本当に資産を築きたいなら、相場を追わない、当てにいかない
資産形成のための投資では、相場を追いません。
「相場を追う」とは、「これからはDXが重要だからIT系の株を買おう!」「今はX国の株式はパフォーマンスが悪いから、売ってしまおう!」など、相場を予測して運用資産の売買を行うことです。
資産形成のための投資では、相場を追うのではなく、世界経済の成長に投資をしていきます。どこの国がいい、悪いではなく、世界経済が成長していくのであれば利益を得られる、そんな体制を整えていくのです。
運用資産には様々なものがあります。そして、毎年各資産のパフォーマンスは変動し、その順位も入れ替わっていきます。
いつも先進国株式のパフォーマンスが良いわけでもなければ、日本株式のパフォーマンスが悪いわけでもありません。
毎年入れ替わるパフォーマンス。あなたは、次にどれが1番になるか当てることができますか?
各資産のパフォーマンスは変動するけれども、世界経済全体では毎年成長していきます。
資産分散をして、リスクをコントロールしながら、世界経済の成長を自分の資産に取り入れていけば、自然と資産は増えていきます。
誰かが『買った』『負けた』というのではなく、世界経済の成長により、皆が豊かになっていく、これが資産形成のための運用なのです。
◆今、日本株式はパフォーマンスが悪いから積み立てをやめた方がよい?
ちょうど先日、お客様から「今、日本株式はパフォーマンスが良くないから、積み立てをやめた方が良いのではないですか?」というご質問をいただきました。
確かに直近では、日本株式は先進国株などに比べパフォーマンスは悪くなっています。
ただ、上記の各資産のパフォーマンスの図で見ると、2012~2015年のように、先進国株よりも日本株の方がパフォーマンスは良いときもあります。今後どうなるかはわかりません。
積立投資では、価格が安いときに積み立てることにより、たくさんの量を購入することができます。そうすると、その後、パフォーマンス回復時に大きな利益を得ることができます。
今、パフォーマンスが良くないからといって積立投資をやめてしまうと、その後の回復時に「あの時買っておけばよかった~」ということになってしまうのです。
このご質問に対する回答は、質問者の資産配分において日本株式が必要な場合には、現時点でパフォーマンスが悪くても積み立てを続ける」ということだと思います。
どの資産をどれだけ保有していくのか、資産配分はとても重要です。
資産配分の決め方は、その方がこの先どのようなライフプランを望んでいるのか? どのくらいのリターンが必要なのか? どのくらいのリスクがとれるのか? 現時点での保有資産はどのような状態なのか? などにより異なってきます。
資産配分の決め方については、またいつか書いていきたいと思います。
【まとめ】
・資産形成のための運用とは世界経済の成長に投資をすること
・資産形成のための運用では相場は追わない
・各資産のパフォーマンスの順番は毎年変動する
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