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「ハイブリッドFP研究会」の趣旨⑤(なぜ、ハイブリッドFPが必要なのか?後編)

こんにちは。FPオフィス「あしたば」の安藤です。

ハイブリッドFP研究会の立ち上げ趣旨の根幹である「なぜ、ハイブリッドFPが必要なのか?」について前回(前編)に続いて解説します。

前編のおさらい

ハイブリッドFPが必要な理由を一言で言うと

多くの生活者に寄り添い続けるサポートができる、唯一のスタイルだから

生活者がFPに求めていること(ニーズ)

  1. 安心して相談でき、相談者の将来への希望や不安を深く理解し、その想い・気持ちに寄り添った提案をしてもらえる(顕在・潜在ともに)

  2. 安心してセミナーや研修を受講でき、お金についてリテラシー・経験値に応じて必要な知識・情報を分かりやすく教えてもらえる

  3. 具体的な金融商品を検討する際に、FP・売り手側の手数料収入を優先せず、相談者側のニーズに沿ったものを提案してもらえる

  4. 具体的な金融商品の申込・買付をする際に、手続きが完結するまで実務的なサポートをキッチリしてもらえる

  5. 「何回か相談した」「商品を購入した」で疎遠になるのではなく、信頼のおける人にその後の継続的なフォローをしてもらえる

ハイブリッドFPは、揺るがない信念と顧客本の姿勢をもとに、知識・経験値を向上させるべく日々励んでいる事業者であれば、上記ニーズの全てに応えることができます。

すなわち、生活者に寄り添い続けることができる存在なのです。

ハイブリッドFPなぜ、生活者のニーズを「全て」満たすことができるのか?

前編では、セールス型FPとフィーオンリー型FPでは全てのニーズを満たすことができないという事実と、その理由について解説しました。

ハイブリッドFPが全てのニーズを満たすことができる理由は、簡単に言えばセールス型FPとフィーオンリー型FPが「できることの両取りとできないことの補填(ほてん)」をしているからということになります。

セールス型FPはニーズ④の金融商品への加入・申込手続きを完結できるように、実務的なサポートをすることができます。

フィーオンリー型FPは、ニーズ①②の丁寧なヒアリングと顧客の想いに寄り添った提案をするスキルや、受講者のレベルに合わせた分かりやすい金融教育を実施することができます。

ハイブリッドFPはこれら①②④を両取りするスタイルです。

またニーズ③は、セールス型FPが商品販売資格があるにも関わらず満たしておらず、フィーオンリー型FPは商品販売を一切しないので事実上不可能と言えます。

ニーズ⑤は一概に言えませんが、傾向としてセールス型FPもフィーオンリー型FPも長期的に寄り添い続けるスタンスの事業者は稀なので、満たしていないと言えるでしょう。

一方ハイブリッドFPであれば、商品も取り扱いますがその手数料収入に依存していないので、顧客本位な提案をできます。

転勤や担当変更もなく、かつ商品のメンテナンスも含めて長期継続的なフォローをするのがハイブリッドFP。

まさしく、生活者に寄り添い続けることができる唯一の存在だと思うのです!

もちろんですが、ハイブリッドFPも全ての事業者がそうであるとはいえず、私たちも含めて日々研鑽を重ね続ける必要があります。

そんなハイブリッドFPを日本中に増やしたい!

それがハイブリッドFP研究会を立ち上げた理由です。

今回は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

安藤宏和