金融機関のカモになりやすいタイプ③
「自分の意見を主張することが好きな人」
「議論が好き、自分の話をするのが好きな人」も狙われやすいタイプです。
私は内向的な性格であるため、社長タイプの
声が大きくて、自己主張の強いお客様が元々は苦手でした。
ところが、こういうタイプの人ほど”気前よく儲けさせてくれること”に気がついたんです。それからは積極的に”社長タイプ”のお客様の所に行って、じっと相手に喋らせるだけ喋らせた上で、商品をご購入いただいていました。
どうして、こんなタイプの人ほど落としやすいか?
営業の秘訣は
「商品を売り込むのではなく、相手に購入する商品を決めてもらうこと」
なんてことを聞いたことありませんか?
議論好きでたくさん自分の話をしてくれる人は、会話の中でたくさんのヒントを与えてくれます。
例えば、貴方の前に”投資信託が嫌いで個別の株投資に興味のあるお客様”がいたとします。相手に喋らせるだけ喋らせて、会話の中から相手の投資に関する考えを聞き出せば、あとはタイミングを見計らって
「投資信託よりも個別株がいかにいいか」を貴方の考えとして主張します。
こういうタイプのお客様は、たくさん喋っているうちに、自分が言ったことまで忘れていることが多いんです。
きっと貴方の主張に共感を示して、貴方から個別株に関係する商品を買ってくれるはずです。
では、貴方が営業パーソンのカモにならないためにはどうすればいいか?
「できるだけ喋らないこと」です。
営業の人間は、相手がこう言ったらこういう風に言い返すという話法を研究しています。
金融関係の営業は、「運用のプロ」ではなく「セールスのプロ」なんです。
相手にしないのが一番ですよ。