社会保険労務士・行政書士しんたに事務所

社会保険労務士の目線で、入院や治療しながら働き続けられる環境作りを発信しています。

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マガジン

最近の記事

療養・休職中にフリーランスとして就業

近年、フリーランスの働き方が注目を集め、政府もその就業環境整備に乗り出しています。これは、働き方の多様化や、企業が特定のスキルを持つ人材を必要とするようになったことなどが背景にあります。 フリーランス法の施行: フリーランスと企業との間の取引を適正化し、フリーランスの働きやすい環境を整えるための法律が施行されました。 社会保障の充実: フリーランス向けの社会保険制度の拡充が検討されています。 キャリア形成支援: フリーランスのスキルアップやキャリアアップを支援するサービ

    • 両立支援

      働き方改革の一つとしての「両立支援」は企業にとって非常に重要課題です。 企業の構成員(従業員だけでなく経営者にとっても)が仕事と私生活を両立できる環境を整える為にどのような取り組みが出来るのか? 例えば、 ・昇進して役職手当が増える。よりも、自分の推しにリソースを費やしたい。 ・育児休業制度がある企業で働きたい。 ・(避けられない)病気罹患の際に、就労をセーブして雇用継続したい。 え など、企業の構成員が多様化していて従業員の価値観やライフステージごとに優先順位が変わります

      • デジタルコンテンツ利用契約

        知人のイラストレーターさんからのご依頼で「illustratorで描いたイラストを納品する」契約を書面化したい。とのご相談。 (紙の)契約書でも継続的取引や、対価が記載されていると収入印紙を貼付ける必要があるので(私も某機関との契約が紙なので契約書のまき直しごとに4,000円…何か損した気分になる) 原則として書面化していなくても合意により契約は成立するので、SNSのDMで依頼を請けてナンボなんぼで、どんなイメージのイラスト描いて下さい。みたいな商談の流れもありそうです。

        • ご依頼エピソードや費用のご案内

           

        マガジン

        • ガン治療と仕事·生活·ライフプラン設計
          3本
        • 病気やケガと働くことの両立支援
          11本
        • ご依頼エピソードと費用
          8本

        記事

          財団法人の書類作成

          監督する某都道府県の教育委員会との折衝で、財団設立から数十年間の財務諸表の貸借が合わない、提出書類が揃っておらず「なんとかして」と元請けからヘルプ案件。 監督官庁にちぐはぐな書類自体は提出していたようですがNo Checkでスルーされていたみたいです。 先代もお亡くなりになり、ご親族からのご依頼ですが数十年もの間なので証憑も散逸して数字合わせの素材がそもそも無い。 マンパワーでPCのデーター復旧作業を紙からするような感じです。 ヘルプ先の事務所に出張して数日間の作業で日当

          脱退一時金の還付申請

          企業にお勤めの方は基礎年金や厚生年金が毎月の給与から保険料が天引きされていて、「老齢=高齢で働けなくなった時」「障害=障害状態になり従前のように働けなくなった時」「遺族=死亡して親族を扶養できなくなった時」に年金、または一時金が支給されます。 外国人で会社から給料を貰っている人はどうでしょうか? 例えば、老齢で年金を受け取る前に帰国して日本に帰ってこない方もいますね。その場合は一定の条件下で支払った保険料が還付されます。 永らくVISA手続きで手続きをしていた方がコロナ禍

          コロナ禍中の助成金審査

          コロナ禍の間に様々な補助金・助成金が発表されていました。 オンライン申請の処理フローが未成熟な時期でもあり、書類受付および重要な「本人確認」を弊所でも中小企業庁の窓口として担当しておりました。 主に近所の個人事業主さんが手渡し(対面)で書類を受付け。 支給要件を満たす書類を確認の上でシステムに登録すれば番号が発番されました。 スマホだけで行政手続き(実際にはいくつもの省庁・窓口でオンライン申請の受付けをしていましたが)をe-govのような統一的なシステムではない黎明期から

          京都で宿泊施設を営業

          知人の隣接業者様からのご紹介案件で、「○○の物件で旅館業取れる?」と言ったファーストコンタクト。 物件が許可要件を満たしているか確認して、そもそも営業許可が取れるか?営業許可が取れる場合でも過大なリフォームが必要か?など調査が必要で建設業者様や宿泊施設の管理会社様などとの協議が必要な案件でした。 適正な物件で、適正に管理されている事も営業許可の要素の一つでありますので一連の工程を統括管理するプロジェクトマネージャーとして担当。 インバウンド環境下で観光シーズンを数週間でも

