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年末年始の日経新聞で、わかること
新年の紙面は「今年を予想する」特集記事が多くあります。投資家だけでなく、私たちの暮らしに影響することにも注目したいです。
昨年末~今年2023年の年明けには、例年と異なったものもあるので、順に紹介します。
【年末】2023年の予測には、2022年の振り返りが大切
2022年の最終取引、大納会は12月30日でした。
結果は4年ぶりの陰線(年初より下落)となり、今年を象徴するような相場だったと言えます。
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▼市場のまとめ(2022年)
株価の動きほか、1年間の株式等の「証券関係指標」は年末の紙面に掲載されることが多いのですが、年間株式面を含め、2023年1月5日に掲載されました(後記)。
また、商品先物についての1年間の動きを確認できる「商品先物・年間高低」は、2023年1月15日に掲載予定とのことで、こちらも楽しみにしたい内容です。とくに、2022年は物価高が注目された年です。さまざまな商品が、いつから、どの程度変化したか、さらに企業物価や消費者物価にどの程度影響したか、必ず確認しておく必要があります。
▼景気の天気予報が終了
3ヶ月ごとに掲載のあった「産業天気図」ですが、先日12月13日をもって終了しました。3か月後の各業界について知る大切な情報でしたが、今後の公表方法について注目しておく必要があります。
これまでは、日経産業天気インデックス(日経DI)として、日本経済新聞社の記者が担当業界(30業種)の景況を、天候(晴れや曇り、雨など)の天気のかたちで予測、判断する「産業景気予測特集の業界天気図」を数値化したものですが、今後については明らかになっていません。
▼特集・激動2022(12月30日掲載)
日本経済新聞社が、今年起こった重大ニュースを景気・経済という視点から解説する特集です。
私たち読者は、これらのニュースを自分ごととして、どのように影響があったかをしっかり分析しておく必要があります。
【年始】新年の日経新聞で、今年を予測
▼年間企画
日本経済新聞が“その年を映す鏡”として設定したテーマは「Next world 分断の先に」。1月1日より連載が始まります。
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分断の嵐が世界を襲い、グローバリゼーションが停滞。それでも、”つながり”に豊かさを求める人々の営みは途切れない。試練の先のにある「Next World(ネクスト・ワールド)」では、イデオロギー対立を超えたフェアネス(公正さ)が世界をつなぐ。
いずれにしても、時代の波に乗り遅れないように、確認する必要がありますね。元日の1面に掲載されますが、それ以降は関連記事として他のページにも掲載されることがあります。
▼年間予定2023
今年、日本や世界で行われるあらゆるイベントが確認できます。金融・経済関連のみではなく、あらゆる出来事を「景気・経済」の視点から確認するのが良いでしょう。1月1日の紙面で確認できます。
▼経営者が占う株価、景気
日本を代表する企業のトップが、2023年の株式市場、為替市場、日本全体をどのように予測・想定しているのかが分かります。予測・想定のもと、各社とも事業計画を立てているので、”想定外”のことが起こったときの対処方法まで考えているのか、手腕が問われます。1月1日の紙面で確認できます。
▼トップ人事注目は
トップは継続するのか、変更するのか。いつ、どのような人がトップに就任するのかを知れば、企業戦略を知ることにもつながります。1月4日の紙面で確認できます。
▼今年の金融カレンダー
例年、1月4日の紙面に掲載がありますが、今年は、今のところ掲載がありません。ただし、関西版では1月1日に「関西経済カレンダー」の掲載がありました。
▼証券関連指標
過去を確認することで、先を見通すことも可能になります。
突発的なことなのか、例年通りなのかを分析
どの市場(株式、債券、商品、為替)に影響したかを確認
これによって、投資のタイミング、投資対象の精度を上げることができるでしょう。1月5日の紙面で確認できます。
▼その他
新年の紙面にはほかにも様々な特集が組まれています。
コメンテータが読む2023(1月3日)
日経主な事業(1月3日)※紙面改定などもわかります。
日経優秀商品・サービス賞(1月4日)
▼1月3日の紙面に驚愕
1月3日の紙面には驚きました。通常の紙面を包むように、A面~D面(すべて広告)としてLOUIS VUITTON社の全面広告がありました。ここにも、企業戦略が見え隠れしますね。
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どのような一年にするかは、自分の行動次第
以上、年末年始の紙面で大切な記事を紹介しました。投資をする際の判断材料になるだけでなく、暮らしの変化も捉えることができるので、1年間大切に保存しておくのが良いでしょう。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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