note今日の注目記事に選出&弱者の戦略との関連を考える【木下斉さんビジネススクール】
昨日の『note編集部 今日の注目記事』に私の書いた記事が選ばれました。ジブン株式会社マガジンを始めて2回目です。
割合的にはnoteへ1日に投稿される約2万本の記事の中から1日あたり10本程度選ばれるとのことなので、大変光栄&ジブン株式会社マガジン外の方からも閲覧いただけているようで嬉しい限りです。
前回選ばれたのはこちら
前回の記事は人生初のワーケーションでのしくじりエピソード、直近のはLOVOT(ラボット)というペットロボットと触れ合えるカフェの訪問記です。
今日の注目記事に選ばれたことで、それ以外の記事よりもいろんな方に見ていただけてビューが増えてるのは嬉しいですが、ジブン株式会社マガジンを続ける私の目的は『今日の注目記事に取り上げられてビューを増やすこと』ではありません。
そのため選定されるテクニック的なことを考えるつもりはないのですが、この2つの記事には共通点があると思いました。
それは、
・響く人と響かない人との差がものすごく大きそうな記事であること
・体験した人が少なそうなこと
です。
LOVOTの場合、存在すら全く知らなくて私の記事に全く惹かれない人と、『LOVOTカフェ行ってみたかったんだよねー!』『LOVOTかわいいー!』とものすごく興味を持ってくれる人が両極端なように思えるのです。
また、LOVOTを可愛いと知っていて何となく頭の中にはあるけど、じゃあ川崎までわざわざ電車を乗り継いでカフェ代を払ってまで行くかと言われると、そこまでしなくてもいいかな。。?という人も多いのではないでしょうか。
ワーケーションの記事も然りです。
リモートワークが浸透してワーケーションの知名度は昔と比べて上がっていると思いますが、IT企業によくある施策なのでそれ以外の業界の人にはピンとこなかったり、『ワーケーションなんてうちの職場には出来ないから記事読んでもしょうがないし』となる可能性が高いと思います。
またワーケーションの記事はnoteの中で見ても相対的に決して多くなく、ワーケーションに興味があってもたどり着ける記事は限られたものになってしまいます。
その中で貴重な(?)ワーケーションのしくじりということで注目記事に選んでもらったのではと推測しています。
LOVOTカフェ、ワーケーションしくじり記事のいずれも体験した人が少数派と考えた時、思い出したことがあります。
木下斉さんのビジネススクールで紹介された、弱者の戦略です。
それぞれの記事について、内容が刺さりそうな層を考えてみると以下のように考えられます。
【LOVOTカフェ記事】
・LOVOTに会いたい人
・カフェのある川崎市内へアクセスできる人
・自宅にLOVOTをお迎えしたい人
【ワーケーションしくじり記事】
・ワーケーションに行ってみようと思ってる人
・ワーケーションで何を準備すればいいか迷ってる人
・ワーケーションに失敗しないように情報収集しようとしてる人
内容的に万人受けはしないまでも、予想外にターゲットがうまく絞られて、ピンホールマーケティング状態になった結果、note編集部にとっての『注目記事』になったのかもしれません。
ターゲットの絞りってまさに木下斉さんのビジネススクールで言うところの弱者の戦略に通ずる考え方ではないでしょうか。
もちろん強者の戦略として宮崎駿さんのように、どんな人の心にも響く作品(もののけ姫など)が書けたら凄いですが、なかなかリソースや素質的にそこまでたどり着くのは難しいですよね。
とはいえ、強者の戦略を取れない人にもできることはあります。自分の経験をもとにして、自分にしか書き得ない、かつ、一部の人にはものすごく欲しいであろう記事を書くことです。
万人受けはしないまでも、特定の狭い領域の人に刺さる体系的な記事を作るというのが、ジブン株式会社マガジンを作る上での弱者の戦略なのか、と体験を以て納得できた一件でした。
それではまた!