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聞いて、話して、傍にいて

やったことのないこと、体験をしたことのないことは怖い。
0から1にすることに一番力がいる。
えいやーっと飛び込む勇気。
でも、それは、自分の一歩を大きく設定しているからかもしれない。
スモールステップ、スモールステップを繰り返していけば、
振り返った時に、思えば遠くにきたもんだ、高く上ったもんだ、って感じるんだよね、きっと。

通信制高校に入学して、初めての試験に、かなりナーバスになってる長女。
テスト自体が久しぶり。
話を聞いていると、先が見えてきて、でも、今こんなにできない自分がいて、と、色々見えるようになったからの苦しみと初めてのことへの不安。
きちんとしたい長女。そこは、私もすごく分かるところ。
きちんとの理想が高すぎて身動きとれなくなっちゃう。
急に涙が出るって、
「エーン」って小さい子が泣くようにしくしく泣く姿を見て、
小さい頃に「泣かんの!」って我慢させてた涙をここで出しているのかなと思った。
やっと泣けたのかな。
どうやって言ったら涙が止まるのかとか、しんどさを軽くしてあげられるのか、考えるけど、答えは出なくて。

「こうなりたいってあるよね、でも、それが遠すぎて苦しく感じるなら、今日一日のできたことをみつけていこか、今日は〇〇できてたやんか~。
お母さんも、とりあえずやったらいいんよって教えてもらって、やっと自分でやりだしたくらいじゃけんな~、大丈夫よ。」
なんて、話をして。
長女の話を「そうか、そうか」と聞いて、ぎゅーってして、よしよしして、一緒に寝て、マッサージして。

これという一つの答えはないのよね。
子どもを見て、聞いて、話して、「今のよりよい子どもへの向き合い方」を見つけていくしかない。
子どもたちは、今この瞬間も成長している。
私は、話を聞いて、傍にいて、ぬくもりを伝えて、伴走していくのみ。
いつか自分で私の手を放して進めるように。


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