iDeCo拡充は実現する?どう活用するのが良いの?
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iDeCo拡充は実現する?どう活用するのが良いの?
8月20日のニュースで取り上げられていたので、ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
2025年度の税制改正で、金融庁がiDeCoの拡充を要望するようですね。
毎年8月末までに、各省庁が財務省に対して「税制改正要望」というものを出します。
会社などでいう、予算申請にあたるものですね。
なので、この時点でニュースにあがってくるものは「こうしたい!」という希望でしかなく、決定事項ではありません。
どんな動きがあるのかな・・・ということをキャッチしておくことはできますが、鵜呑みにしてはいけませんね💦
大まかな流れとして、
8月末までに各省庁から出された税制改正要望を受けて、
9月~12月にかけて税制調査会で議論が行われます。
それを取り纏めて、まずは与党が12月中旬に税制改正大綱を発表し、
これを閣議決定して12月下旬には「税制改正の大綱」が発表されます。
ここまで来れば、ほぼ確定事項と思って大丈夫です。
なので、8月下旬くらいに流れてくるニュースは要注意です。
流し読みしていると、決まってもいないことを決まったかのように勘違いする可能性があります。
勘違いした状態の情報がSNSなどで流れることも良くありますので、気を付けたいところですね💦
おっと、話がそれました。
今回の「要望」は、iDeCoの掛金上限額をもっとあげて、たくさん拠出できるようにしたい。
もちろん、加入者が拠出する掛金の全額を課税所得から差し引いて、所得税を優遇する仕組みを維持した上でやって欲しいの!
という内容のようです。
いくらまでの拡充要望をするのか等、
具体的な情報は出てきていないようですし、
そもそも要望を出しただけなので、
今の時点で予想をしても、何の意味もありません。
ただ、新NISAの陰に隠れ気味だったiDeCoにも光を当てて、
NISAとiDeCoを使って老後の資産形成を各自で行うように、
後押しして行こう!という意図があるのは間違いないですね。
私たちとしては、あるものは上手に使って、備えておくのが良いでしょう。
NISAでは、1人あたり元本ベースで1,800万円まで非課税投資が可能です。
同時に非課税投資ができる総枠が決まっているという点がポイントになります。
つまり、老後まで見据えた時に、1,800万円以上の金額を投資に回すことができそうであれば、早い段階からiDeCoも積極的に活用して行くと、非課税運用の枠が増やせるというお話しです。
NISAは生涯枠が決まっているのに対して、iDeCoは積み上げ方式です。
早く始めるほど、多くの金額を非課税で運用することができますね。
さらには、「今支払う」税金の控除も受けられるので、
その分も投資に回すことで、さらに資産形成を加速することも可能でしょう。
一方で、iDeCoの所得控除には「課税の繰り延べ」という性質があります。
iDeCoを受け取る時には、何らかの税金が発生する可能性があるということは頭に入れておきましょう。
この点に関しては、受取りが遠い未来の方の場合には、ルール変更が起こる可能性も十分にあります。
受取りが近くなった時に、その時の税制を見ながら、より有利な方法を模索していくと割り切っておくのが無難でしょう。
一方で、1,800万円なんて、夢のまた夢という状況であれば、
iDeCoの前に、NISAからコツコツと積み上げていくのが無難ですね。
iDeCoには、老後まで絶対に引き出せないという資金拘束の性質がありますからね。
ただ、1つ注意したいことがあります。
本当に1,800万円が夢のまた夢なのか、ちゃんと検証してみることも大事です。
月々5万円の積立を、30年間続ければ、元本1,800万円です。
ボーナスなども加味すれば、意外と行ける・・・という可能性もありますね。
収支改善などのちょっとした工夫をすることで、積立額を増やせるかもしれません。
一度、しっかりとライフプランシミュレーションをしてみると、正しく現在位置を理解することができますよ。
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