調達部員が先送りしないようになる方法とは?
15年ほど前と記憶しますが、エクセルに
=27000-DATEDIF("1978/7/28",TODAY(),"d")
と入力するといいぞ、と話を聞きました。””には私の生年月日が入っていますので、ご自身の生年月日に変えてください。
そして、この結果を毎日のように眺めます。これはみなさんの残り人生の日数です。一般的に日本人は三万日ほど生きますが、最後の3000日は体に支障がある可能性があります。元気な日数を計算するため、27000日としています。
15年前、私はたしか15000日ぐらいが表示されて驚いた記憶があります。あと、これだけしか生きていないなんて! 衝撃。
漠然とではありますが、くだらない会議に、資料作成、そして報告など、「こんなことやっている場合だろうかと」感じた経験があります。数値を具体的に見る。大きなインパクトがあります。
みなさんはあと何日が残っていますか?
タイトル「調達部員が先送りしないようになる方法とは?」です。私の「コスト削減の仕組み構築セミナー」で強調したように調達の仕事を進んでやりたがる人はいません。目前の仕事をこなすだけで精一杯で、新しい施策をやろうとはしません。
だから調達部門が設定したKPIは、設定するだけで達成されない状態です。あるいはロクにできていないのに、達成したかのようにウソで固めれられるのです。
そこで、そのセミナーでも紹介したのですが、調達業務のKPIは残り時間の見える化により管理されねばなりません。
たとえばコスト削減目標があったとします。これはKPIじゃなくKGI(目標達成指標)ぽいですが、例ですのでご容赦ください。年間の目標が1億円の削減だったとします。そのときに現時点ではいくら削減できていて、「残り日数は何日か」を表示します。
そして、「標準達成度」を横に表示してください。一年間は52週あります。平均で週に2%ほどクリアすれば通年目標を達成できる計算です。だから、現時点は何週目で、ほんらい標準的には何%をクリアしておかねばならないかを対比させてあげるのです。
見える化、とくに残り日数の見える化は大きなインパクトを及ぼします。みなさん個人のタスク管理も、締め切り日までの日数を管理することを勧めます。
ところで冒頭の、人生の残り時間の話です。私は、生き急ぐようにさまざまな仕事をしたり行動したりしています。もう時間がないと感じているんですよね。即断即決で生きていきます。
みなさんはどう感じますか? ご感想ください。
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