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これからはゴールを見据えて資産形成をする時代


現役世代の8割以上は将来に不安を感じている

日本は先進国です。GPDでは世界第3位。世界からみたらとても豊かな国です。

しかし、日本では多くの方、特に現役世代が将来に不安を感じています。日本FP協会のアンケート調査(2018年)では、現役世代の8割以上が将来に不安を感じているというデータもあります。

アンケート

出典:くらしとお金に関する調査/日本FP協会


リタイア後の時間は10年伸びている

その大きな要因として、自分で蓄えなければならない資産の額が大幅に増えている、という現実があります。

ご存じのとおり、日本は世界一の長寿国です。

では、あなたが60歳でリタイアしたとしましょう。リタイア後の人生は何年あると思いますか?

60歳の平均余命でみてみると、男性は約23年、女性は約29年間あります。

リタイア後の時間は、高度成長期の1960年代と比べても、約10年延びているのです。

長生きするということは、とても素敵なことです。しかし、私たち人間は生きていくためにはお金が必要です。寿命が延びているということは、それだけ自分で用意しなければいけない資産の額が増えているということなのです。


日本の平均給与は、この数十年間増えていない

では、給与は増えているかというと…

令和元年の平均給与は436万円です。残念ながら、日本の平均給与はここ30年間、ほとんど変わっていません。

実際に、女性は高いポジションにつく人が増えたり、パートや短時間労働からフルタイムに変わったりして、平均給与は少し伸びています。しかし、ずっとフルタイムで働いてきた男性の給与は増えていません。

ということは、努力して働き方を変えたりしない限り、今のままでは給与は増えないということなのです。


年金だけでは豊かな生活は送れない…

多くの方の場合、リタイア後の唯一の収入は年金です。

では、65歳からどのくらい受給できるのかといいますと…

平成30年のデータでは、自営業などで、国民年金のみを受給している方の場合は、月額で平均55,708円です。

会社員などで、国民年金と厚生年金を受給している方の場合は、月額で平均143,761円を受給しています。

この金額で豊かなリタイア後の生活ができるかというと…どうでしょうか?

日本は少子高齢化が進んでいます。

年金制度は5年に一度見直されているため、将来的に破綻はしないと思いますが、状況に合わせて見直され、受給額が調整されていくことは明らかです。

今以上にもらえることはないのです。


資産は自分で築いていくもの

寿命は伸びている

給与は増えていない

年金は今以上にもらえない

これは、現時点で分かっていることです。すでに分かっているこれらの課題について、今私たちができることは何でしょうか?

それは、今から資産をしっかりと準備していくことです。

資産は一夜にして築けるものではありません。

しかし、時間を味方につければ、それなりの資産を築くことは可能です。

資産形成にはやり方があります。より効率的なやり方、失敗しないやり方があります。

そして、これらをやっていた方とやらなかった方との差は、今後益々大きくなっていくでしょう。

高度経済成長期のように、自然と給与が上がっていく時代は終わりました。

これからは、ゴールを見据えて、積極的に自ら資産形成をしていく時代なのではないでしょうか?




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