『クビ』と言われてからの勝負
クリスマスというイベントが終わりまたブログを再開して行こかと思っています。なぜクリスマスは忙しいのかといえばそれは娘の誕生日も兼ねているから。
こう言ったイベントはしっかりとやるのは仕事でも結構大事なことで例えば毎年クリスマスカードをお出ししているのですが毎年このあとかなりの数のLINEや電話が入ってきます。
では今日のお話ですがコロナで大変なことになっていますがよく考えたら今まで楽だったことなんてなかったという話です。
仕事のできない駄目野郎だった
平成3年のバブル真っ只中にクレジット会社に入社したのですが2年で2回も配置換えをされました。クレジット会社の仕事は大きく2つに分かれており1つは営業、もう1つは債権管理です。簡単にいうと取り立てです。
入社して最初は営業でした。入社してわずか数日で1人で車で担当店に行くことになるとは思ってませんでした。しかし元々陰キャラである私は何を話たらいいのか全くわからずただただ挨拶だけしていました。
当然の結果ではありますが数字はボロボロ。会議で怒られていましたがそう言われてもどうしたらいいのかわからない。そしてわずか半年で営業をクビ。債権管理部門へと回されました。
そしてここでも多くの女性社員よりも回収率が悪くまさしく駄目社員でした。でもその時に違うことを考えていました。それは『必ず営業に戻る』です。なので仕事中には営業に戻ることを考えていました。
そしてまたしてもクビなり再び営業に戻ってきました。しかしよく考えたら1年で2回も戦力外通知を受けた私の営業スキルが上がったわけではなくせっかく営業に戻れたにも関わらずまたしても数字ボロボロ。
しかも加盟店の倒産などもあり会社に数千万円の損害が出ることに。こうして2年間はただただ駄目社員だったという記憶しかありません。そんなある日当時の支店長からこう言われました。
『お前はどうすれば数字が行くんだ?』
そして答えたのが『つまらない田舎ではなく街中を担当させて欲しい』数字も行かない2年目の駄目社員の私がエースが担当する中心地を担当させろと。今考えると支店長もよく担当させたなと思うのですが担当することになりました。
どうすれば数字が行くか真剣に考えた
場所は茨城県の県庁所在地の水戸。中心地担当ということは売れてない、数字がないなんて言い訳は全く通じないところです。結果的に背水の陣となってしまいました。
そしてノルマの数字は支店長の意向で前年の2倍です。これが生意気なことを言った報いです。でもそこで考えました。どうしたら数字が私のところにくるのだろうか、と。
まずは数字が大きくて他社がメインの会社のリストアップをしました。そのリストを眺めているとき転勤で赴任してきた上司が一言言いました。
『相手の売り上げが上がるようにすれば?』
そう、自分が数字を欲していると同じように相手も欲しているわけでそのアイデアを提供すればいいということです。問題はどうやってやるか、です。その時に勉強したのが提携カードの提案です。
そう、顧客の囲い込みと囲い込んだお客様の使い方です。結果的にこの上司のお手伝いのおかげで半年後には2倍の数字はクリアしていました。それ以上の数字になっていました。
『どうしたら相手の売り上げが上がるか』
この成功体験が私の営業のスタイルとなりそれが今でも同じ考え方でやっています。
コロナで初心に戻ってみた
年末のコロナの広がり方をみていると来年は本当に怖くとんでもない不景気がくるかもしれないと思っています。必ずコロナの影響が出るはずでそれは我が社にも無縁でないはずです。
でもそんな中でも生き残らないとなりません。あの全く数字が取れなかった時のことを思い出しました。そうだ、あの時と同じようにすればいいんだ。
『自分のスキルは誰に提供すれば双方売り上げアップに繋がるのだろうか』
ということで私の住宅ローンの知識を誰に提供すれば喜ばれるのだろうか?どの会社なら売り上げアップに繋がるのだろうか?と考えました。その結果3つのアイデアが浮かんだので提携の話を持ち込んでみました。
来年は自分で集客する仕事に加えて提携を進めていき他社のお手伝いをして仕事をしてみようと思っています。その答え合わせが来年の売り上げでわかることでしょう。
あの時と同じように再びジャンプアップできるように頭と身体をフル回転させてまた家族でクリスマスを祝い、クリスマスカードを出していきます。それでもクビというか戦力外通知はもう2度とごめんです。
永野FPオフィス FP永野 修
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