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にじさんじ大感謝祭の大感想

先日にじさんじ大感謝祭が5つの新スタジオを使い約50名のライバーが参加して開催されました。

今回はこの配信をいろいろな方向から評価していきます。

まず一番に褒めたいのは、番組編成面でみても収益面でみても構成がとても上手だったところです。

メイン企画にもっともアピールをするべき大規模3Dスタジオと以前より多数のコラボが容易に行える2Dスタジオを使い、メンバー限定で全面公開をするサブ企画はしっかり一部分の配信でも興味をそそる内容になっていました。

そして新しいがゆえにまだ工事の臭いが残っているのか1時間ほどで休憩を入れることになったのですが、その間にギルザレンⅢ世さんとあやかきとのクロストークを放送することでさらにメンバー登録を促していました。

次に個別の企画の感想ですがメインの3D企画ではオリバー・エバンスさんの有能さが目立っているように見えました。

かくれんぼではカメラの位置を考えて移動し、だるまさんがころんだでは鬼をタッチできたのにネタに振りまくり、椅子取りゲームでは同期のレイン・パターソンさんの動画での写りを逐一アドバイスしていました。

またコーナー司会の五十嵐梨花さんについては初めてにしては充分及第点と思われますが、言葉より動きの方に特徴があったので2Dより3Dの進行のほうが向いていると感じました。

次に2Dスタジオで行われた正体不明の間はライバー達の実力と物欲を過小にみていたのか回答の難易度がかなり高く、エンタメとしては面白いがクイズとしてはカタルシスが不足しているように見受けられました。

ただ同期でコーナー進行の加賀美ハヤトさんが「自分が回答者でも答えられないかも」と絶賛した夜見れなさんの声帯模写は、普段の配信でもときどき披露していくべきではないでしょうか。

3Dサブ企画である一心同体の間では壱百萬天原サロメさんと海妹四葉さんのダンスに対するスタンスが対称的でした。

素人目で見ると覚えていないところをアドリブでごまかすサロメさんの方がダンスが上手く見えがちですが、四葉さんの方が余計な動きをしない分覚えが良いのかもしれません。

最後に技術面について評価しますがおそらく100%確実に成功する人数を起用しているのだと推測しています。

旧スタジオで収録されたと考えられるにじバラミニ四駆爆走GPでほぼ動きがなければ12人のトラッキングが可能なのが証明できたので新スタジオならばこれ以上の人数が動くことが絶対に可能なはずです。

しかし失敗してしまうと御披露目として不完全なものになってしまうために保険をかけていたと私は結論付けています。

全体としてにじさんじ大感謝祭はほぼ100点といっていい内容だといえますし、民放キー局でも生放送でスタジオを横断して番組を進行するのはTBSのオールスター感謝祭ぐらいになっています。

大規模企画が少なくなった現在、年に1~2回で良いのでスタジオ横断型の大規模配信を行うようになっていくことを切に願って感想の締めとしたいと思います。



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