体型診断、それはつまり・・・
FPSS17期生、チエです。
今回は体型診断のお勉強ということで・・・
これは・・ファッションなの?算数なの?読解力の問題なの?
というくらい、いろいろな要素が詰まった診断内容でした。
レッスンを終えて、noteを書くにあたり、体型診断・・・?そもそも体型を診断する目的は?理想体型を知ること?
などいろいろ考えてみましたが、自分なりの結論、体型診断をする目的は、理想体型から外れてしまっているところから、いかに目線を外させて、理想体型に近い印象に見せられるか ということだと解釈しました。
それをカバーするために、どの体型の人はどの素材を使うと良い、とか。
つまり・・それは・・・とてもクリエイティブなことなんじゃないかと。
なんか、造形に近くないですか?
もの(素材)を選ぶセンスや創造性が出る、ということですよね・・・・?
もうひとつ。今回、一番印象に残ったのは、バレエコアの定義をはっきり教えてもらったこと。を超えて・・・
「色に引き締め効果はない!」
・・・まじか!!
でした。 ”膨張色” ”収縮色”というワードも、色の勉強をし始めて「久々に聞いたな―」と思って、これから使っていくワードになるのか、と思いきや。
意味、ないんですか・・そうですか・・・(いや多少はあると思いますけど、お悩みの解消に使うなということですよね、理解しています)
体型(かたち)で気になるところは、同じ要素の"かたち"で解消しないと意味がない。
たしかに自分でも、少し前は白を好んで選んでいたのですが、最近は年齢とともに「なんかぼやけて見えるな〜」と思って、黒を選ぶようになっていました。ですが、それは「体型を細く見せたい」という動機ではなく「ぼやけて見えるから」。
つまり色の解消をしようとして黒を無意識に選んでいたということ。
(・・・・あってたよ、わたし!)
本当にファッションて、いろいろな要素が絡み合って、その人のバランスを作っているんだなぁと思いました。
「似合わないものをわざと選んでいる人もいる」なんて、言われてみたら納得だけど、普段そんな視点でおしゃれな人のこと見てなかったな。
あと「似合いすぎて無難になりすぎることもダサくなる原因」というようなお話も興味深かったです。
(何ごともギャップが魅力ということですね)
ちなみに話は戻りますが、バレエコアの定義は、”バレエレッスンで着る服”がベースになっているとのことです。
「いつもないところにリボンモチーフ」なイメージを勝手に抱いてたのですが、リボン以外にも要素はあるんですね・・・
そして後半の男性ファッションのお話もとても勉強になりました。
というか、男性。そういう話のほうが興味持ちそうなのに、全然そっち方面は通らないんだな・・・と。
国とか車とか時計とかお酒とか、そういう歴史は好きなのに、身近な衣類の歴史には興味・・持ちづらいのか・・そうか・・面白いのにな・・・おしゃれな男性、ポイントめっちゃ高いけどな〜〜〜。
久野先生の話を聞きながら、オーセンティックなアイテムの中で少しカジュアル要素を入れるのかっこいいなーと思いつつ、でもそれを取り入れすぎるとあからさまで逆にダサくなりそうだし、男性のさじ加減て、めっちゃむずいんだろうな・・・と思ってしまいました。
ただ、先生がレッスン冒頭で話していた通り、「お客さまは自分で選んで決めるのが難しいことほど、お金を払う価値があると感じる」ということにもつながると思いました。
自分の診断に合わない要素を入れた難しいスタイリングのほうが需要がある。
トレンドでないものが似合うお客さまのほうが増える。
それが求められる仕事なんだよな、と、レッスンを終えたあとに、改めて感じたのでした。
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