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やりたいことがあるなら周囲の『無責任』発言に惑わされない・流されない

今日の木下斉さんのvoicyで、人からちょっと何か言われただけで自分の思いを諦めてしまうのはもったいない、という放送がされていました。

同じく今日の佐々木俊尚さんのvoicyでは、無責任に上から目線で何か色々批判をしたり、物を言ってくる人がいるという話をされていました。そのような人のことを、放送では『軍師』と表現されていました。

無責任に人に対して何か言う人がいるという観点で、この2つの放送が妙にリンクしているような気がしたのです。

何か言わないと気がすまない人

こちらが何か自分の夢や思いを発した際に、特にその道の専門家でも知見を持ってるわけでもないのに、『いやそれは難しいでしょう』とか、根拠がよくわからないダメ出しをしてくる人っていませんか?

もしかしたら、自分の話をうんうんと聞いてくれるかもという期待からのダメ出しなので、こちらとしては思いっきり落胆する気持ちと、こんなやつに話した私がバカだったなという後悔とで、ものすごくネガティブな気持ちになるわけです。

ビジネスなりプライベートの場なりでそういった否定をしてくる人に遭遇して諦めてしまうのはとてももったいないです。というのも、そういったダメ出しをしてくる人の大半は、無責任にほぼ思いつきでものを言ってる可能性が高いからです。

なぜ無責任で思いつきでものを言ってくるかというと、人の意見へのダメ出しだったり至らないところに対する指摘というのはものすごく簡単で(※)、簡単なことを言う割には『賢そうな』存在感を誇示できるからです。
(※)よく知られているのが澤円さんがよく紹介する『ランドルト環』の話。欠けている箇所を指摘するのはとても簡単だが、線の太さや黒の濃さなど、欠けていない部分を議論するのは知識がないと難しい

ランドルト環

これにはわかりやすいエピソードがあります。

昔の話ではありますが、私は研究職時代に実験に加えて、実験で発見したことについて特許を書いて出願する業務もやっていました。内容的にほぼ非のうちどころのない出願をしても、必ずと言っていいほどストレートには受理されず、一度は必ず特許庁から拒絶という『あんたの出願は××がダメだから特許として認めてやらないよ』という通知が来るんですね。

その時に先輩から『(出願を審査する)特許庁も何かしらそれっぽいことを言わないと仕事してるように見えないから、それっぽいことを指摘してる可能性も大いにあるよね』と言っていたのが妙に印象に残ってます。出願された内容をそのまま『ハイハイ!分かりました~★』と受理しまくってるようでは特許庁の存在感が出せないから重箱の隅をつつく様な指摘をするんじゃないか、というのが先輩の見解でした。
(特許庁や関係者の皆様、こちらの勘違いがありましたらゴメンナサイ)

この特許の場合は法に則った手続きなのでシビアな面もありますが、妙に重箱の隅をつついてくる『特許庁』のように、なんかそれっぽいかっこいいことを言わないとメンツが立たない、とか、ダメ出しっぽいことを言ってかっこよく見せたい、と思っている人は残念ながら一定数います

こちらが何かを言われて、諦めて不本意な結果になったところで、諦めるきっかけになった発言をしてきた人間は、まあ100%責任取りません。

もちろん相手が何をどう思うかというのは相手の問題なので、相手の考え方そのものをコントロールするのは無謀ですが、相手の発言をどう受け取るかに関しても私たちの問題です。人の言うことを素直に聞かないといけない、とか、ありがたく意見を頂戴して受け入れないといけない、みたいな考えを持つ必要はないと思います。

木下斉さんの本日の放送のコメント欄にも書いたのですが、8年ほど前の飲み会の場で、同席していた同期の1人に私は『いずれは自分の裁量で在宅勤務で働けるといいな』と言ったことがあります。そしたらその同期が『何だよそれ?クソだな、無理だろ』とまさかの全否定でした笑。

まあ酔っ払いの戯言であるとは分かっていながらも、頭には来ました笑。とはいえ、その同期は在宅勤務とか働き方改革の専門家でもないし知見を持ってるわけでもないので、その人に言われた事は忘れて、在宅勤務の経験者に話を聞いたり、コロナ禍が来たりして、いつのまにか縁あって私は在宅ワーカーをしているということで、当時の思いが叶った状況です。

このような感じで、無責任にごちゃごちゃ言ってくる人というのは世の中に一定数いますので、上記の酔っぱらいのような人の発言で、自分のやりたいことを打ち消してしまうのは本当にもったいないですね。

何か果たしたいものがあるなら、周囲に何か言われたところで辞めてしまうのではなく、自分の心の中で思いをたぎらせながら情報収集なり、少しずつアクションをとることで何かしら打開策が見えてくるのではないでしょうか。

それではまた!


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KASHIWA@マイノリティキャリア
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