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「暗黒の金曜日」ってボードゲームで遊んでみた

ワクチン1回目完了〜!BarFPOの店長中山です。営業再開時に皆で遊べるよう世界中から投資にまつわるボードゲーム・カードゲームを引き続き収集中♪

お昼休憩の時間に会社でみんなと遊んでます^^。
今回遊んだのはコレ!!

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ドイツ出身の有名ボードゲームデザイナー、フリードマン・フリーゼ作のもの。外箱にはいかついブルとベアがデザインされていてオシャレです♪

「暗黒の金曜日」という何やら不穏なタイトルのゲームですが、しっかりしたボードや数々のコンポーネントに期待が高まります☆面白そう。

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頑張ってインストしながらプレイ中。

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ドイツのゲームなので説明書もドイツ語。翻訳大変…頑張れGoogle!

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面白さのレビューをする前にひとつ大変だったことを先にいうと、このゲームはとにかくやること、覚えることが多い!インストが大変!バランス調整のためか、非常に細かくルールが設定されておりゲームに慣れるのにそれなりに時間がかかります。

1プレイごとにやらなければならないことが多く、1回目のプレイでは何かとすっ飛ばし、2回目のプレイではゲームの肝となるルールを度々忘れ、ようやくまともにプレイできたのが3回目(汗)。

これは行動チェックシートを作らないとダメだ(笑)必ず何かを忘れる!

でも1ゲーム終えても「もう一回やろう!」となってしまうくらい面白かったので、本日は簡単にこのゲームの内容と感想をお伝えしようと思います。

暗黒の金曜日ってどんなゲーム?

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本ゲームでのプレイヤーの目的は、株を売買しながら大暴落に備えて「銀(又は金)」を買い、資産を増やすこと。

最終的には「金・銀を最も多く持っているプレイヤー」が勝者となります。お金ではないところがちょっと変わってますね。ただし、銀は買われたり株が下がったりするたびに価格がどんどん上がっていくので、ゲームが進むほど購入のハードルが高くなります。

この株の暴落と銀の高騰というバランスが非常にうまくできていて、プレイしながら皆で「なるほどねぇ!」と唸ることもしばしば。適切なタイミングで株を売買し、なるべく高い利益を確定させながら、銀を購入していかなければなりません。

プレイヤーはターン毎に「株を買う」「株を売る」「パス」「銀を買う」のアクションから1つを行います。(ちなみに借金もできますが利息を支払う必要があります)

ゲーム中に存在する5銘柄は全て同数なため、現在市場に出回っている株や他のプレイヤーの売買状況から、今後どの株がどのくらい変動しそうかを推測することは可能ですが、ゲームを通してやれといわれれば私はお手上げです( *´Д`)!数字に強い人や記憶力に自信のある人はある程度有利に行動選択を取れると思います。

基本的に人気のある株は市場からどんどんなくなり株価も順調に上がります。しかし、一転売られ出すとじりじり値を下げるだけではなく大暴落の危険度が高まります。

流動性にも気を配らなければなりません。安いからと買っても株価がなかなか上がらず、その結果誰も売らないのでますます株価は動かず、ゲーム終了までほとんど動きなし…なんてことも。相場に絶対はないのです!

また、上昇期待の高い株を保有していたとしても、それと同時に大暴落の可能性が高い時期にあるなら早めに利確するなど、株価の下落に備えながらプレイしなくてはいけません。

かといってチキン利食いばかりしていては、大きな利益を上げることができず、目的である銀の購入が困難となってしまいます。このように実際の株取引を上手く表現した作りになっています。

株の暴落はゲーム中に数回は訪れることになりますが、それがどのくらいの規模なのか、いつなのかは予測困難。(そろそろ来そう…という程度には予測可能)そのためプレイヤーはいつ株を売り抜けるか、いつ銀を買えばいいかなどの判断を度々迫られることになります。

ターンが進むといずれかのプレイヤーのターン後に「株価変動」が起こります。これはぼんやり成行でプレイしていても一定のタイミングで起こるものですが、誰のターンでいつ起きるかが重要なポイントです。

