債務はない?でもCICでは異動情報があり残金もあるんだけど
10年前のスマホ機種代が未払い
公式LINEからたくさんの住宅ローン相談をいただいていますが、住宅ローンの審査というのは返済比率がクリアしていることを前提として異動情報がなければ基本どこかの銀行の住宅ローンで審査が通るものです。
中には『なんでこれが通らないんだ?』というものもあります。どうやっても普通に住宅ローンの知識があれば通るだろうというものです。案の定簡単に審査は通りました。
または、審査が通らない理由がわからないものもあります。いわゆる原因不明でCICは問題なし、属性は公務員で問題なし。でも審査が通らないというものです。
CICと睨めっこしながら対策を取ってみて、その結果審査が通った時にはお客様は家が買えるのだから喜んで当然ですが、私自身もここからが仕事のスタートだし、工務店さんも大喜びってわけです。
しかし全部がうまくいくものではありません。難航するものもあります。その1つが複数のスマホ契約で異動情報が入っているのを理由に住宅ローンが通らなかったものです。
自分と元夫とお子様のスマホ機種代の最終回の1000円未満が3件異動情報になっていたものです。まずは未納分を支払おうと購入したキャリアの店頭に出向いてもらいました。
そこでの答えは『債務はない』というものでした。本部に連絡しても同じ答えでした。『なんだ?これは』何度店舗に行っても同じ答えで完全に袋小路に入った感じ
こういう時に使う手が『時効の援用』です。
司法書士にお願いしたところ、それでも返ってきた答えは同じく『債務はない』でした。再度司法書士から手紙を出したところようやく返答があり、やっと債務の概要が判明しました。
なんなんだ?このキャリアは
時効の援用が認められて債務解消となったところで通常のスマホの異動情報で審査が通るように考えたフローで再度仮審査。しかしCICに出ている情報とキャリアからの返答の購入日などが微妙にずれており否決。
時効の援用で完済状態となっているので少なくとも5年後には家が買えるようになったのでお客様はそれから買えればいいかな、と半ば諦め状態に入ったところでもう1件審査に出していた金融機関から承認の連絡がありました
スマホでの異動情報で審査が通らなかった場合は適切ね手続きをすれば通るようになりますがその第一歩が完済することです。家が買えないかもしれない、と悩んでいる方は参考にしていただければと思います。
永野FPオフィスの住宅ローン相談
担当FP 永野 修