住宅展示場に行く前に、家計を改善し、「生活防衛資金」を蓄えよう。
住宅ローンで破産しないために大切なのは、
余裕をもった返済計画にしておくことです。
住宅ローンの返済期間はとても長い。
何気なく「35年ローン」を借りる人多いんですが、今から35年前ってバブル時代よりも前ですからね。
これから35年先の間には「何が起こるかわからない」と考えておくのが当然です。
転職、リストラ、減給、離婚。
現状では、コロナ禍で収入が減少して、住宅ローンの返済に困っている人たちが沢山います。こんなことも1年前には想像もしていなかった。今後も、もっと想像もしなかったことが起きるわけです。
だから、これから家を買おうとする人は、
浮かれて住宅展示場に観に行く前に、家計の状況をしっかりと把握してください。
赤字体質の状態で、住宅ローンを組むなんて無謀すぎます。
ところが、高速道路を40キロ速度オーバーで、ノーヘルでバイクを飛ばしているような人が多いです。
とても見ていて怖い。
まずは月々の収支をプラスにすること。
プラスにするだけでは甘い❗️
手取り収入の2割は貯金に回せるくらいの余裕が必要です。
そして、その余力を生活防衛資金として、生活費の6ヶ月以上は蓄えてください。
できれば1年分は欲しいです。
月収の2割貯めていけば、2年で6ヶ月分貯められます。
4年で1年分は貯められます。
それまでは、家を探しに行っちゃダメです。
ここで貯めた「生活防衛資金」は、住宅購入の頭金とは別のものです。
頭金が必要ならば、別に貯めてください。
頭金よりも必要なものです。ここで貯めた「生活防衛資金」と改善された家計が、安定的なローンの返済につながります。
退職、減給、あらゆる事態に備えることができます。
6ヶ月から1年という猶予期間で、次の行動方針を落ち着いて決めることができます。
そもそも2割の収支の余裕があれば、その余裕の範囲内でローンの支払いも継続できるでしょう。
住宅ローンは人生最大の借金です。
家族のためにも、慎重に計画をたてましょう。