケア労働について思ったことをお話します。

私の夫の職場について

夫は製造業の技術部門で働いています。大きな工場が併設する拠点にいるので、休日は土日休みをベースとしつつも少し特殊なのです。

何が特殊かと言うと、大きな工場の設備を止めたり、稼働させたり、という一連の作業が大変なため、今年3/20(水)の祝日のような週の中にある祝日はその前後の土日に付けて三連休とすることが多いんですよね。そして世間がお休みする祝日当日は出勤する、という具合です。

子育て世代にとっての祝日

では保育園、幼稚園や小学校に子どもがいる世帯の人間が、『会社のカレンダーで決まっているから』と言って祝日に出勤しようとした場合、子どもはどうすればいいでしょうか?

チッチッチッチッ(時計の針 尾石晴さん風)

正解は、保育園や小学校は祝日休みなので、出勤でない大人に子どもを診てもらう必要がある、です!

認可外の保育園や私立小学校の事情は関わりがないので存じ上げませんが、普通(?)の公立の園や小学校は、祝日は土日同様に休みのところが多いと思います。

そのため、会社のカレンダー場は出勤だけど、子どもは休み、そして保育園等も休みなので家族や誰かに子どもを診てもらう必要がある、という状況になり得ます。

そして特に未就学児を育てる世代にとって、休みの日というのは厳密には『休み』ではありません。会社の仕事から離れているという意味では休みですが、実際には1日中子どものペースに振り回されるので心身ともにリフレッシュ!、というのはなかなか難しいのではないでしょうか(特に育休などはその最たる例ですね。。ちょっと毒づきますが『育休中何してたの?資格とかとれた?』などと聞く人がいなくなりますように)。

という事情もあり、家族が祝日に出勤となると、身近に頼る当てが無い身には自動的に丸一日のワンオペ育児が決定し、祝日なのに超疲弊することになるのですね。

夫の職場は子育て世帯がワンオペ育児になって疲弊することがわかってるのか??

とはいえ、私は『休みの日の育児が大変だ』とメインで主張したいわけではなく、祝日を土日にくっつけて本来祝日だった日を出勤とするカレンダーとした場合、社員の家族(男性社会の会社なので主に妻側)がワンオペ育児となって疲弊する状況をわかっているのかな??と甚だ疑問です。

おそらくですが上記にも書いたように、夫の職場は超男性社会(全体の男女比として8割は男性、管理職以上のポジションに至っては9割5分は男性)なので、わかっていない可能性のほうが高いと思います。

カレンダーを決める管理職層たちは、『奥さんやその家族(祖母など)が見てくれるから大丈夫!』くらいにしか考えてないと思います。

妻や祖母が父親の代わりに育児をするもの、という価値観がもうすでに色々と終わってますよね。。私とは相容れない価値観だなぁと思います。

意思決定層におっさんしかいないことのマズさ

夫の職場が男性社会であることを何度か出しましたが、管理職のような意思決定層に男性(しかも育児などほぼ担ってこなかったおっさん)しかいないと、自分が体験していないために子育て世代や女性社員に対する対応も頓珍漢(しまいにはハラスメント)なことしかしないので、本当に碌なことになりませんね。

そういった組織は今後の労働力の供給制約で淘汰される可能性が高いとは思いますが、職場の施策など会社全体に関わることの意思決定層には多様性の一つとして、子育て世代の女性などおっさん一色でない人たちを参画させるべきだと思います。

終わりに

今日は夫の職場のカレンダーから考えた意思決定層の多様性の大切さなど語ってみました。

我が家の夫は出勤しているのか?、というと、私が先日から少し体調を崩しているので夫も休みを取っています。おかげさまで平和な祝日です。

とはいえ、夫の職場の男性社会っぷりは何とかならぬものかなと思っています。

それではまた!

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