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リタイア後の生活費はいくら?


①22万円
②26万円
③30万円

リタイア後の夫婦(年齢65歳)、1ヵ月あたりの平均支出額(税・社会保険料込み)は①~③のどれだと思いますか?


正解)③

世帯主が無職、年齢が65歳~69歳、世帯人数が二人以上の1ヵ月あたりの平均的な支出額(税・社会保険料込)は30万円。社会保険料や税金などを含まない生活費(消費支出)は、26万円です。(2020年家計調査より)


◆リタイア後、最も支出額が多いのは65~69歳

65~69歳は、リタイアしたとしてもまだまだ現役並みに活動される方も多いでしょう。この時期はリタイア後で最も支出額が多くなります。

税などを含む支出額は、70~74歳で28万円、75~79歳で26万円支出額は、年を重ねるごとに徐々に減少していきます。

ちなみに65歳以上のシングルの支出額は、14万円です。

ただし、ここで注意したいのは、その内訳です。

家計調査に計上されている住居費は、なんとたったの1.4万円。60代以上の持ち家率は9割を超えているため、計上される住居費はとても低くなっています。

そのため、もしもあなたがずっと賃貸を続けていく場合は、家賃分を上乗せして計算する必要があります。家賃が月10万円なら、1ヵ月の支出額は約40万円と大きく膨れ上がります。

65~69歳、二人以上世帯、毎月の平均支出額(内訳)

出典:家計調査(家計収支編)2020年


◆リタイア後の自分の支出額を予想してみよう

しかし、平均値とあなたの生活費は違うはずです。本当に必要な情報は、あなた自身の金額です。

そこで、リタイア後のあなたの生活費を算出してみましょう。毎月の支出額がわからなければ、リタイア後に必要な資産額を把握することはできません。

まずは、「年に1回は海外旅行に行きたい」「趣味のゴルフを月に1回は行きたい」「○○県でのんびりと田舎暮らしをしたい」など、自分のリタイア後の生活を具体的にイメージしてみてください。その生活をするにはどのくらいのお金が必要ですか?

リタイア後の生活費を算出する方法として、

・現役時の生活費の8割程度とする
・平均額を参考に算出してみる

などの方法があります。

推計できたら、以下のように、あなたのリタイア後の生活費を書き出してみてください。


◆まとめ


・65歳、リタイア後の1ヵ月の支出額は夫婦で30万円、シングルで14万円。ただし、住居費は1万円強しか計上されていない。

・賃貸の人は、家賃分上乗せする必要がある

・リタイア後を具体的にイメージし、生活費を計算してみよう




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