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CICで1年前までに『A』や『P』がある時にはでも審査に通す方法

住宅ローン相談のスキルとは

住宅ローン相談をする上で私FP永野が1番気をつけていることは何かと言われればそれはどんなに金利が低かろうがどんなに団体信用保険が充実していようが審査が通らない住宅ローンにはなんの意味もなく価値もないということです。

つまり審査こそ大事なのです。そして審査をする上で通らなくてはいけないこととは何か?それは手続きです。手続きができなければ仮審査も本審査もできません。

つまり私がブログにしている『審査に通らなかった住宅ローンを通す』というのは日常の相談の延長であって特別なスキルが必要という訳ではないのです。

逆説的に言えば通らない住宅ローンを通すことができないFPには相談業務すらできないということになります。よくYouTubeはどんなのをみてますか?と聞かれますが全くみてません。それは上記のことが理由です。

では今回のブログですが前回の続きです。

住宅ローンの審査は誰がするの?

住宅ローンの審査と手続きがFPでは重要という話をしましたがところで住宅ローンの審査は誰(どこ)がしているのでしょうか?多くの人は銀行と思ってないでしょうか。

実は銀行ではありません。審査は保証会社がしております。住宅ローンの諸費用に保証料とあったらそれは保証会社に支払われる費用ということです。

ネット銀行などでは保証料なしと書かれています。そう言った金融機関では保証料ではなく手数料が2.3%などと高くなっていますが審査は銀行でやっています。

なので審査を知るということは言い方を変えれば『保証会社』の審査のクセを知ることになり、保証会社がない金融機関であれば銀行のクセを知ることになります。

これは住宅ローン相談の量をすれば自ずからわかってきます。たくさん相談を受けてください。

『A』や『P』をCICでみたら

支払い実績はCICのどこを見ればいいのか?それは下の表の『E』になります。ここに『$』が出ているかを確認するのですがお客様はここ10ヶ月は『$』でしたがその前はずっと『A』または『P』だったのです。

セミナー用CIC確認ポイント

お客様がどんな住宅ローンを利用してマイホームを購入したいのか?最初にフラット35で住宅ローンを申し込みをしていたのでもしフラット35がいいならフラットの中から通る金融機関を選びます。

え?フラット35は断られたじゃないですか?

とよく言われますがどこの金融機関でフラット35を申し込んだのかを聞く必要があります。フラット35は住宅金融支援機構の商品ですがその取扱は各金融機関がしております。

つまりフラット35の審査は金融機関によって審査基準が違うのです。状況によっては金融機関で断っていたり、状況によっては住宅金融支援機構で断っていたりします。

このケースでは金融機関名を聞いた瞬間『金融機関で断ったな』ということが経験上わかっていますのでこの案件の審査が住宅金融支援機構に行っていないと考えていました。

ということはこの手の審査基準に問題がないフラット35の取扱金融機関を選んで再度審査すればいいだけです。むしろ簡単な仕事の部類に変わって来るのです。


変動金利で金利が安い方がいい?

まずは簡単なフラット35を通して『承認書』を見せるとお客様はかなりホッとしてました。それと同時にやっと私のことを信用したようでした。だから通すと言ったじゃないですか。

でもお客様は次の話をしてきました。『金利が少しでも安い方がいいのですが』そうですよね。その気持ちわかります。奥様はきっと家計の関係で金利の安いところと言いますよね。

となると次はこの手の審査では保証会社を入れないネット銀行はとても厳しいので審査基準で『理解のある』保証会社を使っている銀行に申し込みをすればいい訳です。

それも長年の経験で理解しているのでその銀行をご紹介。優秀な銀行の担当者を捕まえていますので状況を差し障りがないレベルで教えて申込をしました。その甲斐もあってか関係ないのかわかりませんが無事に通りました。

これで私の仕事は終了です。お客様の希望は全てかなえました。今ではたまに保険の件で電話が来る程度ですが奥様の希望がかなったマイホームにお住みになっています。

ご理解いただけたでしょうか。住宅ローン相談で審査と手続きがどのくらい大事かがわかったのではないでしょうか。

住宅ローンは審査が通って初めてマイホームが買えます。金利やシステムなんて二の次なのです。これが私がYouTubeをみない理由でもあります。

永野FPオフィス FP永野 修
https://myhome-fpft.jp/


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