私は不要?住宅ローンを通すという仕事なんか本当はいらないのでは
住宅ローンが通らない苦悩
当オフィスではお客様より連絡をいただいてマイホーム購入のお手伝いをしています。特に一戸建ての住宅ローン相談がその大半を占めておりお客様は公務員が80%以上であとは医師と看護師となっています。
一戸建ての住宅ローン相談は土地の有無や種目、所有者によって話が違ってきますのでお客様ではできないことも多くそういうこともあってか毎月ご相談をいただいております。
そもそもFPとして独立した時には住宅ローン相談なんてやるつもりは1ミリもなかった。お金のことを苦しんでいる人を勤務しながら見ていたので一助になればということで設立したのでした。
まあ、その計画自体が大甘だったと言うのもあるのですがただなぜか生命保険の見直しに関してはお客様の方から絶えず依頼があったので気がついたらそれが主業になっていた時もありました。
しかしいつの頃からか住宅ローンの話が多くくるようになってきました。お客様から家を買うんだと言う話とともに住宅ローンの話を一緒に聞くとこれが結構ひどい話がたくさんありました。
その1つがローンが通らないという相談でした。
ローンが通らないと家が売れないのである意味仕方がない部分はあるのですが銀行から銀行へとたらい回しにされるお客様、そしてそのたびに通らないと言う結果にショックを受けるお客様の姿がありました。
お客様の事情を聞くと不思議で仕方がなかった。何が不思議だったかといえばそれは『なぜ通らないんだ?』と言うもの。試しに私が代わってやったら実際に家が買えることになりました。
何してんの?
こんなことも知らないの?
ちょっとローンのことを知っていれば通るのに
こんなことをしているうちに住宅ローン関係のブログを書いていたらお客様から相談がくるようになりそしてHPを作成。気がついたらサラリーマン時代のローンが独立しても本業となっていきました。
こうして約8年から9年になります。
ローンが通らない理由
ローンが通らないと言う相談を受けているとパターンがいくつかになることがわかってきました。大きく分けると3つになろうかと思います。その3つとはこれです。
個人情報の毀損
健康状態や病歴
セールスの無知
個人情報の毀損とは要するにCICに異動情報がある場合をいいます。これはもう一定の期間がくるのを待つしかありません。残念ながらどうにもなりません。
しかし例外もあります。その例外で苦しんでいる人が結構いたりするのでその場合の対処方法を教えています。熊本でしか通用しないものと思ってましたが東京でも他の県でも通用しましたので共通なんだと認識しています。
問題は3のハウスメーカーのセールスの無知です。
中にはお客様が勝手に住宅ローンを申し込みをして否決されたと言うケースもありますがお客様は素人なのでそれはそれは仕方がないことです。正しく導けばマイホーム購入に至るケースもあります。
しかし1番の問題はハウスメーカーのセールスの無知です。言い方が変えるとここがFPとしての私の腕の見せ所になります。そう、知っていれば否決などと言う嫌な思いをせずに家が買えるのに、と言うやつです。
これも実はいくつかのパターンに分かれます。例えば返済比率オーバーだったりローンで選ぶ銀行間違えだったりです。ほんの少し勉強しておけば防げると言っても過言ではないものだったりします。
いつもこう書いているとふっと思うことがあるのです。それはハウスメーカーのセールスに住宅ローンの教育が行き渡ったら私のFPとしての仕事がなくなるのではないかという恐怖です。
そんなことを考えてからすでに6年
あの時よりこの住宅ローンが通らないと言う相談が増えていることからそれは杞憂だったようです。でもこれでいいのでしょうか。お客様の苦悩と苦痛が増えていると言うことですけど。
今月もすでにこのお仕事の相談を受けております。いつになったらこの仕事がなくなるのでしょうか。多分なくならないのではと思うようになってきました。大人になってからの勉強は大変ですからね。