たとえば、あるゲーム中において、次に株価変動が起これば大暴落の可能性が高いと踏んだプレイヤーが、持ち株をすべて売却した上で株価変動アクションを行いました。このアクションにより大暴落が起こり、市場は瞬く間に阿鼻叫喚となりました。おはギャーです。

この場合、変動を起こしたプレイヤーのみが高値で株を売り抜けたかたちになり、このプレイヤーの目論見は大成功といえます。

株価変動が起きるにはある条件を満たさなければならず、このような戦術を取るにはうまく自分のターンに変動を起こせるよう調整するなどのテクニックが必要となります。

ぼんやりしているとしっかりと嵌められて泣きます。そろそろ売ろうと考えていた株が自分のターン直前で大暴落したりすると膝をつきたくなります。上司であろうと「このやろう!」となりますが、我が国は法治国家ですので我慢するしかありません。

この例においては、うまく暴落を利用した前述のプレイヤーが、先取したアドバンテージを武器にその後も資産を順調に増やし続け、見事勝者となりました。

この勝ち筋から見えてくるこのゲームの攻略ポイントは、、、

・ターン毎の様々なアクションをよく考えながら駆使すること(一見意味のなさそうな”パス”が大きな役目を果たすことも)
・暴落をいかに乗り切るか、いかに上手く利用するか!
・銀を買うタイミングは計画的に

ただし、絶対的な攻略法はなさそう…。なぜならプレイするごとにまったく異なった相場展開になるからです。その分、飽きずに何度もプレイしたくなる!これがこのゲームの魅力的なところでもあります。

ちなみに今回のプレイはこんな感じでした。(※1・2回目は大事なルールを少し飛ばしてしまったことが原因かもしれません…)

【1回目】
ルールの理解があやふやだったため、全員が探りプレイのしすぎで株価がたいして上がらず、本ゲームにおける株価変動はこんなものかと思い込む。(各自いろんな株をちまちま売買していたのが原因かも。)
【2回目】
全員が早めの段階で銀買いに走り(安いうちに買いたい!)、株を積極的に買わずにいたのに株価がどんどん上がる。しかも、なぜか誰も買っていない株ばかり(笑)。新規で買おうにも1回目では見ることのなかった高水準に株価があるため、全員びびって手が出せずにいるも、それを後目に株価はさらに高騰しゲーム終盤にはほとんどの株が最高値に…Σ(*゚Д`;)

銀を買いすぎて手元に資金がない。とはいえ安値にある保有株を売ってもたいしたお金にならない。売るに売れず何も買うことも出来ず、後半何もすることがなく詰み、パスの応酬で終了(笑)。酷い目にあった上、株価がここまで上がるのだと刷り込まれた2回目。
【3回目】
株価が爆騰した2回目の興奮が冷めやらぬまま始まった3回目。全プレイヤーが積極的に株を買い握力勝負に走った結果、次は流動性が皆無となり株価が動かない…という(笑)。持ってる株ほど動かない(/・ω・)/ そうこうしているうちに大暴落が起こり持ち株が紙くず同然に…。

さっき(2回目)のバブル相場はなんやったんや!!ぎゃー利息日なのに金がない!損切りじゃ!(ToT) 悲痛な叫びがこだましました。

と、このようにこの「暗黒の金曜日」は現実を地で行くプレイが可能となっております!ゲームでよかった(笑)。

今までプレイしたゲームのなかでも突出した面白さ!実際の株式投資の駆け引きに沿ったゲームデザインになっていて、市場が動く原理をしっかり体感できるので、投資初心者には勉強にもなりますね。なぜなら思い通りにいかないから(笑)。その分、戦略がバッチリはまった時には達成感アリ!これも実際の株式投資に通じるものがあるかと思います。

「プレイ時間が長い」「ルールがちょっと複雑」「小物が多くて失くしそうw」などの理由から店内で遊ぶには若干ハードルが高い気もしますが、面白いゲームなのでじっくり時間のとれる方は、営業再開したら一緒に遊びましょう^^!

PS.
大阪府への緊急事態宣言発令を受け、8月31日(火)まで休業とさせていただいております。今後の営業につきましてはSNS等で告知いたします。

皆さま、コロナ対策も大変ですが、これから夏にかけて熱中症にもお気を付けてお過ごしくださいませ。

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