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短期プライムレート引き上げで、住宅ローン金利はどうなる?
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短期プライムレート引き上げで、住宅ローン金利はどうなる?
8月上旬に、大手銀行のうち
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行が、
9月2日から短期の貸し出し金利の基準となる「短期プライムレート」を、
年1.475%から年1.625%に引き上げると発表しましたね。
つまり、0.15%のアップとなっています。
短期プライムレートの引き上げは、およそ17年ぶり。
これを受けて、変動型の住宅ローン金利や、企業向けの短期融資の金利などが上昇する可能性がありますよ・・・というニュースが流れました。
覚えていらっしゃいますでしょうか?
メガバンクが短期プライムレートを引き上げたことにより、
追随する形で、地方銀行や信用金庫などにも、
金利引き上げの動きが出てきています。
ちなみに、私は不動産投資用のローンを複数行から組んでいるのですが、
8月下旬から9月にかけて、ほとんどの金融機関から、
金利引き上げの通知または「引き上げになるよ」という予告のご案内をいただいています。
周りの投資家に聞いても、同じような状況のようですね。
ということで、不動産投資家は、金利が上がるものとして経営計画をしておくことが大事になってきます💦
では、住宅ローンはどうかといいますと、
ネット系の銀行では、もう少し早い段階から、引き上げの動きが出てきていました。
例えば、住信SBIネット銀行は、5月に0.1%アップ
ソニー銀行は、8月に0.2%アップ
PayPay銀行は、10月から0.15%アップという感じです。
ネット銀の多くは、変動型金利を短期プライムレートに連動させるのではなく、さまざまな市場金利の実勢に応じて決めています。
そのため、先行して金利の引き上げをする動きがありました。
今後は、金利引き上げの動きが、メガバンクや地銀などにも広がっていく可能性が高いでしょう。
さて、変動金利で既に借りている人の場合、
借入金利が上がるまでには、すこしタイムラグが生じます。
各銀行が、変動金利を上げるかどうかの判定を行うのは、
毎年10月と4月です。
そこで「上げるよ」という判定が出た場合も、
判定後、実際に金利が上がるのは、さらに3カ月後となることが多いです。
なので、実際の支払額に影響が出るのは、
2025年1月以降になる可能性が高いです。
仮に元本3,500万円の住宅ローンを借りている場合、
金利が0.1%アップすると、毎月1,500円程度の負担増になるという関係性。
上がるのはイヤですが、一気に生活が苦しくなる・・・というほどの
インパクトがある金額差ではないというところでしょう。
金利が上がるとはいっても、まだまだ住宅ローンの金利が低水準であることには変わりがありませんので、必要以上に構えすぎる必要はないでしょう。
ですが、ローンを組んでいる場合には、金利の動向には敏感になっておき、どれくらいのインパクトがあるのかを確認して行かれると良いでしょう。
いずれにしても、
「金利が上がったとしてもカバーできる」範囲内で、ローンを組んでおくということを、大事に考えたいところです!
慌てすぎず、騒ぎすぎず。
きちんと資金計画を立てて対応していきましょうね♪
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