保険証はいったいどうなる?マイナ保険証への移行でやるべきこと
大空みさきのマネ活ラジオ テキストver
ちょっとした隙間時間に聞き続けることで、
ゆるやかにお金の知識を身に付けることができる!
そんなひとときをお届けする、マネ活ラジオのテキストverです
音声で聞きたい方は、こちらをクリックしてくださいね♪
保険証はいったいどうなる?マイナ保険証への移行でやるべきこと
みなさんのご家庭には、加入している健康保険組合から「資格情報のお知らせ」という通知が届きましたか?
これって、いったい何のためのものなのか、どうやって使ったらいいのかって、けっこう分かりにくいんですよね💦
ですが、今後も安心して保険診療を受けるためにも、
何をやらなきゃいけないのかは、きちんと把握しておくことが大事ですよね。
ということで、
「資格情報のお知らせ」とは何なのか・・・というところに向かって、
段階を追ってお話ししていきますね!
まずは、保険証の取り扱いの前提条件を確認しましょう。
ニュースなどで何となく把握されていると思いますが、
2024年12月2日からは、従来型の「紙」や「カード」タイプの保険証は、
一切発行されなくなります。
マイナンバーカードに保険証の機能が取り込まれることになりましたので、
基本的には、今後はマイナンバーカードを保険証として使ってね!というのが、国からのお達しです。
これは一律の対応ですので、国民健康保険も、協会けんぽも、単一健保も、みんな一緒。
マイナンバーカードを基本とする仕組みのことは、
「マイナ保険証」と表現されます。
このキーワードは、頭に入れておきましょう。
とはいえ、急にルールが変わってもついていけないの・・・という方もいるでしょうから、経過措置期間が用意されています。
今、お手元にある「健康保険証」は、1年間はそのまま使えます。
ただし、2025年12月2日からは完全に使えなくなるので、それまでにマイナ保険証に対応しておいてね!
・・・ということです。
えっと、
・12桁の個人番号は、なるべく人に知られないように厳重に管理せよ!
・マイナンバーカードの取り扱いには十分に注意せよ!
とか言われていたので、極力持ち歩かないようにしていたんですけどぉ。
肌身離さず持ち歩けってことですか???
そう思った方、いませんか?
はい、私もその1人です(笑)
ツッコミどころはいろいろとあるのですが、ぐっと飲み込んでいただきまして、現在位置を把握してください💦
さてさて、現在の健康保険証が使えなくなったら、私たちはどうすればいいのでしょうか?
マイナンバーカードを持っていて、マイナ保険証の登録を済ませた人
マイナンバーカードは持っているけれど、マイナ保険証の登録はしていない人
そもそもマイナンバーカードをもっていない人
この3パターンに分かれますよね。
1.の方は、すぐにでもマイナンバーカード保険証としてお使いください。
2.の方は、保険証としての登録を済ませましょう。医療機関でも、スマホでも、セブン銀行ATMでも、簡単に登録手続きができます!
3.の方は、まずはマイナンバーカードを取得しましょう。
・・・というのが、教科書通りの答えとなります。
ただ、マイナンバーカードの作成自体は強制ではない、という点がポイントになってきます。
もし、2.や3.のパターンのままで、1年間放置しておいた場合には、
今の健康保険証の有効期限が切れるころになると、
健康保険組合から「資格確認書」という、今の健康保険証の役割をするものが届きます。
形式は、紙だったり、カード型だったり、健康保険組合によってまちまちになる見通しです。
この「資格確認書」ですが、
あくまでもマイナ保険証がない人だけに送られるものです。
ポイントをもらうために、マイナンバーカードの保険証登録は済ませていたんですけど・・・という方は、残念ながら「資格確認書」はもらえません。
来年の12月以降には、確実にマイナ保険証を使うということになります。
余談ですが、私自身は、ポイント欲しさに保険証登録を済ませていましたので、すでにマイナ保険証を使い始めています。
医療機関によって、カードを置く向きが違ったりと戸惑うこともありますが、まぁ普通に使えていますよ。
さてさて、「資格情報のお知らせ」のお話しに戻ります。
今、お手元に届き始めている「お知らせ」は、保険証代わりに使える「資格確認書」とは、全く別のものです。
名前が似ているので混乱しますが、全く別のものなんです!!!!
この「お知らせ」は、
あくまでも、健康保険と紐づいているマイナンバーが間違っていないか、自分で確認してみよう!という趣旨のお手紙なんですね。
「お知らせ」には、
紐づけられているマイナンバーの下4桁だけが表示されています。
これが、お手元にあるマイナンバーカードの番号と一致していればいいのですが、不一致の場合には誤りを解消しなければいけません💦
そこをチェックしてくださいね、という意味合いです。
なので、「資格確認のお知らせ」には、保険証の役割を代替することはできません。
ここ、大事なポイントです!
試験に出ます(笑)
じゃあ、確認が終わったら捨てちゃっていいか・・・というと、
そうでもないのが難しいところ。
この「お知らせ」は、非常事態のバックアップツールの役割も果たすからです。
マイナ保険証は、医療機関などにある専用の端末で読み取ることで、健康保険の資格が確認できるものとなっています。
マイナンバーカードそのものには、保険証の番号とかは一切かかれていませんからね。。。
なので、もし医療機関でマイナ保険証読み取り用の端末が壊れたり、
停電で読み取り機が動かなくなった場合、どうやって保険診療を受ければいいの?
という問題が出てきます。
そんな非常事態のときには、
「マイナンバーカード」と「資格情報のお知らせ」をセットで見せれば、
目視で本人確認と健康保険証の登録内容が判別できます。
だから、バックアップのために、手元にもっておいてね!という趣旨が含まれています。
うーん、ややこしいですねぇ。。
「資格情報のお知らせ」の紙を持っておく方法の他に、
スマホ内に資格情報データを保存しておくという方法もあります。
スマホに保存してある「資格情報」と「マイナンバーカード」を一緒に見せることでも、保健診療を受けられます。
ということで、要約すると、
「資格情報のお知らせ」は、捨てずにマイナンバーカードとセットで持っておく。
「資格情報のお知らせ」に載っているQRコードにアクセスして、スマホ本体にも資格情報のデータを保存しておく。
医療機関に行くときは、マイナンバーカードと、念のため「資格情報のお知らせ」を持っていくことを習慣にする。
という感じですね。
準備が複雑化するので、お子さまが医療機関にかかる時は、少々やっかいだな・・・という印象です。
ただ、状況が刻々と変わっていて、細かな部分はまだ流動的なところがあります。
1年間は今の保険証も使えるのですから、
焦らず騒がず、様子を見ながら対処していくのがいいですね。
「資格情報のお知らせ」の使い道と意味だけは、きちんと理解しておき、
番号の確認&適切に保管をしておかれるといいでしょう。
#マネ活 #長期投資 #資産形成 #ライフプラン #お金としあわせ
#マイナ保険証 #資格確認書 #資格情報のお知らせ