オトクな情報も対面から(電車の切符)
息子(中学生)が、スキー教室から帰宅の際、
電車の改札前の券売機の上部にある「路線図」を自分で確認して帰った!とのこと。
(この会話の前提)
・スマホは持って行っていたけど、3泊4日の間に電池切れ
・東京駅で解散、自宅まで複数路線を利用可能(但し乗り換えあり)
・小学生の時、一人で何度か東京駅に行かせたことがあるので、特に何も教えていませんでした。
α世代(2010年~生まれ)にとっては新鮮な感覚だったらしい。
鉄道系ICカードは、2001年(Suica)に誕生しているので、Z世代も「路線図」を見ながら切符を買うことがほとんどないかもしれません。
X世代(1960~70年代)の私も、スマホに表示されたルートで移動することに慣れてしまっていて、
路線図を見て、運賃を確認して乗っていた頃を思い出しました。
出身が関西圏なので、私も30歳代の頃はICカード(関西はICOCA)を使いつつも、JRと私鉄が競合している区間などは安い方を利用したり、
時差回数券(平日の昼間や土日などのみ利用できる回数券)をよく利用していましたが、ICカード(キャッシュレス)が普及(政府も推進)し、
IC運賃割引もできて、JRや私鉄、バスなども順次回数券廃止の方向にすすんでいるようです。
よく、金券ショップで回数券のバラ売りを買っていたんですが…
手紙(切手)なども含め「紙」からデジタルデータになると「金券ショップ」も大変ですね。
ICカードなどは、急ぐときも券売機に並ばなくて良いし、運賃表も確認しなくても良いのでとても便利だと思います。
有人改札だった頃の見せる「紙」の定期券
(バスなど今も路線によっては「紙」タイプがあるようですね。)
自動改札を通る磁気定期券
(通勤で新幹線など特急利用の方など、まだ磁気定期券もありますね。)
そして、SuicaやICOCAといったICカード
(紛失しても、デポジットの500円を払って再発行できるって安心です。)
年末年始、実家に帰省する際、中学生になった息子の学校に
学割交付申請しました。
JRから指定を受けた中学・高校・大学・専修・各種学校の学生・生徒の方で、ご利用区間の片道の営業キロが101キロメートル以上ある場合、
運賃が20%になります。
(あとで書く「往復割引乗車券」についてもさらに学生割引が適用になってオトクです)
JRだけのサービスで、学割なんて懐かしい。
そして、JRでの学割について、知らない人がいるかもしれない...と。
新幹線は、「エクスプレス会員」(有料)になると
特急料金、座席予約、予約受付期間、早割など、かなり優遇されるので
定期的に新幹線を利用する人は年会費を払ったとしても、1回で元が取れます。
(我が家は、コロナで2年間近く利用することがないまま、年会費を払っていましたが)
「エクスプレス会員」(有料)では、新幹線「特急券」だけ購入できます。
「東京駅~新大阪」など乗車区間=新幹線の駅と同じ
だといいんですが、
首都圏の各駅から「品川」まで行って、新幹線に乗る
「新大阪」で降りて在来線に乗り換えて最寄り駅まで
特急券(新幹線)の区間より、乗車券区間が長いので
乗車券は距離があるほどまとめて買う方がトク
つまり、EX-ICとICでなく
EX-IC(特急券)と「切符」
がトクになります。
学割は乗車券の20% 運賃が割引になりますが
片道601km以上の区間では、それぞれ10%割引の「往復割引乗車券」もあり年末年始でもいつでも購入できて、「学割」とダブルでオトクです。
(行き帰りの切符を同時に買うことになり、601km以上だと有効期間は8日間)
「学割」(乗車券・定期券ともに)利用の場合は、窓口で購入になりますが、ネットで予約して、券売機で受け取ると待ち時間もなく
(「みどりの窓口」(JRの場合)の営業時間もいつの間にか短くなってました)
ICカードを使っていると、便利な反面運賃がいくらなのか考えることなく…
情報を自分から取りに行かないといけない世の中で
「●●まで行くなら、こっちの方が安いですよ」といった
窓口での温かいやりとりは、人員削減・効率化により(営業時間短縮にとどまらず)そのうちAIなどに置き換わっていくのでしょうか。
コミュニケーションの形も変化して
対面が苦手(どう話せば良いかわからない・自分でやる方が気楽で良い)という人も増えていると聞きます。
「現金」を持って、子どもがおつかいに行く、こんな機会も含め
対面での関わること大切にしていってほしいと思います。
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