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お店の都合とお客様からの目線

自分の仕事である黒板を書くということは、
店頭販促のひとつのツールとなります。

販売の仕事を長く経験していたので、店頭の見せ方の
アドバイスも兼ねて、ウィンドウを使った演出も
しています。

黒板を書いていたところ、ある日クライアントに
「入り口のウィンドウも書いてみてもらえますか?」
と言われたのがきっかけだ。

黒板を書くというと、チョークで書くのかな?と
思われがちなんですけれど、私は全てポスカを使っている
流れから、
「ポスカってウィンドウにも書けるんじゃないの?」
と言われたのです。

初めはオーナーからの提案にお応えして
書き始めたのですが、お客様から様様々な反応を
いただくようになりました。

●お店に入りにくかったけれど、入り口が優しい雰囲気に
なったので、入ってみたいなと思った。
●いつも模様が変わっているので、お店の前を通るたび気になっていた。
●お客様を歓迎している雰囲気を感じた。
●お店の人がなんとなく頑張っているんだな、という印象を受けた。
●殺風景だったのに、急にお店の感じが明るくなったように感じた。

こちらは、全く意図していなかったことを、お客様は感じていた
ということを知った。

ウィンドウの演出というと、シート貼ったり、ポスター貼ったり
することが多いと思います。
すると、中の様子が外から見えなくなってしまいがちですよね。

お店側からすると、ポスターやチラシ、お知らせみたいなものを
貼ることによって、お客様は「読んでくれているだろう」と
考えるわけです。

でも、お客様って暇じゃないですし、よっぽどそのお店に興味なければ
わざわざ立ち止まってみるわけでもないんですよね。

仕事柄、よく多くの方に
「店頭のポスターとか読んでますか?」と聞きまくるのですがw
みなさんまず読んでないです。気にもかけていない。

お店の方は「きっと読んでくれているだろう」って思っているんですけどね。


飲食店さんにもよくあるのですが、やはりガラスシート貼ったり
カフェカーテンさげたりするのをよく見かけます。
もちろん日除けのためというのもあるとは思いますが、
中でお食事なさっているお客様を気遣ってのことですよね。

でも中の様子が見えないのは、外からみているお客様から
すると入店しにくい。

オーナーさんが思っている以上に入店のハードルは
ものすごく高いんです。

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こちらはカフェカーテンがかかっていましたが、中の様子が遮られて全く見えていませんでした。

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そこに程よい透け感を出すように、ポスカで演出しています。

お食事中のお客様も、外からの視線をそれほど気にすることなく
ゆっくりできます。
外を歩いているかたからも、丸見えではなく
なんとなく店内の気配を感じることができます。

お店への第一歩、入店するまでは本当に
ハードル高いんです。
ハードルが高い、ということを
お店のかたは理解しておくことが必要です。

お店とお客様のその距離を、ポスカで近づけていきたい!
といつもいつも考えながら描いています。


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