          在留資格の申請

          人材派遣会社様のご依頼で語学対応スタッフの強化をしたいので、大学卒+日本語・英語対応を雇いたいので「技術・人文知識・国際業務」の在留資格認定証明書を取得したいとのご依頼。 このカテゴリーの在留資格は業務内容自体が一定以上のハイスキルを要求されますので給与・雇用契約書(労働条件通知書)・外国人の方の経歴等と整合性が取れた申請書(オンライン申請ですが)を編集しました。 ハイスキルな職務内容となりますので単純労働はNG(違反すると検挙) 東南アジアの人材も大学卒・語学対応・(CAD

          契約書(示談書)の作成

          預かり自動車をぶつけてしまい、業務上の事故である為保険会社提出用に車両所有者さんとの示談が成立した証拠としての契約書を作成しました。 保険会社さん側では処理用のテンプレート契約書は無かったようですね(トラブル回避)< 債権者・債務者・保険会社・車両修理会社など「甲乙丙丁...」と増えていくと要素を整理して記載する必要があります。 要点をヒアリングして過不足なく記載して紙の契約書(複数ページに渡ったので製本+契印を捺す箇所など明示して)お届けしました。 費用は行政書士報酬25

          内容証明郵便の送達

          信販会社(いわゆるカードローン)からハガキによる督促状が届くので「時効の援用」を主張し、行政書士の名義で作成代理人の名称を併記して職印を押印して配送しました。 電子内容証明ではアプリで文面を簡単に作れてオンライン決済で相手方に送達が出来て便利なのですが、あえて紙の手紙で行政書士が作成代理人と言うポジションで職印を捺すと言うアナログな方法もニーズがあります。 法的な効果が発生さえすれば対面・書面など手段を問われませんが、退職代行のように「自分の口から言い出せない」関係性って

          ガンによる障害年金の申請について

          ガン切除による手術や投薬の副作用で労働が制限され、症状が固定された段階で障害認定基準を満たしている場合に障害年金を申請する事ができます。 また、障害者手帳を取る事で就労出来る企業を探しやすくなる等のメリットがあります。 ガンによる障害年金の申請は以下の手順で行います。 1. 準備 以下の書類を用意します。 障害年金請求書 初診証明書 診断書 傷病手当金受給証明書(傷病手当金受給の場合) 国民年金・厚生年金保険料納付証明書 年金事務所に予約をして申請を行います

          ガンによる障害年金の申請について

          ガン治療と仕事の心構え

          ガン治療をする上での生活上、仕事上でのアドバイス 生活上のアドバイス 治療の副作用に備える: 治療の副作用は人によって異なりますが、倦怠感、吐き気、脱毛など様々な症状が現れる可能性があります。事前に副作用について情報収集しておき、症状が出た場合に備えておくと良いでしょう。 栄養バランスの良い食事を摂る: 治療中は、体力が落ちやすくなります。栄養バランスの良い食事を摂ることで、体力を維持し、治療を乗り越えることができます。 適度な運動をする: 運動は、体力を維持し、免疫

          40代男性会社員が病気による退職をキッカケにライフプラン見直す時に。

          事例に応じたファイナンシャルプランニングサービスとして金銭面にアプローチしてみました。 1. 病状と治療計画を確認 病名、治療内容、治療期間、予後、障害等級等、詳細な情報収集を行います。主治医と連携し、治療計画や今後の見通しを把握し、治療による収入減少や休業期間中の生活費等、経済的な影響を分析する。 2. 社会保険・公的支援制度の活用 傷病手当金、障害年金、雇用保険等、自分が利用出来る制度を調査し、各制度の受給条件、手続き、受給額等を確認。専門家(社会保険労務士等)に

          40代男性会社員が病気による退職をキッカケにライフプラン見直す時に。

          病気治療と仕事の両立支援する社会保険労務士とは

          私の私見も交えておりますが、治療と仕事の両立支援に特化した社会保険労務士とは具体的にはこのような支援をしています。 両立支援制度情報の提供。 就業規則の確認(休職や復職の社内規程整備) 休職・復職手続きサポート(治療内容に合わせた就業プランニング) 企業との交渉(人事部署と伴走支援) メンタルヘルスサポート(投薬の影響や就労環境の変化に合わせて) 等、幅広い支援が必要となる分野です。 治療と仕事の両立は、患者さんにとって大きな課題です。 社会保険労務士として、患者

          病気治療と仕事の両立支援する社会保険労務士とは

          ガン治療中(など)従業員の雇用を継続する為の手続き

          職場で従業員が治療の為の通院や入院が出来るような休職制度を導入するには? 1. 制度の目的と内容を明確に 導入する休職制度の目的を明確にする(例:従業員の治療と仕事の両立支援、人材確保、企業イメージの向上等) 休職対象となる疾病や怪我の種類、休職期間、休職中の給与や福利厚生等の内容を具体的に定める。 2. 労使間の協議を行う 労働組合や労働者代表と協議を行い、制度内容について合意を得る→就業規則規則や休職規定などにアウトプット。 必要に応じて、外部の専門家にアクセ

          ガン治療中(など)従業員の雇用を継続する為の手続き