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50歳からの資産運用:NISAをはじめる

50代から資産形成を行う中で「資産運用」のために
NISAを使われている方も多いと思います。
私自身、2014年にNISAがスタートした時
銀行の営業現場でNISA口座獲得の推進をしていましたので
とても思い入れの深い制度です。
特にこれからNISAを始められる方に知っておいていただきたいことを
お伝えします。

1  誰でも得する制度ではない


当たり前のことですが、錯覚しがちなので注意してください。
「ニーサ」とか魔法の言葉のように聞こえますし、
巷では「NISAセミナー」とか広く開催されているので、
「使いさえすればお得」のように考えてしまうかもしれませんが、
「投資は得もすれば損もする」ものです。
特に「一般NISA」は損を出しても損益通算(他の利益が出た取引と
合算して、利益が出た取引の税金を削減すること)ができないので
要注意です。

2 NISAの種類


NISAの種類は3つあります。

①一般NISA (2014年からスタート)
②つみたてNISA(2018年からスタート)
③ジュニアNISA(2016年からスタート)

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3 50代は、どの制度を使った方がいい?


「一般NISA」と「つみたてNISA」はどちらか一つしか選べません。
どちらを選んだらいいかは、
保有資産額や投資経験・知識などによって変わります。
それぞれの制度の特徴を踏まえて選びましょう。

例えば、
①「一般NISA」は上場株式やETFやREITが利用できますが、
②「つみたてNISA」は金融庁がモニタリングして選定した
投資信託・ETFに限定されます

その他、1年間の投資額、非課税期間も異なります。

投資初心者やコツコツと資産形成をしたい人は「つみたてNISA」で
始めてみましょう。
年間40万円なので50歳から65歳まで余裕資金を積み立てれば
最大40万円X15年= 600万円を運用できます。


iDeCoと違っていつでも解約できるので、
リスク許容度に応じて運用額を調整することができるのもメリットです。
ミドル世代、シニア世代が暴落で大きな資産を失ってしまうのは
出来るだけ避けなければなりません。

上場株式を非課税枠で運用したい人は「一般NISA」を使うしかありませんが
注意すべき点が多くあります。

別の機会にそれをお伝えしたいと思います。



        





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