産休育休を取得すると住宅ローンは再審査となる場合があるので注意
20代の若いご夫婦から住宅ローンの申し込みを受けることが多いです。
ライフプラン 設計を行い、若いうちにローンを開始して、早めに完済してしまおうという考えは「あり」です。
ただし、ローン審査の面から気をつけていただきたいことがあります。
共働き夫婦で、夫婦の年収を合算して申し込んでいる場合の話です。
配偶者が出産を控えている場合は、それをちゃんと金融機関に伝えて審査してもらってください。
注文住宅の場合は、
ローンの承認から土地の購入、建物の完成、ローンの実行までに数ヶ月の期間がかかります。
住宅ローン申し込み時に、配偶者が妊娠中であることを知らせずに、
建物の完成直前、つまりローンの実行直前になって、配偶者が産休中であることが金融機関にわかってしまうと、
ローンは再審査となります、
住宅ローンというのは
最初に申込書に記入された内容をもとに
審査が行われています。
配偶者がバリバリ稼いでいる前提で審査が通っていても、
その後配偶者が産休に入ると、
産休中に得られる収入(つまり現役時よりも低い収入)を使って審査をやり直し、
結果的に不承認となることだってありえます。
直前になって慌てないように、
前もって金融機関の担当者に伝えておきましょう。
もっとも、
審査の基準は
金融機関や商品によってまちまちです。
ここでは、住宅金融支援機構のフラット35の基準についてお話をしましたが、
個別には金融機関にご照会ください。