だから報道・情報番組は観てはいけない(4)さらに5つ厳選
自宅にいる機会が増え、報道・情報番組のあり方に多くの疑問を持つようになりました。ストレスを感じる原因をまとめてみました。
【過去記事】
■その1(体質・構造)❶~❺
■その2(話し手の質・内容)❻❼
■その3(怠慢か意図か)❽~❿
「いまこそ」を5選
観てはいけない。頭が悪くなる。洗脳される。敢えてそういう言います。
⓫質問がつまらない
日本ハムファイターズの新監督ビッグボス・新庄剛志氏が言う「このシステム(=定番の質問)やめませんか?」について。
ファンの皆さんにひとこと
今後の意気込みをお願いします
答えが一択の質問は愚問で、誘導尋問です。
・あなたにとって●●とは何ですか?
も然り。答える側の意思を確認できる問いかけが必要です。インタビュアーの技量があまりに低レベルです。メダリストがスタジオ出演したり、中継・リモート出演した際の司会者とのやり取りも同様。うんざり顔のアスリートが多いのも仕方ありません。
⓬キー局は「東京情報」、地方局は「キー局のコピー」
在京のキー局の枠には全国的な情報、地方局は独自の取材情報を丹念に調べて発信する役割があるはず。
しかし実態は、全国ネット枠で東京のグルメ情報や、東京から車で〇〇分の温泉情報などさまざま。必要以上に、東京の情報を垂れ流すスタイルは「東京=全国」という発想から来るものでしょう。また、大抵の情報が「23区だけが東京」と扱い、大雪や連休時の大渋滞となると「八王子や町田などを代表とする多摩地域も東京に含まれる」というお粗末な取扱い。
一方、地方局についても、キー局のニュースを反芻してばかりでは、大変な時間の無駄使いと言えます。とくに在阪局が陥りやすいミス。
政府は、地方創生・再生やらデジタル田園都市構想などと謳っていますが、伝えるメディアは東京一極集中まっしぐらです。
⓭視聴者心理をあおる過剰な修飾語
オリンピックやワールドカップなどの大イベントとなると出てくるのが
見事に〇〇獲得
まさかの〇〇
悲願の〇〇
発信者の想いを相手に伝える際、勝手に修飾語を使って感情をあおる手法は大変危険な行為です。どのような感想や感じ方は"聞き手が判断する"ことです。感情の押し付けは、たまったものではありません。
⓮啓蒙活動の押し付け
SDGsや環境対策、エコ活動、カラフルだの多様性などなど。どれも大切な活動であることは誰もが知るところであり、新しい取り組みをしている人たちに感銘します。ところが、啓蒙活動・説教じみた番組づくりが散見されます。
なんでもかんでも、SDGsにこじつけて商品や活動を紹介するメディアが「私たちこんな素晴らしいことしているんです」アピールは、押しつけがましく敬遠してしまう。
よほど、自分たちの過去の活動に自信が無いのでしょう。
⓯報道する”内容と実態”のズレ。
コロナウィルスへの感染者、重症者、死亡者の増加が伝えられる。それを伝える側は、アクリル板一枚で距離を確保するのみで、マスク無着用。出演者に感染者が出ても「保健所の確認により、濃厚接触者はいません」って。スタジオ内は空調によって換気が十分だとする番組もあります。
そのような番組の映像を見れば
マスクしなくても良い
アクリル板一枚ならおしゃべりしても良い
と解釈するのは自然なことです。案の定、明らかにクラスターが発生している番組もあります。
そして、出演者が頻繁に検査を受けたり、番組から保健所への問合せするなど、「いったいどういうこと?」でしょうか。
検査キットが足りない
保健所の業務が逼迫
と言われてもね。挙げ句に、国民・視聴者が誤解しているなんて言われたら。
●役に立たない「インフォメーション」
さて。5つ挙げましたが、どれも「正確ではない」または「役に立たない」情報であり、不要な情報です。フェイク、情報操作と言われても仕方ありません。あたかも真実であるかのごとく、連呼されれば、もはや誤報と言えるでしょう。
私たちに必要な情報は、正確で役に立つ情報(=インテリジェンス)です。知識として持っておきたいし、理解した上で上手に活用できる情報のことです。
不必要に恐怖をあおり続けるマスコミ
木を見て森を見ない、名ばかりの専門家
支持率ばかり気になる、無責任な政治家
が横行する近年の我が国日本では、彼らの言うことの逆をすると良いのかもしれません。
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ここまで、読んで頂いてありがとうございました。気づいたことがあったときに続きを書きます。
【興味を持たれた方は、下記の記事もご参考。】
その1(体質・構造)→リンク
❶結論ありき
❷協力する出演者
❸ガバナンス
❹上司や取引先の意向に沿う
❺モラルの低下
その2(話し手の質・内容)→リンク
❻謎の日本語
❼謎のナレーション
その3(怠慢か意図か)→リンク
❽例えが分からない
❾造語の多用
❿前提がおかしい
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