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射幸性で遊べ、射幸性に遊ばれるな。運気という乱雑性、人類永遠の謎。

今、私はスランプだ。何もかもがスランプで、趣味のこともさることながら、本業にしたいと夢見る音楽においてでさえ、人生初のスランプを感じている。実力すら出せない運気にある。仕事的な事も、遊びも何もかもダメだ。

1.現在の私は、実は側から観ると不運ではない

今日は、実はMJという麻雀アプリで、役満を3回出した。強い人との段位戦マッチングでも、最強位に勝つことが出来た。ただ、アホな賭け方をしていたら、相当に運が良くないとチップが増えない仕組みになっており、計6,000円の課金で数時間遊び通すことが出来た。

正直、ディズニーで1万円払い、遊び倒すよりも、ゲーセンのメダルゲーム感覚で愉しめる。
私は射幸性の高いものが、正直昔から好きなのだ。小学生の頃にスクラッチを買おうとしたら、売り場のおばさんに拒否られたほどだ。
まあ当然、スマホアプリなので、いわば石みたいな扱いなので、お金が増えるということはまずない。

通常よりも、運気が中途半端によく見える時こそ、人々は射幸性のあるコンテンツに溺れてしまう。ツキを予測することは、まあ常人には不可能で、プロであってもツキの予測がつかないことの方が多い。少なくとも、経験上、6000円の課金でここまで遊べたのは、どちらかといえば、運が良い方なのだ。

ここで、違和感を覚えた貴方は、射幸性の恐ろしさを知らないか、見ないフリをしている。一喜一憂が、一寸先が闇、となるのだ。

2.忘れたい過去、射幸性への興味と耽溺

しかし、私は15年以上前に、中学生の時にサイコロ10個使ったポーカーチップをかける方式のアナログゲームを開発し、鉛筆で手書きしたA4用紙に合計数の予測をさせるというもの、である。

普段はキレない従兄弟を夢中にさせて、キレさせ、叔父さんから本気で怒られたことがある。
今考えると、悪魔じみた才能であり、当時はソシャゲのソの時もない時代だった。こんなクソみたいな才能、本当に要らなかった。

話は戻り、遊び倒して、この課金、6,000円散財してから、どうも体調が悪い。

実は、一ヵ月ほど前に酔っ払った勢いで、人生初でパチンコ屋で遊んだ。平日の昼間から。
勿論、客層は暗く、小汚い男女と不気味に小綺麗な店員、喧しい筐体の轟音と下品な色、とりあえずよくシステムもわからないまま、遊んでいたが、ビッグボーナスが入った時に球がなくなり、ボーナスにも関わらず、何も出ない。
気がつけば、ただストレートに8000円が消えていった。手持ちは、小銭しかなく、ただ騙し取られた感覚だった。

従兄弟(彼は高学歴になった)をブチ切れさせるほどの射幸性のあるゲームを開発した中学時代のオイラは、下手したらパチ屋側の人間や、ソシャゲ課金側の人間として、一歩間違えれば、悪魔になっていたかもしれない。そう考えると、末恐ろしいし、私はあらゆる人、あらゆる神仏に守られていた。本当に、幸甚極まる想いであります。
どうか、子孫の代が、道を踏み外さないようにと。

3.確率に遊ばれた馬鹿は、「選ばれた感」の夢をみる

だが、二十歳を超え、ソシャゲに物凄い課金をし、射幸性の悪魔に取り憑かれ、見事に散財を繰り返した。何十万を払ったのだろうか。もしかしたら、もっとかもしれない。

無理やり、元をとることが出来たというならば、色々な経験や確率はしばしば人を弄ぶということや、真の確実性なんてこの世に何一つないこと、起こる時には起こってしまうレアケースの怖さを、知る事が出来たかもしれない。

でも、あまりにも授業料は高かった。幸いにも、家族以外に借金はしたことがなく(ここ重要)、いわば何の学びもなしに未だにやめられず、いつまで経っても取り憑かれている状態では、ないつもりである。そう、ひたすら信じたいのだ。

4.リアルマネーと乱雑性という悪魔のカクテル

近年、多くの人が射幸性の娯楽のみならず、綿密な用意もなく起業したり、店を開いたり、個人でビジネスしたり、株やら仮想通貨やら何やらに、投資をすることが流行っている。

私は◯◯を××にしたいという夢があるから、△△というビジネスを始めるんだ!
これ、実は褒められたことではないです。まともな人が起業する時は、「夢」だなんてフワついた言葉使いません。無駄に稼ぎ急ぎません。
正直、早くお金持ちになりたいだけでしょう。権力で見返してやりたい、それが根本にあるのでしょう。
真に、世を動かす好事家は、変態は、金持ちを目指しません。

5.「だって、好きなんだもん」がクリエイターの根本にあるべき

やりたい事を、仕事をサボってるだとか、ニートや無職だとか言われながら、やり続けていたら、気がついたらなんか規模がデカくなっていた。

これなんです!
これが、クリエイターの真髄、オタク・マニアの真髄、真の天才の特徴なんです。
真の天才は、ただ時間の隙を縫って、やりたいことやっているだけなんです。彼らに、何故やるかと訊いたら、

「だって好きだから仕方ないだろ!」
 としか言いません。

好きな事をひたすら、スランプだろうが、ガッカリしようが、懲りずにどうしても好きを捨てきれずに、お金にならなくてもやり続ける。

ここに、全ての正解が詰まっています。
序文と矛盾しますが、スランプなんてものはありません。好きになるパワーが足りないだけです。お金が儲かればそのパワーが戻ってくる?
それは、戯言の類いです。根源を見てください。
宝くじ当たれば、鬱病が治るとか戯言を言っている人と同様だと、思った方が良いです。

「何かをつくることが好きという心」は、貴方を裏切りません。

今日は、非常に刺々しい文章になってしまいました。私の拙文に次ぐ拙文で、時間を奪ってしまったかもしれませんが、こんな見方もあるんですよと思って頂ければ、幸甚です。

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