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私の00smusic#12

#111 Party Hard by Andrew W.K.

デスメタルやハードコアみたいな音楽と四つ打ちダンスポップのクロスオーバーに成功した上、本人のキャラクターやエンタメ性も上手く盛り込んだ。あとは、ライブ終了後に最後の人まで永遠にサインをし続けるサービス兄貴の印象。

#112 New Born by Muse

今まで真っ白の何も知らない状態で、お店の試聴機で何枚も聴いてきたけど、一番の衝撃はこれだったなあ。家にたどり着くまでの間、ずっとその衝撃に打ち震えていたくらい。信じられないのは、かつてクイーンの登場の最初の方から盛大にバズった経歴のこの国のメディアが、それほどこれに強い反応を示していなかったこと。それくらい個人的には、この作品の登場は、2000年代における事件だった。

#113 Saturday Superhouse by Biffy Clyro

スコットランドのトリオ。第一印象は、ポスト・ミューズのような激情を思わせるも、曲調はオルタナティブで、展開は独特。アルバムジャケは、これまで数々の名作アートワークを生んだヒプノシス出身のストーム・ソーガーソンだし、アルバム冒頭から、このゾクゾクするようなイントロ、只事じゃない雰囲気に飲まれていく。この曲の終わりのギターの音がベンドするこのバンドのクセみたいなのも、なんか良いんだよなあ。
※プレイリストにオリジナル音源がないため、代わりにLiving Is a Probrem Because Everything Dies(Live)が載っています。

#114 Girls & Boys by The Subways

この冒頭のゴリゴリリフが、たまにふと頭にソラで流れてくるんですよね。とっても好きなんでしょうね。しかもそのリフが終盤にまた返ってくる、裏切らないベタ展開がなんだか愛着を煽ってしまいます。これをトリオ形態でやる勇気が個性かな。

#115 Cherry Bomb by Ash

4人になった前作で、限界突破を果たそうと、意欲的にかなり刺激的で尖った方向に向くんだけど、結果それは商業的には失敗してしまうも、その後に続くFree All Angelsでの覚醒は劇的だったなあと。どこを切っても、楽曲のフックと魅力に溢れた奇跡の名盤の誕生。

#106 The Masses Against the Classes by Manic Street Preachers

個人的に、このバンドをロックバンドとして信用できることは、Everything Must GoやThis Is My Truth Tell Me Yoursでブレイクして、ヒット曲を量産して市民権を得たことより、その後にこの曲やKnow Your Enemyで、意識を変えて反骨心剥き出しで闘いを挑む、ロックアティテュードを見せてきたところ。

#117 Come Back Around by Feeder

轟音ギターが鳴るUSオルタナサウンドと、UKのバンドならではの繊細で美しいメロディを掛け合わせたイメージ。前者も維持しながら、後者がどんどん際立っていくので、迫力も説得力も格段増して。もはやブランドですよね。

#118 A Modern Way of Letting Go by Idlewild

スコットランドのバンド。初期は、若さに任せた性急なパンクバンドだったけど、ここにきて、その性急さは全体的に押さえられ、メロディの際立ちが格段に上昇。それに従って支持を集めて、認知を広め、国内だけではなく、アメリカツアーにも進出。

#119 Always: Your Way by My Vitriol

デビューアルバムで、新世代のシューゲイズスタイルのギターバンドが出てきたなあという感じで、話題になっていたけど、なぜかその後が続かず、勿体ないなあという感じ。

#120 Remedy by Abandoned Pools

イールズのベーシストだったトミー・ウォルターが脱退後に結成したバンド。このデビュー作Humanisticは、YOSHIKIのレーベルのエクスタシーレコードから出されている。UK譲りのような繊細なメロディセンスと、厚みのあるオルタナギターサウンドのミックスで、魅力的に聴かせている。その後も作品が出てるけど、もう少し評価されて、認知されていい才能だと思う。
※Spotifyにはなかったので、代わりに次作Armed to The Teethからのタイトル曲が載っています。


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